HOMEビジネス 「D2Cビジネス」の差別化、どうしてる?632人に調査/ネオマーケティング調べ

「D2Cビジネス」の差別化、どうしてる?632人に調査/ネオマーケティング調べ

長澤まき

2021/09/21(最終更新日:2021/09/21)


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イメージ画像:Adobe Stock

近年注目が高まっている、製造者が顧客とダイレクトに取引する“D2Cビジネス”。「将来、自分のブランドをつくりたい」「D2Cで起業したい」と考えている若手ビジネスパーソンもいるのでは?

株式会社ネオマーケティングは9月17日(金)、全国の20~69歳の男女632人を対象に実施した「D2C」をテーマとしたインターネットリサーチの結果を発表しました。

D2Cビジネスに実際に関わっている人や検討している人は、どのような課題を抱えているのか?起業の参考にしてみてはいかがでしょうか。

商品&世界観で差別化

9月2日(木)~6日(月)にかけて、D2Cビジネスに実際に関わっている人、または検討している人に調査を実施。

商品開発をしていくうえで、どのようにして他者との差別化を図ろうとしているか聞いたところ、「商品の機能面(配合成分等)での差別化」と「商品のブランド世界観やストーリー性での差別化」がともに約60%という結果に。

ブランドにとって、世界観やストーリー性による差別化は、商品機能の差別化と同じくらい重要だと認識されていることがわかりました。

世界観を創るうえでの課題とは

しかし、世界観やストーリーによる差別化はそう簡単ではないようです。

商品開発における課題を聞いたところ、29.4%が「商品のブランド世界観やストーリーがないこと」と回答。

自社で顧客分析を行うなどしてブランドの世界観やストーリーを創ろうとしているものの、「顧客分析が活用できていない」「社内の見解・解釈の問題」「世界観やストーリーを創るうえでの商品力」といった点で課題を感じているようです。

「知見のある人がいない」が目立つ

また、D2C事業のサイト制作で感じている課題1位は「社内に知見のある人・デザインできる人がいないこと」。集客で感じる課題の1位も「社内に知見のある人がいないこと」という結果に。

知見のある人材不足に悩んでいるD2C事業者が多いようです。

詳細は同社プレスリリースを参照。

注目が高まっているD2Cビジネスですが、さまざまな課題が存在するようです。

いざ起業した際にスムーズに事業を展開するために、あらかじめ差別化につながるブランドの世界観やストーリーを考えたり、一緒に事業を展開する仲間づくりなどを進めたりしておいたほうがよいかもしれませんね。

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