「自社サービスを広めたい」「もっと多くの人にこのプロダクトを知ってほしい」このような気持ちで日々の仕事に取り組んでいるつもりでも、なかなか成果が出ずにもがいている若手ビジネスパーソンは少なくないのではないでしょうか。
発音専門のオンライン英語コーチング「ハツオン」を提供するMeRISE株式会社の新卒2年目・川上ゆりさん(24)は、「ハツオンを日本で一番のサービスに成長させたい」という志を抱いています。
彼女はなぜ、発音に特化したサービスに思い入れがあるのでしょうか?日本一を目指すために彼女が日々意識していることとは?川上さんを取材しました。
発音学習に特化した「ハツオン」
MeRISE株式会社は「世界への挑戦をもっと身近に」を企業理念に掲げ、日本国内における英語コーチングや英会話スクール、フィリピン・セブ島での英語留学スクールなどを運営しています。
同社は9月、発音専門のオンライン英語コーチングサービス「ハツオン」をローンチ。
2カ月間という短期集中型かつ、日本人トレーナー・フィリピン人講師2人・受講者の4人体制のため、モチベーション低下などによる挫折が起こりにくいのだそう。
英語初学者向けの「イングリッシュスタートプラン」および、英語中級者向けの「ネイティブマスタープラン」の2プランを用意。メインターゲットは英語の発音に悩むビジネスパーソンです。
「どの会社よりもワクワクする!」
川上さんは、7カ月間にわたる同社でのインターンを経て、2020年4月に新卒入社。当初はセブ島の語学学校で留学サポートの担当をしていましたが、コロナ禍の影響により同年5月に帰国しました。
その後、ハツオンの立ち上げに携わることになり、現在は体験レッスン受講者への対応業務などに従事しています。
-----MeRISEに入社された経緯について教えていただけますでしょうか。
川上さん:大学時代に2度、フィリピンへ留学したことがきっかけで、英会話や英語に関わる仕事がしたいと思っていました。
そのため、就活真っただ中の時にMeRISEの「インターン生募集!」という投稿を見つけ、即応募したことを覚えています。
インターンでは主に、体験レッスンを終えた生徒さんとの面談やフォローを担当していました。
-----何が決め手となり、正式入社に至ったのでしょうか?
川上さん:インターン期間中、定期的に経営陣3人がインターン生に向けてプレゼンを行う機会がありました。そのプレゼンを聞いて、「どの会社よりもワクワクする!」と感じたことが決め手でしたね。
「日本において"フィリピン人=英語講師"という世界観を実現する」というビジョンにも強く共感しました。
2度の留学経験を通じてフィリピン人の魅力はすでに知っていましたし、フィリピン人が英語講師として活躍することが、世界に羽ばたく日本人を増やすことにも繋がると信じているからです。
セブ島の語学学校で得られた気づき
川上さんがハツオンに強い想いを抱いているのには、入社当初に身を置いていたセブ島での経験や気付きが大きく影響しているようです。
-----入社当初はセブ島でお仕事されていたのですね。
川上さん:はい、社会人限定の語学学校で生徒さんのサポートを行っていました。
コロナによりすぐに帰国となってしまったのは非常に残念ではありましたが、学校の卒業生へのアンケートを通じて「発音に関する学習」や「他の学生や講師との交流」に非常に高い満足度が見られたことは、次に繋がる大きな収穫だったと捉えています。
特に「発音のレッスンが新鮮でとてもよかったです!」という声を生徒さんから直接いただいたこともあり、日本人の英語学習者にとって発音に特化して学習できる環境はとても貴重なのだと気づくことができたのです。
-----「意外な結果」だったということですか?
川上さん:意外でした。「ビジネス英会話の学習が、一番ニーズが高いだろう」と思い込んでいた部分があったので、こんなに発音に悩んでいる方が多くいらっしゃるのだと驚いたと同時に、その悩みを解決できる場をつくらなければ!という想いにも駆られました。
-----そうしてハツオン立ち上げに従事することになったのですね。これまでに最も印象に残った生徒さんのお話をお伺いできますでしょうか?
川上さん:一番最初の問い合わせから対応させていただいた、女性の生徒さんがとても印象に残っています。
「英語は苦手」「でも、海外赴任の夫についていくため、仕方なく英語を学ばなければならない…」と、とても弱気な気持ちでスタートされた方だったのですが、専属トレーナーの支えもあり、挫折せずに2カ月間の受講を終えられました。
その後、「自信が持てるようになりました」「夫の赴任先に無事、行くことができました」と直接ご連絡をいただいた時は本当に嬉しかったですね。
このように「あの時、一歩踏み出して良かったです」「英語力があがりました」とご報告をいただく瞬間に、いつも励まされています。
いかに"感動"を生めるか
「ハツオンを、発音に特化した日本一のサービスにしたい!」と意気込みを語る川上さん。そのために、日ごろどんなことを意識して仕事に臨んでいるのでしょうか。
-----仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?
川上さん:まず、自分の大切な人に自信をもって勧められるサービスをつくること。そのためには生徒さんの成果にしっかり責任を持ち、こだわる必要があると考えています。
また、お客様の期待を常に越えることにもこだわっています。
-----期待を超えるとは、具体的にどういうことでしょうか?
川上さん:"感動"していただくことです!「思っていたよりも成果が出た」「こんなところが、予想以上によかった」など、感動を覚えると、人って「誰かに勧めたい」「また挑戦したい」と思えますよね。
私自身も大学時代のフィリピン留学で、自分とは全く異なるバックグラウンドを持つさまざまな世代の人と一緒に学んだことで、自分の世界観がぐっと広がり、"感動"したからこそ今に繋がっていると考えています。
ただ、お金をいただいている以上、「サービスをご提供する」ことは当たり前。そこで「自分がいかに付加価値をご提供できるか」が"感動"を生めるかどうかにかかわってくると思います。
そのため、「今求められていることは何か」「ここで、こういうフォローが必要なのでは?」「どうやったら生徒さんの成功に繋がるか?」など、自分なりに考えながら常に先回りして動くことを意識しています。
「世界の挑戦をもっと身近に」を体現したい
-----最後に、キャリアにおける今後の展望をお聞かせください。
川上さん:まずは、誰にも負けない自分の強みを見つけたいです。「これだけは任せてください!」と言えるようなひとつを見つけられたら、新たなチャンスにも巡り合えるのではないかと考えているからです。
長期的には、MeRISEの企業理念にある「世界の挑戦をもっと身近に」を体現できるよう、自分自身も世界をまたにかけて活躍できる人材になりたいです!
これまでの経験から「発音に特化した学習には必ず需要がある」と確信したからこそ、ハツオンを日本一のサービスにすべく奮闘しつづける川上さん。
「期待値を超える」「"感動"を目指す」という積極的な彼女の姿は、私たちひとりひとりに「自分は"感動"を生み出せているだろうか?」と自問自答するきっかけを与えてくれそうです。
出典元:MeRISE株式会社
出典元:ハツオン
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