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IT業界の転職市場、採用条件が「実務経験1年」まで引き下がっている傾向が明らかに|ギークリー調べ

白井恵里子

2021/07/21(最終更新日:2021/07/21)


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イメージ画像/AdobeStock

スキルアップのため、もしくは新しい挑戦のため、第二新卒として転職を考えている人もいるでしょう。転職に向けて動き出すなら、転職市場についてある程度インプットしておいた方がよいかもしれません。

株式会社ギークリーは、6月にIT転職エージェント「ギークリー」を利用した企業と求職者を対象に調査を実施。ここから見える"IT業界の転職市場"についてまとめ、7月20日(火)に公開しました。

営業・マーケティング職の求人が増加

この調査結果によると、5月に過去最高水準の1万2000件に達した求人数は、6月には1万2900件とさらに増加。求人数の過去最高水準を更新する結果となりました。

5~6月にかけて求人の増加が目立った職種は「営業・マーケティング」。最も多いのは「開発エンジニア」ですが、プロダクトの販売促進のため、営業やそれを支えるネット広告の需要も後追いで増加傾向だといいます。

「実務経験1年」までハードルが下がっている

また、大手企業を中心に、これまでの採用条件を「実務経験3年」から「実務経験1年」まで引き下げている傾向もあるのだそう。第二新卒として転職を狙っている人にとっては嬉しいニュースと言えるのではないでしょうか。

それほど、IT人材が強く求められているということですね。

企業側は若手層の集客に注力

エンジニア職種を中心としたポテンシャル採用の動きも続いており、若年層に向けた採用アプローチも進んでいるとか。

その証として、5月に比べ6月は35歳以下の集客比率が微増。SaaS・Webサービス企業のポテンシャル採用実施を受け、若手層の集客に注力したことが影響していると考えられるといいます。

ただ、46歳以上の即戦力層についても、エンジニア職にて内定事例が増加。20代30代といった若年層と比べても転職成功率の差分がなくなってきているそうなので、「若手だから有利だろう」といった油断は禁物。チャンスをしっかりモノにするために、しっかり対策を立てて転職活動に挑みたいですね。

調査結果についてはプレスリリースをご確認ください。

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