最近では、「転職を視野に入れたうえでファーストキャリアを選ぶ就活生」や「第二新卒を積極的に募集している企業」なども増えています。自分のキャリアは自分で考える…そんな時代に突入しているとも言えるのではないでしょうか。
ただ「転職を成功させるためにはどんなスキル、資格を身につければいいのか」と不安に感じている人もいるでしょう。
株式会社ビズヒッツは、転職経験者500人を対象に「転職で役立ったスキルに関する意識調査」を実施。9月22日(水)に調査結果を公開しました。
転職を成功に導く資格とは
同調査の対象となったのは、転職を経験した人たち500人(女性291人、男性209人)です。調査は7月28日(水)~8月10日(火)の約2週間にわたって行われました。
「転職に役に立った資格は何ですか?」という質問に対して、第1位は「OAスキル」、第2位は「コミュニケーションスキル」、第3位は「語学スキル」でした。
ここまでは、ビジネスパーソンにとって「必須スキル」と言えそうですが、注目すべきはさらに下位のスキルかもしれません。
経理、クリエイティブ、プログラミングの資格はニーズが高い
第4位は「経理系資格・スキル」でした。経理系の資格の代表的なもののひとつに日商簿記があります。簿記1級ともなると税理士の試験を受験する資格が得られるほどの、難易度が高い資格となります。まずは簿記2級の合格を目指すのがビジネスパーソンにとってのファーストステップといえそうです。
第5位は「クリエイティブスキル」です。クリエイティブスキルとは具体的に、Webデザインのスキル、Adobe社のPhotoshopやIllustratorなどが該当するでしょう。
ほかには、書かれた文章の読みづらいところ、ねじれなどを修正する「校正」の資格などがあります。ツールを導入するのが難しい人、文章を扱う仕事に興味がある人は、校正に関する資格を勉強してもよいかもしれません。
第6位は「IT・プログラミング系スキル」でした。プログラミングとひと言でいっても言語はいくつもあり、どのような言語を習得するかで、関わる業務が変わってきます。たとえばスマートフォン向けアプリの開発であれば、iOSはSwift(スウィフト)、AndroidであればJavaやKotlin(コトリン)といった言語です。プログラミングを勉強するならばまず「どのような業務を仕事にしたいのか」というゴールを決めてから勉強する言語を選ぶことが近道となりそうです。
第4位以降の資格やスキルに共通していることは「業務に欠かせないもの」であることです。その資格やスキルがなければその仕事に就くことができないために、資格やスキルを持っていることそのものがひとつの価値になり得ます。
将来的に転職を考えている人は、資格を取って足元を固めてから具体的な転職活動に進むことで、自信をもって次のキャリアへと踏み出すことができるのではないでしょうか。
同アンケートについての詳しい情報は、プレスリリースでご確認ください。
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