コロナ禍の影響もあり、昨今急激に需要が高まっているITエンジニア。「実務経験はないけれど、プログラミングスキルを学んでエンジニアに転身したい」と思っている若手ビジネスパーソンも少なくないのではないでしょうか。
IT・Web業界に特化した求人情報サイト「FINDJOB!」は7月、エンジニア採用を検討している企業135社を対象に「エンジニア採用に関する調査アンケート」を実施。8月18日(水)、その結果を公開しました。
半数以上の企業が「実務未経験エンジニアの採用に意欲あり」と回答。経験者の採用が難しくなりつつある今、未経験者にもチャンスが巡ってきているようです。
実務経験者のエンジニア採用「ここ1年で難しくなった」63%
調査結果によれば、63%の企業が、実務経験者のエンジニア採用について「ここ1年で難しくなった」と回答。
企業間で経験者エンジニアの採用競争が激化していることや、転職に保守的なエンジニアが多いこと、高い採用コストなどが理由として挙げられました。
57%の企業が実務未経験エンジニアの採用に意欲あり
では、その結果エンジニアの採用においてどのような変化が起こっているのでしょうか?
なんと、57%の企業が「実務未経験のエンジニアの採用をしたことがある」「採用したことはないが今後未経験の採用も検討している」と回答。
「経験者の採用より実務未経験者を採用し、育成した方が早いと考えている」「積極的に学ぶ姿勢が見られる」などの理由から、未経験者の採用に前向きな企業が増えているようです。
「実務経験がないから、エンジニアの転身は難しいだろう」と思っていた人にとって、チャンスと言えるのではないでしょうか。
重視するポイント「関係者と必要なコミュニケーションが取れる」
実際、実務未経験のエンジニアを採用した企業のうち約78%が、未経験エンジニアを採用してよかったと感じていることも判明しました。
では、未経験エンジニアとして転職に挑戦する際、どのようなことを意識すればよいのでしょうか?
調査結果によれば、実務未経験のエンジニアを採用する際に企業が重視するポイントとして一番多く挙がった回答が「関係者と必要なコミュニケーションが取れる」ことでした。次いで、「現状のエンジニアとしてのレベルに満足せず、学ぶ姿勢がみられる」「開発すること自体が好きである」が続きました。
入社後に育成していくことを考えると、やはりコミュニケーション力や積極的に学ぶ姿勢を求める企業が多いようです。受け身ではなく、自ら成長したいという意欲を持って、わからないところは積極的に学びにいく姿勢を持つことが、未経験エンジニアには欠かせない要素なのかもしれません。
未経験エンジニアとしての転職を考えている人は、転職準備や転職活動の参考にしてみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
調査対象:FINDJOB!ご利用企業の中でエンジニア採用を検討している企業担当者
調査方法:Webアンケート
調査時期:7月13日~7月31日
回答社数:135社
※調査結果の詳細についてはプレスリリースをご確認ください。
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