「実は仕事に活かしきれていない知識や特技を持っている」「今の仕事には満足しているものの、実は他にも興味がある仕事がある」などと感じている若手ビジネスパーソンもいるのでは?
ベルフェイス株式会社の双川皓紀さん(26歳)は、理系学部出身。新卒入社時にはエンジニアとしてのキャリアを一度差し置いたものの、2年目にエンジニアに。
他のさまざまな部署を経験してきたことが、エンジニアとしてのキャリアに深みを持たせているという双川さん。詳しく話を伺いました。
営業組織のDX戦略を共創し、変革を実現する
ベルフェイス株式会社のミッションは、「勘と根性の営業をテクノロジーで解放し企業に新たなビジネス機会をもたらす」こと。
同社が開発・販売をする「bellFace(ベルフェイス)」は、チームで売上を最大化するオンライン営業システムです。アプリインストールやURL発行などの事前準備が不要で、電話とPC・スマートフォンを使い、簡単に資料や画面の共有をすることが可能。ネットが苦手でも使いやすいのが魅力のひとつです。
商談の映像や会話を記録として残すことができるため、チームでの共有や分析に活用することで、営業組織のスキル向上やマネジメントの効率化を目指せます。
セキュリティ国際規格 ISO27001(ISMS) 認証を取得し、厳格なセキュリティ基準に則って運用を行っているため、大手企業や行政、金融機関等、さまざまな組織で導入されています。
「より良いものを世の中に提供していきたい」
-----双川さんがベルフェイスに入社しようと思った理由を教えていただけますか?
双川さん:「より良いものを世の中に提供していきたい」という思いがあったためです。コロナ禍でさまざまなもののオンライン化が加速しましたが、私が就職活動をしていたのは、コロナ禍の前。
bellFaceを知ったとき、「こんなことまでオンラインでできるんだ!今まで考えたこともなかった」と衝撃を受けたのを今でも覚えています。bellFaceをもっと世の中に広めて、一人でも多くの人に使ってもらいたいと思いました。
私は大学では理系の専攻だったのですが、弊社はエンジニア職に関しては、基本的に経験のある人材を中途採用する会社。つまり、新卒入社するということは、エンジニアとしてのキャリアを差し置くことを意味するのですが、それでもベルフェイスに入社したいという思いが強かったです。
-----プロダクトに対する強い想いがあったのですね。他に入社の決め手になったことはありますか?
双川さん:新しい働き方を実践していることにも惹かれました。
大学時代から自由な環境で、やりたいことに全力を注いで過ごしてきた私にとって、決まった「時間」「場所」「服装」を繰り返す毎日なんて耐えられないことでした。
今でこそリモートワークを導入している企業は珍しくありませんが、弊社はコロナ禍より前から、リモートワークを導入していました。実際に私は、今も福岡にいながら、東京や北海道など、全国各地にいる社内外の人たちと一緒に仕事をしています。
-----常に時代の先を走っている環境なのですね。
「新卒だから」がない
bellFaceの可能性や、社風に強く惹かれ、2020年4月にベルフェイス株式会社へ新卒入社した双川さん。実際に入社して、どのようなことを感じたのでしょうか。
双川さん:いい意味で、「新卒だから」がないと感じています。「新卒だから、これをしなければならない」とか、「新卒だから、これしか任せられない」ということがないのはもちろん、社歴に関係なく、さまざまなことに挑戦できる風土があります。メンバーも年齢や経験値に関係なくフラットで、話しやすい雰囲気です。
さまざまなことに挑戦できる社風は、私のキャリアパスにも表れています。
-----双川さんのキャリアパスとは、どのようなものでしょうか?
双川さん:私はbellFaceを販売する営業などのビジネスグループと、bellFaceで働く人を採用する人事などのHRグループ、そしてbellFaceを開発するエンジニアなどのシステムグループを経験しています。先ほど説明した通り、弊社のエンジニアは基本的に中途採用で募集しており、新卒はもちろん、新卒入社して途中からエンジニアへ配属という前例がありませんでした。
そんな中、私は1年目でインサイドセールスと人事、2年目でテクニカルアカウントエンジニアを経験。弊社にとっては新しい試みですし、私にとっても大きなチャレンジです。年齢や経験値に関係なく、さまざまなことに挑戦できていると感じます。
-----新しい試みに挑戦させてもらえるとは、きっと双川さんが信頼されているからでしょうね。現在はどのようなことをされているのですか?
双川さん:セールス担当と共に商談から同席して、プロダクトの機能開発方針説明や導入障壁の解消などの技術的な面でのサポートを提供しています。1社1社ヒアリングしながら、プロダクトの価値向上につながる部分を、エンジニア組織にフィードバックしています。
現在の仕事は、大学での専攻に直結しているものですが、やはり教科書に載っていることは古いものが多いなと痛感しています。情報はどんどんアップデートされていますよね。そのため、海外の資料を読むなど、積極的に最新の情報を取りに行くようにしています。
このように、インサイドセールスや人事、エンジニアなど、さまざまな経験をしてきました。どの仕事もそれぞれの面白さや達成感があります。多角的な視点を養い、知識や経験を深めていくことで、bellFaceをお客様にとってより良いものにしていきたいです。
仕事は「わかったつもりで進めない」
-----普段仕事をする上で、大切にしていることはありますか?
双川さん:「相手の立場になって考える」ことを大切にしています。例えば、プロダクトの仕様などを説明するときは、相手が営業担当なのか、開発担当なのかによって、共有すべき背景や使う言葉を変えることを意識。このように、相手の立場を理解し、合意形成を重ねつつ仕事を進めることは、自分だけ「わかったつもりで進めない」ことにもつながっています。
また、質問の裏にある意図を読み取るようにすること。正直なところ、まだまだ努力が必要な部分はあるのですが、聞かれたことにただ答えるのでなく、「お客様がこの質問をした背景には、こんな課題を抱えている可能性が高いので、こう答えよう」など、先手先手で提案していけるようになりたいです。
目の前のことに真摯に向き合うことで、見えることがある
-----最後に今後の展望を教えていただけますでしょうか?
双川さん:世の中の勘と根性の営業を変えるプロダクトだと確信しているbellFaceを、一人でも多くの人に使ってもらえるよう引き続き尽力していきます。そのために必要なのは、目の前にいるお客様やベルフェイス社員、そして日々の仕事に真正面から向き合うこと。一つひとつ経験や知識を重ねていくことで、さらなるプロダクトの価値向上につながるはずだと思っています。
bellFaceを世の中に広めたいという強い想いで、さまざまなキャリアを経験してきた双川さん。双川さん自身の努力や人柄、そして社歴や経験値に関係なく挑戦できる環境によって、巡り巡ってエンジニアのポジションに。インサイドセールスや人事など、他の仕事に携わってきたからこそ、経験に深みが増し、エンジニアとして新しい価値を提供できると期待されています。
目の前のことに真摯に向き合うことで新しい可能性を開拓していく双川さんの話は、多くの若手ビジネスパーソンにとって参考になるのではないでしょうか。
出典元:ベルフェイス株式会社
出典元:bellFace
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