新型コロナウイルス感染拡大防止策として、多くの企業で導入されたリモートワーク。若手ビジネスパーソンの中には、入社以来ほとんどリモートワークだという人もいるかもしれません。
「本当に実力がついているのだろうか」「数年後に他の人たちと差がついてしまうのではないか」と不安に感じる人もいるのではないでしょうか?
ヘイ株式会社の新卒1年目社員・名郷雅人さん(23歳)もコロナ禍入社組の一人。1日でも早く結果を出せるビジネスパーソンになるべく、名郷さんが意識していることを取材しました。
お商売のデジタル化を支援する「STORES プラットフォーム」
ヘイ株式会社は、「Just for Fun」をミッションに、こだわりや情熱、たのしみによって駆動される経済の発展を支援している企業です。お商売のデジタル化を支援する「STORES プラットフォーム」の展開を通じて、誰もがこだわりをもっと自由に発揮できる社会を目指しています。
ネットショップやPOSレジ、キャッシュレス決済、オンライン予約システムなど、複数のサービスをつなげ合わせながら、トータルで価値を提供できるのが強み。「キャッシュレス決済を導入したから、次はオンライン予約システムを」など、顧客が必要とするときに、都度価値を提供することができるといいます。
「できることがたくさんある」可能性を信じ、入社を決意
-----名郷さんは、もともと、大学時代にインターンとして働いていたそうですね。
名郷さん:大学4年生の6月からクービック株式会社で、インターンとして営業の仕事を始めました。(2021年1月、ヘイ株式会社はストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社・コイニー株式会社・クービック株式会社の3社を吸収合併)
当時は他社から内定をもらっていて。入社まで営業力をつけるために、インターンとして働くことにしたんです。
-----最初は大学卒業まで働く予定だったのですね。予定を変更し、社員として入社しようと思った理由はどこにあるのでしょうか?
名郷さん:率直に言うと、弊社のサービスを通して、お客様に提供できる価値を考えたとき、なんて面白そうなんだと思ったからです。
-----お客様にどんな価値を提供できるのですか?
名郷さん:予約システムや決済端末をはじめ、弊社のサービスを使えば、お商売にまつわる様々なことをデジタル化することが可能です。その結果、お客様は、本当に自分のしたいことに時間を使うことができます。こだわっているものに対して、しっかりと表現する時間を作ることができるのです。
そして、お商売をしている方々が求めていることは、一つや二つではありません。僕たちにはできることがたくさんある。そう考えるだけで、ワクワクするんです。
-----インターン時に営業としてお客様と話す機会があったからこそ、感じたことですね。入社を決めた理由は他にもありますか?
名郷さん:チャレンジできる環境だということ。吸収合併により、3社がヘイ株式会社として一つになり、一緒に組織を作っていこうとしている状況だからこそ、できることや、やるべきことがたくさんあると可能性を感じました。
インターンとして働くうちに、このような想いが芽生えてきたこと、そして上司をはじめ、尊敬できる人たちの存在が、僕の決断に大きな影響を与えたと思います。
名郷さんは2021年4月にヘイ株式会社に新卒入社。現在はカスタマーズ部門マーケティング本部マーケティンググループに所属しています。
-----どのような仕事を担当しているのですか?
名郷さん:弊社が提供しているサービスのうち、予約システム「STORES 予約」とネットショップ「STORES」、キャッシュレス決済端末「STORES 決済」の3つのサービスのマーケティング業務を担当しています。
リード(見込み客)や、運用型広告ではリーチできてなかった層に対してなど、各サービスや状況に合わせて施策を考え、実行しています。
リモートワークでは、あえて「自分を振り返る時間」を作る
-----コロナ禍の入社とのことで、入社以来ずっと、オンラインでのコミュニケーションがメインですよね。何か意識していることはありますか?
名郷さん:振り返る時間を設けることです。チャットでのコミュニケーションがメインになってしまうと、どうしてもタスクベースの思考に陥りがち。目の前にあるタスクだけを見て、こなすことだけを考えてしまうんです。僕のような新人は、それだけではなかなか成長できないと感じていて...。そのため、「自分の足りない部分はここだな」「改善するためには、こうした方がいい」など、次につなげていけるよう、振り返ることを大切にしています。
-----振り返りは、どのように行うのですか?
名郷さん:上司との1on1ミーティングの際に話したり、自分1人で思いついたことを紙に書き出したり。「僕の僕のためだけの日報」をつけていたこともありました。頭の中でぐるぐるしているものを書き出すことで、スッキリするんです。次の日にちょっといい状態で仕事に取り組めるので、おすすめです。
-----言語化することで、頭の整理もでき、自分の課題も明確になりそうですね。
伸びている市場に身を置くことが大切
-----仕事をしているときに、大切にしていることはありますか?
名郷さん:与えられたことをこなすだけでなく、自分なりに考え、工夫し、結果を出すことです。弊社では、社歴や経験に関係なく、チャレンジしたいときは手を挙げることができますし、もし壁打ちが必要ならサポートしてもらえます。それが当たり前の雰囲気ですね。自分次第でいくらでも状況を変えられると感じています。
-----若手でも、裁量権のある仕事を任せてもらえる職場なのですね。
名郷さん:個人の努力があることが前提ですが、EC市場の急成長も関係があると思います。EC市場の成長によって、弊社のサービスは注目されている状況です。市場の伸びに伴って、弊社がやるべきことも、たくさん出てきます。すると、使える予算や目標数値も高いものに。自然と社員一人ひとりが持つ裁量権は大きくなっていくでしょう。
「伸びている市場に身を置くことの大切さ」については、弊社代表の佐藤をはじめ、多くの人が言っています。
何ごとも"自分ごと化"する
-----裁量権があるからこそ、意識していることはありますか?
名郷さん:"自分ごと化"することです。
仕事を任されるときは、「この仕事のこの部分に対応して」ではなく、「この施策を実行したいから、どうすればいいか考えてみて」というように言われます。求められるのは、このように抽象度の高い課題に対して、自分で考え、工夫すること。そのため、言われたことをその通りにするだけではなく、"自分ごと化"して、自分なりのアウトプットをしてくことが大切だと思います。
そして、「できない理由」ではなく、「できる理由」を探すこと。自分にとって難しいことに取り掛かるときは、言い訳をしようとすれば、いくらでもできます。そんな中で「できる理由」を見つけながら、目標を達成していくよう努力していくことの必要性を感じています。
これらに関しては、正直なところ、僕はまだまだできていないところが多いので、いつも意識するようにしています。
-----最後に、今後の展望について、教えていただけますでしょうか?
名郷さん:結果に結びつく施策を少しでも早く出せるようになりたいです。やるべきことが100あるとしたら、現在の僕はまだゼロ地点にいる状態。自分で考え、工夫しながら、早く結果を出し、「あなただから任せたい」と言われる仕事をしていきたいです。そして、組織内で自分が提供できる価値を増やしていきたいと考えています。
取材中、名郷さんが何度も口にしていた"自分ごと化"というキーワード。「タスクをこなす」だけでなく、自分のものにするために振り返る時間を作る。いつも自分で考え、工夫することを意識する。裁量権が大きくなり、責任が重くなればなるほど、これらはより一層大切になってくるのではないでしょうか?
「相手の期待値を超える仕事がしたい」「もっと裁量権を持って活躍したい」という人は、自分は"自分ごと化"ができているか、改めて振り返ってみるといいかもしれません。
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