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7割のエンジニアが「技術の幅を広げることに関心が高まった」と回答、起業も視野に|株式会社VSN調べ

白井恵里子

2021/07/31(最終更新日:2021/07/31)


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イメージ画像/AdobeStock

エンジニアを目指している人や、これから目指したいと思っている人の中には、「どのようなキャリアを築いていけばよいのか」「何を目標に、どのようにスキルアップしていこうか」と悩み考えることもあるのではないでしょうか。

株式会社VSNは、エンジニアとして働いているビジネスパーソン8969人を対象に「キャリアに関するアンケート調査」を実施し、その結果を公開しました。

調査結果によれば、約7割のエンジニアが「コロナ禍で技術の幅を広げることへの関心が高まった」と回答。そのうちの約3割が「起業したい」と答え、今後のキャリアに対しても意欲的な姿勢であることがわかりました。

4人に1人は今後の働き方を決めきれていない

この調査結果によれば、約7割が「現在の雇用形態でキャリアを続けたい」と回答した一方で、「今後の働き方まだ分からない」という回答も23.5%と一定数あり、約4人に1人は今後の働き方を決めきれていないということもわかったといいます。

働き方が多様化した今、選択肢が広がっているからこそ、「まだこれからのキャリアについて具体的イメージを持てていない…」という人もいるのでしょう。

「技術の幅を広げることへの関心が高まった」68.9%

では、未曽有のコロナ禍により、自身の技術の幅を広げることに関心が高まった人はどれぐらいいるのでしょうか?

調査結果によれば、「高まった(13.5%)」「どちらかというと高まった(54.0%)」を合わせると67.5%が「技術の幅を広げることへの関心が高まった」と回答。特にフリーランスのエンジニアの場合、「高まった(15.7%)」「どちらかというと高まった(53.2%)」を合わせると68.9%と、さらに割合は高まります。

何を目標に、技術の幅を広げていく?

「技術の幅を広げることに関心が高まった」という回答者は、今後のキャリアについてどう考えているのでしょうか。

最も高かった回答が「起業したい(27.8%)」となり、「早期リタイヤ」と回答した人は17.6%に留まりました。このことから、技術の幅を広げることに関心が高いエンジニアは、今後のキャリアに対しても意欲的な姿勢であることが明らかに。

今回の結果を受け、同社執行役員の前田 拓宏さんは「すでに一定の分野のスキルや経験を有するエンジニアにも、今後、メカトロニクスにAIのスキルを掛け合わせるなど、自身の専門分野とは異なる技術も習得し、エンジニアとしての幅を広げる必要性が高まることが考えられます」とコメント。

今後は、エンジニアとしての価値を高めていくためにスキルアップは欠かせないものとなりそうですが、「何を目標にするか」を考えていくことも大切かもしれませんね。

最近モチベーションがなかなか上がらない…という人などは、これを機に長期的な目標を立ててみてはいかがでしょうか。

【調査概要】

調査対象:エンジニアとして働いているビジネスパーソン 8969人
サンプル:正社員7892人、契約社員347人、派遣社員(無期雇用)115人、派遣社員(有期雇用)130人、フリーランス485人
調査方法:インターネット調査
実施時期:5月28日~6月1日

※調査結果の詳細についてはプレスリリースをご確認ください。

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