HOMECareer Runners 「自分の強みと弱みを開示する」ニット新卒第1号インターン生が実践する、巻き込み力の磨き方

「自分の強みと弱みを開示する」ニット新卒第1号インターン生が実践する、巻き込み力の磨き方

白井恵里子

2021/08/26(最終更新日:2021/08/27)


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高橋悠菜さん/提供:株式会社ニット

仕事をするうえで、どうしても一人でできることは限られてしまいます。

しかし、「もっと人を巻き込んで大きなことがしたい」と思っていても、なかなか人との距離が縮められず頭を抱えてしまうことはありませんか?

株式会社ニットの新卒第1号としてインターン活動中の高橋悠菜さん(21)は、内定者でありながら同社の新卒採用を担当。学生向けのコンテンツを作成したり、ウェビナーを企画・運営したり、すでに社内外を巻き込みながら力強く業務を遂行しています。

そんな高橋さんに、人を巻き込むために大切な考え方について話を聞きました。

「未来を自分で選択できる社会をつくる」

株式会社ニットは「未来を自分で選択できる社会をつくる」というビジョンを掲げ、2015年よりフルリモート前提で創業。現在、約400人が日本全国・世界33カ国からオンラインで業務を遂行しています。

オンラインアウトソーシングサービス「HELP YOU(ヘルプユー)」を運営しており、このサービスではバックオフィス系の業務(人事、経理、営業事務、資料作成など)をオンラインアウトソーシングとして請け、コア業務に集中できる環境作りに貢献しています。

同社は2020年に初めて新卒採用を行い、第1号となる内定者が高橋さんなのです。

提供:株式会社ニット

やりたいと思ったことに対してチャンスがもらえる

高橋さんは、2022年正式入社に先駆け、今年5月に内定者インターンとして活動を開始。現在は新卒採用担当として、採用活動や採用広報の仕事に従事しています。

-----どのような軸で就活をしていたのですか?

高橋さん:2020年6月に就活をスタートした当初は、「大好きな韓国に関わる仕事がしたい」という想いが強く、ニットではなく別企業でインターンもしていました。しかしそのインターン先では社内交流があまりなかったことに加え、自分が「これ、やってみたい!」と手を挙げても周囲の反応は薄く、実際に行動に移すことはできませんでした。

そうした環境に違和感を抱き、「自分がやりたいと思ったことに対してチャンスがもらえる会社で働きたい」と思うようになり、そこからこの想いを軸に就活を進めていくことにしたんです。

-----そうしてニットに出会ったのですか?

高橋さん:そうですね。実は就活を始めるずっと前に、知り合いから「株式会社ニットという会社があなたに合うと思う」と言われたことがあり、その理由は未だに不明なのですが(笑)、その言葉を思い出して何となく会社のサイトなどを見てみたことがきっかけでした。

たまたま「新卒募集!」と謳っていたため、説明会に参加したという流れですね。

-----そこから、どのようにして内定に至ったのですか?

高橋さん:今年4月頃上京するタイミングでオフィスを訪問し、広報担当者や社長と話した時に、一気に話が進みました。

ニットの「"勢い"や"やり切る精神"を持った若手がほしい」という想いと、私が比較的得意とする行動力や人を巻き込む力がたまたまマッチしたのだと思います。

私としては「未来を自分で選択できる社会をつくる」というニットのビジョンに共感したことと、「ここでなら自分のバリューを発揮して成果を出せる」と確信したことが入社の決め手となりました。実際に内定者としてインターンを始めてから、この確信はどんどん確固たるものになっていったのですが。

-----具体的にはどのような部分でしょうか?

高橋さん:まさに「自分がやりたいと思ったことに対してチャンスがもらえる」と実感したんです。

新卒第1号ということで、当時は同期が一人もいなかったことから、「私に新卒採用させてください!」と手を挙げたら、すんなり「やってみたら?」と言ってもらえました。

そこから、就活生向けの記事を内定者目線で作成したり、就活生向けのウェビナーを開催したり、初めての試みにどんどんチャレンジすることができました。

提供:株式会社ニット

「失敗を怖れないこと」を大切に

このように、自ら手を挙げて、内定者でありながら採用を担当することになった高橋さん。とても楽しそうに活動内容について話してくれました。

-----採用活動を始めてみて、いかがですか?

