企業ロゴや広告宣伝に使うポスターなどのデザインを手掛ける人はもちろん、プレゼンテーションの資料なども含めれば、多くのビジネスパーソンが日々仕事で“デザイン”に関わっています。
デザインは一部のクリエイティブな人たちの特別な仕事ではありません。それゆえ、創作活動に慣れない人にとって、デザインを生み出す作業は難しい…と感じることもあるでしょう。
株式会社エムディエヌコーポレーションは、書籍「鬼フィードバック デザインのチカラは“ダメ出し”で育つ」を発売しました。デザインが得意な人にも苦手な人にも参考になりそうな同書で、スキルを磨いてみてはいかがでしょうか。
元・任天堂デザイナー前田さんによるデザイン千本ノック
著者・前田高志さんが運営する「前田デザイン室」で生まれたデザイン千本ノック、“鬼フィードバック"を書籍化した一冊。
前田デザイン室では、挑戦者のデザイン案に対し、欠けている要素や視点を、元・任天堂デザイナーの前田さんがひたすらフィードバックしているそうです。
そのデザインが何のためのものなのか、どのような利用シーンを想定してるのかといった問いに始まり、様々なバリエーションを検討しながら、最後にミリ単位の微調整を経て完成に至るまで、鬼のような量のコミュニケーションラリーを体感できるとか。
最初は焦点の定まっていなかったデザインが、次第にブラッシュアップされていき、デザインの訴求力と、チャレンジャーのデザイン力が格段に向上していく様子が手に取るようにわかるとしています。
洗練されたデザインが生まれるまでの裏側を、ユニークにわかりやすく伝える同書は、幅広いビジネスパーソンにとって興味深く、また楽しみながら読み進めることができそうです。
チャレンジャーと前田さんとのやり取りから、実際にあなたがデザインに関わる際に留意すべき点も、おのずと明らかになってくるでしょう。明日の資料作りに活かせるアイデアやヒントが見つかるかもしれません。
経験値を育てる
まだ完成していないデザインは、見る人に違和感を与えることが多いそうですが、そのデザインに足りないものを見抜くには経験値が必要だといいます。
「ここに違和感がある」と気づく視点、「何が問題なのか」を捉える視点、そして「では、どうすれば良くなるか」と解決できる視点などを養うことができれば、"なんとなくパッとしない"あなたのデザインにも変化が生じるかもしれませんね。
同書は、対話形式で楽しみながらデザインの本質を学べるうえ、ブラッシュアップの過程を通じてデザインの思考を体感でき、同時にダメ出しへの耐性が身につきます。これは日々の仕事にも活きてくるに違いありません。
また、デザインのアイデア出しのヒントが得られるという同書は、デザインができていく過程を体感したい初学者をはじめ、デザインを見る力・捉える力・考える力を養いたい人や、フィードバックの方法論を学びたい人にもおすすめとしています。
【本書の内容】
■Introduction 鬼フィードバックとは
■Chapter1 バナー
■Chapter2 名刺
■Chapter3 チラシ
■Chapter4 サムネイル
■Chapter5 プレゼン資料
■Chapter6 POP
■Chapter7 ポスター
■Chapter8 企業ロゴ
価格は2200円(税込)。著者紹介など詳細についてはプレスリリースをご覧ください。
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