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お葬式にふさわしい靴は?女性・男性・子供別におすすめの靴や避けておきたい靴などを紹介

U-NOTE編集部

2021/09/10(最終更新日:2021/09/10)


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お葬式に参列する際には、喪服を着ていく必要があることはわかっていても、どのような靴を履いていけばいいかわからない人も多いでしょう。

本記事では、お葬式にふさわしい靴の色や素材、女性・男性・子供別におすすめの靴などを紹介。避けておくべき靴も理由とともに解説しているので、ぜひ参考にしてください。

本記事の内容をざっくり説明
  • お葬式にふさわしい靴の色・素材・デザイン
  • 男性・女性・子供別のお葬式におすすめの靴
  • お葬式で避けておきたい靴の特徴

 

お葬式にふさわしい靴の色・素材は?

お葬式に参列する際には、洋服にマナーがあるように、靴にも気を配る必要があります。では、どのような靴が適切だとされているのでしょうか。以下では、お葬式にふさわしい靴の色・素材をご紹介します。

 

お葬式に適した靴の色

お葬式に適した靴の色は、「黒色」です。就活やビジネスシーンでは、茶色、グレーなどの落ち着いた色も許されますが、お葬式には適しません。基本的に黒色の靴を選ぶようにしてください。

意外と忘れがちですが、中敷きも注意しておくことをおすすめします。中敷きは黒だけではなく明るすぎないグレーやネイビーでも問題ないです。派手な中敷きではないかだけ、確認しておくと靴を脱ぐシーンでも安心です。

 

お葬式に適した靴の素材

お葬式にもっとも適した靴の素材は、合成繊維やポリエステルなどの布製の靴です。布製の靴だけでは選択肢が狭まりすぎるため、本革や合成皮革の靴もOKだとされています。

ただし、本革や合皮の靴でも光沢がありキラキラした靴はNG。カジュアルに見えてしまう可能性があり、周りが黒の靴を身につけているので悪目立ちしてしまう可能性があります。

 

お葬式に適した靴のデザイン

お葬式に履いていく靴のデザインは、シンプルなものほど望ましいです。

リボンが付いていたり、キラキラ光る金属や飾りがついていたりと派手な装飾があるものは避けておくと懸命です。

また、動物のファーは殺生をイメージさせてしまうのでお葬式にはおすすめしません。

 

お葬式にふさわしい女性の靴

では次に、女性・男性・子供別にお葬式のときにふさわしい靴について具体的に紹介します。

まずは、女性の靴からご紹介します。女性の靴はデザインヒールを加味して選ぶことがポイントです。

女性の靴でおすすめのデザインは、つま先が丸いものや角張ったものです。サンダルのようにつま先が開いているものは、カジュアルに見えるのでお葬式には適しません。また、つま先が尖ったものはスタイリッシュすぎる印象になる可能性があるので、避けておくほうが無難です。

ヒールは太めのものを選び、高さは3~5㎝のものが好ましいです。ヒールが細いと歩くときに音がなってしまい厳かな雰囲気で悪目立ちする可能性があります。一方、ヒールが太すぎるとカジュアルに見えるので、歩いても音がならず歩きにくくないものを選ぶことおすすめします。

未成年や妊婦の場合や、ヒールが苦手な場合は、ヒールのない靴を履いても全く問題ありません。

 

お葬式にふさわしい男性の靴

次は、お葬式にふさわしい男性の靴を紹介します。男性の靴はつま先のデザインと靴の羽根と呼ばれる靴紐を結ぶ部分に注目するといいでしょう。

男性の靴のデザインで最もふさわしいのは、ストレートチップと呼ばれるつま先に横一文字に縫い目があるものです。つま先に何もデザインがないプレーントゥでも問題はありませんが、つま先部分にたくさんのデザインが入ったおしゃれなウィングチップはふさわしくありません。

また、靴の羽根のデザインは、内羽根と呼ばれる靴紐を通すところが靴の内側に縫われている靴がおすすめです。スニーカーのように靴紐を通すところが靴の外側に縫われている靴はカジュアルに見えるので、お葬式には適しません。

 

お葬式にふさわしい子供の靴

最後にお葬式にふさわしい子供の靴をご紹介します。

子供の場合、靴のサイズが成長につれて変わってしまうのでお葬式のために準備するのは難しいもの。

そのため、派手な色ではない場合は、スニーカーやローファーなどのデザインでも問題ありません。

ただし、歩くと音がなるような靴や、ライトが光るような靴はお葬式にふさわしくないので避けておきましょう。

 

お葬式では避けておきたい靴

お葬式に適した靴を紹介しましたが、急なお葬式の場合「上記で紹介した靴を持っていない……!」というケースもあるでしょう。

お葬式では、マナーとして避けておきたい靴があります。急なお葬式への参列の場合は、以下のような靴は避けるようにしておくと安心です。

 

