HOMECareer Runners 「手を挙げ、実現していくことが自信に」GIG若手エンジニアが語る、率先して自分の幅を広げる方法

「手を挙げ、実現していくことが自信に」GIG若手エンジニアが語る、率先して自分の幅を広げる方法

白井恵里子

2021/07/28(最終更新日:2021/07/28)


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一ノ瀬雄太さん/提供:株式会社GIG

ひとつのことを突き詰めることが好きな人や、ジェネラリストのように幅広い領域に関わりたい人など、これからキャリアを積み重ねていく中で「こんな人材になりたい」「このような経験を増やしたい」といった想いが、人それぞれにあることでしょう。

では、その想いを実現させるためには、具体的にどのようなことを意識すればよいのでしょうか?

「エンジニアという職種でありながら、幅広いことができる環境を探していました」株式会社GIGの入社2年目・一ノ瀬雄太さん(23)は、入社理由についてこのように話しています。

実際入社後は、エンジニアとしての業務を中心に、自ら発起した業務効率化の取り組みを牽引するなど幅広く活躍している一ノ瀬さん。その背景には、手を挙げやすい環境だけでなく、彼の「積極的に提案し発信する」という信念がありました。

個人と企業をつなぐ仕事マッチングサービス「Workship」

株式会社GIGは、副業・兼業先を探す人やフリーランスと、即戦力人材を求める企業をつなぐマッチングサービス「Workship(ワークシップ)」を運営しています。

このサービスでは、フリーランスや副業ユーザーが稼働時間や仕事の特徴など、細かく指定して自分に合う案件を探すことができるほか、賠償責任保険や福利厚生サービス「Workship Club Off」なども自動付帯しています。2018年11月のリリースから登録者数・利用企業数ともに増加を続け、今年7月には累計登録者数が3万人を突破しました。

幅広いことを経験したい

一ノ瀬さんは、2020年4月に同社へ入社。現在はWorkshipのアプリ(正式版)のリリースに向けた開発業務や、チーム全体の業務効率化プロジェクトなどを担当しています。

-----GIGに入社を決めた理由について教えていただけますでしょうか?

一ノ瀬さん:東京理科大学の工学部で情報工学を勉強しており、大学院の進学も考えていたんです。しかし大学で研究が始まった時、「これをあと2~3年続ける自信がない」「研究は自分に合わないかもしれない」と思い始めて。

それから、自分のやりたいことなどを模索した結果、エンジニアを目指して就職活動を始めたんです。GIGに入社したのはビジネス系SNS経由でスカウトをいただいたことがきっかけでしたが、GIGのメンバーインタビューを見て「幅広いことができる環境なんだな」と思ったことや、レベルの高いエンジニアが多い印象を受けたことなどが決め手となりました。

-----開発の仕事以外にも幅広いことをやりたい、という気持ちがあったのでしょうか?

一ノ瀬さん:そうですね。例えば、GIGでは「フロントエンジニアだけど、バックエンドもできる」「エンジニアとデザイナーを兼務」などマルチで活躍している人が多い印象ですね。

そのため、私もエンジニアとしてはもちろんのこと、それ以外の業務にも幅広く携われたらいいな、と。

提供:株式会社GIG

アプリ開発や業務効率化の取り組みを牽引

「Workship」は今年4月にβ版アプリをリリース。現在は、正式版リリースに向けて開発を進めているといいます。

一ノ瀬さんは、このアプリ開発業務のメイン担当者。実は、未経験分野にもかかわらず、進んでこの業務に手を挙げたそうです。

-----なぜアプリ開発業務に手を挙げたのですか?

一ノ瀬さん:これまでの知識だけでは対応できない未経験分野だったからこそ、エンジニアとして成長できるチャンスだと思ったからです。

β版については「とりあえずリリースしたい」という気持ちが一番大きかったのですが、今は正式版の開発中。設計段階も丁寧に進めていて、他部門も巻き込みながら"ユーザーが使いやすいアプリ"を目指しているところです。

-----他にも自ら手を挙げて取り組んでいることはありますか?

一ノ瀬さん:チーム全体の業務効率化に関する取り組みも、私が提案して始めたことです。ヘルプとして他の部署で仕事をしていた時に、「この手法をうまく活用すれば自分のチームの開発フローも改善できるんじゃないか」と気が付いたことがきっかけでした。

もともと、なにかを効率化することが好きなので、スクラム開発(ソフトウェア開発手法の1つ)を参考にして、自分のチームではこれをどう取り込めば開発フローの改善に繋げられるか…といったことを今、試行錯誤しています。

提供:株式会社GIG

手を挙げた後の行動が大切

未経験分野でも臆せず、自ら手を挙げて積極的に動いている一ノ瀬さんですが、力不足を感じる場面もあるのだそう。

-----どんな時に力不足を感じましたか?

一ノ瀬さん:例えば、業務効率化の取り組みを進めたいと手を挙げた後の、最初の社内ミーティング。

具体的には、チームの課題が発見できる仕組みや新しいタスク管理ツールを導入しようと考えて、先輩などを交えてミーティングを行ったんです。

私はファシリテーターとして会議を進めていく立場だったのですが、ゴールが明確に定まっていなかったため、納得のいく会議にすることができませんでした。先輩方も「で、結局どうしたいんだっけ?」という感じで…。

-----その後、どのような行動を起こしたのでしょうか?

一ノ瀬さん:圧倒的にインプットが足りていないと思ったので、スクラム開発などについて勉強し、その内容を自分のチームのなかでどう活かせるのかを自分なりに検討しました。

そうすることで「この取り組みを通じて、最終的にチームをどういう形に持っていきたいのか」という具体的イメージを持つことができて、ゴールも明確化できたんですよね。

-----なるほど、ゴールを明確化できた後のミーティングでは変化がありましたか?

一ノ瀬さん:そうですね、ミーティングをスムーズに進行できるようになりましたし、参加者の皆さんからも「有意義なミーティングだった」と言ってもらうことができました。

新しいことに手を挙げて自分が先頭に立って進める時には、まずゴールを明確化することと、責任者の目線に立って「ここは抜けていないか?」「このポイントは抑えているか?」といったことを意識する必要があると学んだ瞬間でした。

ビジネスに貢献できるエンジニアになりたい

自ら手を挙げたことを責任をもって実現していくことが、自分の自信にも繋がっていくと一ノ瀬さんは語ります。

「できることを増やしたい」「いろんなことを経験したい」という想いだけではなく、このような意識が彼を着実に成長させていると言えるのではないでしょうか。

-----最後に、キャリアにおける今後の目標について教えていただけますでしょうか。

一ノ瀬さん:WEBサービスの設計から企画まで手掛けられるような、ビジネスにしっかり貢献できるようなエンジニアを目指しています。

そのためには、マーケティングなどの視点を持って提案できるようになる必要があると思うので、新しい内容のインプットも進めていきたいですね。

提供:株式会社GIG

「若手でも提案しやすいチームの雰囲気のお陰です」と言いながらも、入社前から持っていた「幅広い業務をやりたい」という想いを胸に、自ら進んで新しいことに取り組み続ける一ノ瀬さん。

逆を言えば、環境や雰囲気が整っていても、自分の意識が追い付かなければ、なりたい自分にはなれない…彼のインタビューからは、このようなメッセージを汲み取ることができるのではないでしょうか。

出典元:株式会社GIG
出典元:Workship

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