高橋さん:難しさと楽しさを一度に味わっています!

主に集客の難しさに直面していますが、コンテンツを作成したり、知り合いのツテで広げていくという体当たり的なアプローチをしたり、「やれることは全部やる!」という精神で突き進んでいます。

同時に、例えばウェビナーに参加してくれた学生さんから「参加してみて、考え方が変わりました」など嬉しいフィードバックをもらえた時などは素直に嬉しいですね。

-----うまくいかなかったこともありますか?

高橋さん:もちろんです!「失敗を怖れないこと」を大切にしているので、失敗したエピソードはたくさんあります。

例えば、初めて就活生ウェビナーを企画・運営した時。開催後に他の社員から「構成が不自然だった」とフィードバックをもらい、「確かにそうだったかも…」と自分でも反省したことがあります。

でも、この経験があったからこそ、フィードバックや自分の反省を活かして次のウェビナーに向けて内容を改善することができました。参加学生の満足度も高く、「この失敗があってよかった」と思っています。

失敗した時や壁に直面した時、挑戦することをやめてしまうと前に進めなくなってしまうので、私は「失敗してなんぼ」と考えていますし、フィードバックに対しては「素直さ」を大切にしています。

提供:株式会社ニット

強みだけではなく弱みも開示する

-----すでに社内外のさまざまな人を巻き込んで力を発揮している様子が伺えますが、「人を巻き込む」秘訣があれば教えていただけますでしょうか?

高橋さん:「勝てる舞台(得意分野)では人を助け、勝てない舞台(苦手分野)では人に助けてもらう」こと。自分の強みだけではなく弱みも開示することで、周囲と助け合うことができるという意味です。実はこれ、小学生時代に気が付いた考え方なのですが(笑)。

-----小学生時代に、何があったのですか?

高橋さん:バスケ部で成績の良かった私は、少し天狗になっていて、周囲から「悠菜って先輩や監督にも気に入れられていて調子に乗っている」と影で言われていたんです。そのことを知った時、ショックを受けたと同時に「私、皆が思っている程すごい人間じゃない!」と思って…。

それから、自分の弱みを意識的に見せるようになりました。すると皆が自分のところに来てくれるようになり、キャプテンにも就任することができました。

-----なるほど、その考え方が今でも残っているんですね。

高橋さん:残っているというよりも、就活時に改めて「この考え方って、本当はすごく大切なのかもしれない」と気づきました。

例えば、ある企業の1DAYインターンシップに参加した時。「自分はここができないから、これはあなたがやって!」「私はこっちをやるね」と、うまく助け合う環境を自ら作れたことが結果に繋がった経験があります。この時に"弱みを意識的に見せること"の大切さを改めて実感しました。

そのため、人を巻き込み助け合うために、強みだけではなく弱みも開示することを心がけています。

未来を自分で選択するロールモデルに

-----最後に、今後の展望についてお聞かせください。

高橋さん:未来を自分で選択するロールモデルになりたいです。

働く場所や一緒に働く人など、社会に出るとそういった選択肢が少なくなってしまうと感じています。しかし「ここで働きたい」「この人と一緒に仕事がしたい」「プライベートではこれがしたい」と、社会人になってからも自ら選択できる世の中にしていきたいですね。

ニットのメンバーは東京・宮城・大阪・福岡など全国各地に、そしてアメリカ・フランス・ドイツなど世界33カ国に住んでいるので、「未来を自分で選択」を体現している人たちばかり。将来的には私自身もロールモデルとなって、ニットの目指す社会の実現に貢献していきたいです。

提供:株式会社ニット

行動力や巻き込み力を発揮しながら、既に社内に新しい風を巻き起こしている高橋さん。

新しい環境や就活などではつい自分の得意分野や強みをアピールすることに意識がいってしまいがちですが、「人を巻き込みたい」「もっと大きな成果を出したい」と思ったら、彼女のようにまずは「弱みを開示する」ことから始めてみてはいかがでしょうか。

出典元:株式会社ニット
出典元:HELP YOU

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