1.金具が目立つ靴

悲しんでいる遺族に、キラキラとしたお祝い事を彷彿させる金属は良くないという考えから、金具が目立つ靴はお葬式には適さないとされています。

キラキラするゴールドの金属でなく、マット加工されているものや、シルバーの金属でも気にする人がいる場合もあります。

金具付きの靴は遠くから見ても目立ってしまう可能性が高いので、なるべく履いていかないことをおすすめします。

 

2.スエードやエナメルの靴

スエードやエナメルの靴はおしゃれですが、カジュアルに見えてしまう可能性が高いです。お葬式では喪服を着ている人が多く参列するため、カジュアルな雰囲気だと悪目立ちしてしまう可能性があります。

また、蛇やクロコダイルのような動物柄の靴は殺生をイメージさせてしまうので、お葬式には向きません。

 

3.デザインや色が派手・光沢感が目立つ靴

厳粛なお葬式は、派手な靴やキラキラとした靴は避けましょう。

また、ローファーやスニーカーのようなカジュアルなデザインの靴もできれば避けておきましょう。

葬式では靴を脱いだり、人の前を歩いたりと靴が目に入る機会も多いもの。足元に気を抜かずに靴を選ぶことをおすすめします。

 

お葬式に履いていく靴の相場

お葬式に履いていく靴をこれから用意する場合、どの程度の値段のものを買えばいいのかわからない人もいるのではないでしょうか。

お葬式用の靴は、4000〜5000円程度でマナーを守った靴を購入できます。履く機会の少ないお葬式用の靴の場合は、高級なものを買う必要性はありません。

また、子供の靴の場合はなおさら履く機会が少ないでしょう。無理に上質な靴を買わず、お葬式にも履いて行ける靴、という役割を任せられるような黒色の靴を買ってもいいのではないでしょうか。

 

お葬式のときには靴だけでなく靴下やストッキングにも要注意

お葬式のときには靴だけでなく靴下やストッキングにも気を配る必要があります。

男性の場合、靴下は黒であることが望ましいです。また、靴を脱ぐ場合に備えて、五本指の靴下や穴が空いた靴下を履かないように注意しましょう。

また、短い丈の靴下の場合、座ったり立ったりする際に肌が見えてしまいます。靴下の丈は、ふくらはぎ程度あるものを選ぶことをおすすめします。

女性の場合、素足で靴を履くことは避けておきましょう。無地かつ黒色のストッキング、肌が少し透ける30デニール以下のものが好ましいとされています。

冬の場合や高齢の人、妊婦は、風邪を引かないように厚いストッキングを履いても問題ありません。

 

お葬式の靴に関するQ&A

以下ではお葬式のときの靴に関するよくある質問に答えていきます。お葬式のときの靴選びに悩んでいる方は参考にしてください。

 

茶色や白の靴ははいてもOK?

「茶色や白の靴なら大丈夫ではないか」と思っている人もいるのではないでしょうか。

お葬式に靴の基本は黒です。黒がない場合、時間がある場合は購入するほうが賢明です。どうしても靴がなく買う時間もない場合は、ダークグレーやダークブラウンの落ち着いた色の靴を選ぶことをおすすめします。

子供の場合は、白や茶色の靴を履いても許されますが、あまりにも華美なものは避けておきましょう。

 

冬の時期はブーツもOK?

冬の寒い時期はブーツを履かないと寒くて体調を崩してしまう、という方もいらっしゃるかもしれません。風邪を引いてしまったら元も子もないので、ブーツを履いてお葬式に行くのは問題ありません。

しかし、暖かい部屋の中に入ったらお葬式に適した靴に履き替えるほうが無難でしょう。臨機応変に対処できるように、靴を持ち歩くことをおすすめします。

 

あわせてチェックしておきたいお葬式にふさわしい服装

靴と同様に服装や小物もお葬式に適したものがあります。かばんや数珠、喪服などにも気を配らなければいけません。

例えば、かばんも靴と同様に黒色のものを持っていく必要があります。また、大きすぎるかばんはお葬式にはむかないので注意しましょう。

お葬式にどのような服装を着ていけばいいのか不安に思う人は「お葬式・お通夜にふさわしい服装は?男性・女性・子供別に喪服のマナーや気をつけたい小物を紹介」を参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

ふさわしい靴を履いて、故人との最後のお別れを行おう

本記事のまとめ
  • お葬式に適した靴は黒色・皮製・シンプルなもの
  • 女性はデザインとヒール・男性はつま先のデザインと靴の羽根をチェック
  • 靴下やストッキングにも気を配る

本記事ではお葬式に適した靴のデザインや色、素材などを詳しくご紹介しました。

大切な人が亡くなってしまうと、マナーが抜け落ちてしまうかもしれません。しかし、最後の別れの時間を居心地のよいものにするため、そして故人や遺族に敬意を払うためにも、マナーを守った装いができるとよいでしょう。

本記事を参考にお葬式に適切な靴を選んでみてはいかがでしょうか。

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