働き方が多様化した昨今、「本業を続けながら新しいことに挑戦したい」「副業を始めてみようかな」そんな風に思い始めている若手ビジネスパーソンが増えているのではないでしょうか。
株式会社タイミーは、ギグワーク・副業についての実態調査を実施。7月19日(月)、その結果を公開しました。
副業を始めようと思った時、何がハードルとなるのか?最近新しく登場した「雇用契約」締結型のギグワーク(雇用型ギグワーク)とは?副業に興味のある人にとって興味深い調査結果となっています。
若い世代ほど副業への意識は高い
まず、企業の副業解禁率について、割合は全体の34%となりました。特に従業員規模50人未満の小規模企業で比較的解禁割合が高いことが判明。
また、会社員の働き方への意識について尋ねると、「本業をしながら、副業しないと家族を経済的に支えていけない時代が来る」(56.3%)、「将来的には副業も視野に入れている」(56.6%)、「副業でスキルを身に付けたい」(52.2%)などの回答が目立ち、若い世代ほど副業への意識を高く持っていることが伺える結果となりました。
時間と体力がハードルに
それほど副業への意識が高まっている昨今ですが、いざ始めよう!と思った時、具体的に何がハードルとなって立ちはだかるのでしょうか?
この調査結果によれば、「プライベートの時間が保てなくなりそう」(36.6%)および「副業をするほど体力が余っていない」(31.5%)が上位にランクイン。本業に加えて別の仕事をするとなると、時間と体力に不安を感じている人が多いようです。
勤務先と雇用契約を締結する「雇用型ギグワーク」
これまでギグワークと言えば、勤務先との契約形態として連想されやすかった「業務委託契約」締結型のギグワーク(業務委託型ギグワーク)でしょう。
最近はこれに加えて雇用型ギグワークという形態が登場したことはご存じでしょうか。勤務先と雇用契約を締結することで、"労働時間が法的に保護される"というメリットがあるそうです。
雇用型ギグワークについてこの調査では、「何かあった時のために法的に守られているのは魅力的」といったポジティブな意見から、「聞き慣れない言葉」「具体的なイメージが湧かない」などのネガティブな意見まで挙がりましたが、全体的に雇用型ギグワークの就労意向は49%と、従来の業務委託型の就労意向(31%)を上回る結果に。
ギグワークを1年以内に経験した人に雇用型ギグワークへの印象を尋ねると、41%が「この働き方形態があり助かる」と回答していたことからも、この新しい形態への高い期待度も垣間見えます。
時間や体力に不安があるからこそ、「何かあったときに守られたい」という心理が働いているのかもしれませんね。これから副業を始めようか迷っている人、始めるのであればどのような形態が自分に合っているのか分からない人などは、今回の調査結果を参考にしてみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
調査対象:調査会社モニター 男女18~69歳
調査地域:全国
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:
事前調査…5月26日(水)~5月27日(木)
本調査…5月26日(水)~5月27日(木)
有効回答数:
事前調査…20,000ss うち、人口動態に則った10,000ssを分析として活用
本調査…824ss
調査委託先:株式会社マクロミル
※調査結果の詳細についてはプレスリリースをご確認ください。
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