新社会人になって数カ月、あるいは数年経つと、だんだんとできることが増えてきて、「あれもしたい」「これもしなきゃ」とタスクを抱え込んでしまうことでキャパオーバーになってしまっている人もいるのではないでしょうか。
「優先順位をつけた方がいいと言われたけれど、何を基準に考えればいいの?」そんな風に叫ぶ暇もなく、一人で苦しんでいませんか?
スマートキャンプ株式会社の北海道支社に所属する新卒1年目社員・神田稜太さん(22)も、そんな悩みを抱えていた一人。しかし、ある思考の転換を実践したところ、うまくタスクの優先準備がつけられるようになったといいます。
彼が試みた思考の転換とは?その結果、どのようなタスク整理が叶ったのでしょうか?神田さんを取材しました。
インサイドセールス代行サービス「BALES」
スマートキャンプ株式会社は、SaaSマーケティングプラットフォーム「BOXIL SaaS」を軸に、企業のインサイドセールスやマーケティング支援を行っています。
2017年に立ち上げたインサイドセールス代行サービス「BALES(ベイルズ)」では、北海道に拠点を構えてインサイドセールスの運用を行っていますが、今年6月には第3拠点として福岡支社を設立。首都圏以外のエリアでの拠点増設を通して、全国各地の人材へ成長環境や挑戦機会を提供していきたいという想いもあるのだそう。
「地元である札幌に居ながら、最先端のビジネスに携わることができる」北海道支社に所属する神田さんも、このような魅力に惹かれて入社した一人です。
視野を広げるためにインターンを開始
神田さんは、北海道大学在学中の2019年8月より、同社北海道支社へインターン入社。主にBALES事業のインサイドセールス業務に従事していました。
その後、今年4月に新卒社員として正式入社。現在はインサイドセールスのマネージャーとしての業務に加え、北海道支社の広報・PRなども担当しているといいます。
-----スマートキャンプでインターンを始めた経緯について教えていただけますでしょうか。
神田さん:学生時代はずっと理系畑で育ってきて、大学も工学部に属していました。
それは単に、数学や工学が得意だったから。そのため、就活を視野に入れた時、「このままでいいのかな…?」「もっと視野を広げたい」と思うようになったんです。
そこでインターンを探し始めたのですが、そもそも僕が住む札幌ではインターンの求人がすごく少なくて。限りある選択肢のなかから、「今までやったことのない領域」「完全に文系に振り切ってみよう」といった軸でインターンを探し、スマートキャンプに出会いました。
インターン生研修制度の整備に自ら着手
-----そこから正式入社を決めた理由についても教えてください。
神田さん:スマートキャンプでは、インサイドセールスはじめ、研修制度の企画立案や広報など、幅広くいろんなことに挑戦できると思ったことが一番の決め手です。
また、僕は札幌に愛着があって地元を離れたくないという気持ちも大きいのですが、北海道支社では札幌に居ながらにして最先端のビジネスに携わることができるのも大きな魅力でした。
-----実際に入社してみて、視野が広がったと思える瞬間はありましたか?
神田さん:あります!できることが増えるとやりたいことも増え、それに伴って組織の中の課題なども見えてくるようになりました。
例えば、インターン時代に、「インターン生に対する研修体制が整っていない」と感じ、自ら手を挙げて研修のコンテンツをゼロから作ったんです。これは視野が広がったからこそ挑戦できたことだと思っています。
このようにインターン時代に積極的に動いたことで周囲からの信用も少しずつ得られたのでは、と今では感じています。そのため、正式入社後はゼロからのスタートではなく、最初から幅広い業務を経験させてもらっています。
「自分に期待されているミッション」に立ち返る
インターン時代からできることを増やし、積極的に新しいことにも挑戦してきた神田さんですが、だからこそ"キャパオーバー"に陥ってしまうこともあるといいます。
-----そんな時には、どのように乗り越えているのですか?
神田さん:まず、自分に期待されているミッションて何だったっけ?と立ち返るようにしています。
例えば僕の場合、インサイドセールスのマネージャーとしての立場もあり、"インターン"と"社員"双方の視点を持っている支社唯一の新卒でもある。そう考えていくと、自分に求められているものは「インサイドセールスのスキルを磨いていくこと」や「インターン生の育成やマネジメント」だろう、と。
このように、社内での自分のミッションに立ち返ることで「得意・不得意」「自分にしかできないこと・自分以外でもできること」の2軸でタスクを落とし込んで、優先順位をつけていくようにしています。
-----今の神田さんにとって「得意」とは?「不得意」とは?
神田さん:今の仕事は大きく分けて、お客様へのインサイドセールスにおけるご提案や数値のご報告といった「社外に向けたタスク」と、オペレーターのマネジメントという「社内向けタスク」があると思っています。
どちらかというとインターン時代から従事していた前者が得意分野で、後者についてはまだ力不足かなと感じています。
そのため、不得意分野の方では、他のメンバーを巻き込んだりアドバイスを求めたりしながら、少しずつ不得意の要素を薄めていけたらと思っています。それがキャパを広げることにも繋がるだろう、と。
-----そのように2軸で落とし込んで優先順位をつけられるようになったのは、正式入社してからですか?
神田さん:そうですね。インターン時代はとにかく「これをやってみたい」と手を挙げて、進んで動いていくことだけを意識していましたが、正社員となった今は、負う責任やすべきことも増えたと実感しています。
そのため「インターン時代のままの心構えではダメだ」と思い直し、ミッションに立ち返ることを意識するようになりました。
マネジメント能力を高めていきたい
神田さんは、同社でインターンを経験したことで、視野も広がり、経験値も増え、考え方まで大きく変わったと実感しているのだそう。インターンの機会が少ない地方だからこそ、日々の仕事を通じて地方学生の長期インターンへの挑戦機会を増やしたいという想いもあるといいます。
-----ご自身のキャリアにおいては、どのような目標をお持ちですか?
神田さん:チームで働くにあたり必須となるマネジメント能力を高めたいと考えています。
具体的には、自分と関わるメンバーが高め合いながら楽しく働くことができるような体制をつくる"チームマネジメント"と、プロジェクトを引っ張っていく"プロジェクトマネジメント"双方のスキルを磨いていきたいですね。
そのために日々、自分の行動を振り返りながら「どこが良かったのか?」「足りなかったところは?」と分析して、改善を続けていきたいです。
できることが増えていくと、やりたいことが増えてくる。今まさに、タスクを多く抱え込んでしまいキャパオーバーを感じている人もいるでしょう。
そんな時は一旦立ち止まり、「本当にすべきことは何か」「自分にしかできないことは?」と自らのミッションに立ち返ってみると、すっきり頭の中が整理できるかもしれませんね。
出典元:スマートキャンプ株式会社
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