就職活動や転職活動の際、検討している企業の「ミッション」を知らずに入社する…という人は少ないのではないでしょうか?
ミッションは、その企業がどのような世界を創り上げたいのか、目指すゴールを端的に言語化したもの。日々の仕事は全てここに繋がってくるのです。
そんな大切なミッションですが、「本当はどんな想いが込められているの?」「ここで働く社員はどんな想いで仕事に臨んでいるの?」といった疑問を解消できる場は意外と少ないもの。
【#私たちのミッション】は、若手社員を含めた社員複数人が、自社ミッションについて熱く語り合う場です。今回は、株式会社日本デザイン。久保なつ美さん(創業メンバー)・小林円香さん(入社2年目)・金丸理紗さん(新卒)をインタビューしました。
- 日本人の生き方・働き方をより幸せに変え、より良い日本をデザインする
「生き方・働き方」にフォーカスした事業展開
株式会社日本デザインは2013年に創業。WEBマーケティングやWEBプロデュース等の事業を展開しており、WEBデザインスクールや映像編集スクール等の運営も行っています。
最近では、自分の理想の人生を考えるための「人生設計1dayオンラインセミナー」や自己肯定感を上げてチャレンジ精神を後押しする「セルフイメージ向上撮影会」など、働く人を応援するためのユニークな取り組みも実施。まさに「生き方・働き方」にフォーカスした内容は、多くの働く人々から支持を得ているといいます。
ミッションのココに共感
-----久保さんは創業メンバーの一員ということなので、このミッションが生まれた経緯などもご存知なのでしょうか?
久保さん:そうですね、創業当初は「デザインやコンサルを通して中小企業から日本を盛り上げていこう」といった気持ちがあったのですが、単にデザインを作って納品するという仕事だけではその実現は難しいのではないか?という壁に直面するようになりました。
そこで、スキルがなくて選択の幅が限られている人に向けて、デザインスクールで手に職をつけてもらう、というスクール事業を始めたんです。この事業には「自由に働く」「幸せに生きる」という裏メッセージがあって、それを4年前くらいにミッションとして言語化したという経緯があります。
当時、代表の大坪が「生き方だ!働き方だ!(日本を良くするアイデアが)降りてきた!」と興奮していたのを覚えています(笑)。
-----小林さんは、もともと日本デザインが運営するスクールの外部講師を務めていらっしゃったとか。
小林さん:まさに今のミッションが出来上がった3年前、スクールの受講生でした。そこから、外部講師になり、生き方・働き方の部分に共感して1年前に正社員として入社しました。
講師として「人の人生を変える」瞬間をたくさん見てきたので、「もっとこの事業を広めたい、発信したい」という想いがあったんですよね。
また、これまで3~4社で勤めた経験がありますが、人間関係の良さは日本デザインが一番。これは社員ひとりひとりがミッションを体現しているからだと思っています。
-----金丸さんの入社の決め手も、まさにこのミッションだったと伺いました。
金丸さん:はい、私はどちらかというと「働き方」の方に重きを置いていて。「働くことに対してネガティブな感情を持っている人を減らしたい」「幸せに働ける人を増やしたい」という想いがずっとあったので、日本デザインでないと自分のやりたいことは実現できない!とさえ思っています。
ミッションを意識する場面は?
-----特に「こんな仕事をしている時にミッションを意識する!」という瞬間はありますか?
久保さん:やっぱりスクールの受講生から「久保さんのお陰で人生変わりました」と言っていただけた時ですね。
ご本人だけでなく、ご家族からも言っていただけることがあるんです。入学前はそのことについてネガティブだったご家族が、卒業する頃には「スクールに通って手に職をつけたことで、妻が生き生きしている」と。
社員や受講生にかかわる人たちの価値観や考え方もポジティブに変えられたんだと想える瞬間は、やはりミッションの実現に一歩近づけたかなと感じますね。
-----それは素敵ですね。入社間もない金丸さんでも、そういった場面はありますか?
金丸さん:私は同期と話をしている時にすごく感じます!新卒1期生が私を含め15人いるのですが、それぞれミッションに対する熱い想いがあって入社しているんです。
そのため、お互いに仕事のことを話す場面では、「やっている仕事が異なっていても、同じ方向に向かってがんばっているんだな」と思える。そのことが、自分自身を奮い立たせる力にもなっています。
ミッションに立ち返ったからこそ乗り越えられたこと
-----仕事においてさまざまな困難にも直面してこられたと思います。「ミッションに立ち返ったからこそ乗り越えられた」というエピソードがあれば教えていただけますでしょうか。
小林さん:正社員として入社後、業務委託としてお仕事をお願いしている外部講師の方との関係性に悩むことがあります。もともと自分も外部講師だったので、どちらの気持ちも分かるからこそ、かもしれません。
そんな時は、ミッションに立ち返って「どうやったら内部・外部関係なく幸せに働けるんだろう?」と考え直すようにしています。そうすることで、「こんなことがあって悲しかった」など素直な気持ちをシェアしながら、信頼を築いていこう!と思えるようになりました。
この点については、「乗り越えられた」というよりも、今まさに乗り越えようとしているところです。
-----金丸さんは、いかがですか?
金丸さん:仕事は毎日楽しくやっていますが、当然ながら楽しいことばかりではなく、例えば自分が時間をかけて考えたことに対して「うーん、もう一度やり直してきて」と返されてしまった時などは落ち込むこともあります。厳しいお言葉をいただくのも、「自分の成長を思ってくれているからこそ」ということは理解しているんですが…。
そんな時にふと「他の会社に入社していたらどうだったんだろう」と考えることもあるんです。
でも、想像すればするほど「私がやりたいことって、このミッションを掲げている日本デザインじゃないとできないな」という結論に。そういう意味では、ミッションがバネになって、毎日がんばれていると思います。
「自分たちで会社をつくっていく」意識が生まれた
-----頼もしい若手社員ですね!今回2人の話を聞いていかがでしたか?
久保さん:そうですね、頼もしいですし、だからこそ"後輩"というよりも"フラットな仲間"として接するようにしています。「新卒だから、若手だから、守ってあげたい」ではなくて、それぞれが抱えている課題感や問題に対して、自分で解決策を考えられるようにアドバイスをするようにしていますね。
昔は会社の方針と社員の意識や働き方の価値観にズレが生じて難しい局面もあったのですが、4年前にミッションが固まって、それに共感してくれるメンバーが集まってくれたことで、ひとりひとりが「自分たちが会社をつくっていくんだ」という意識を持ってくれていると実感します。
私たちに対して「こうしてほしい」と求めるだけではなく、全員が私たち創業メンバーと同じ目線で考えようとしてくれている。逆に私たちも、「業務時間内に"社員の個人的な幸せについて考える時間"を設けてもいいよね」など柔軟な考え方ができ、実際、月に1回以上考える機会を業務時間内に設けている。
今回2人の話を聞いて、創業当時と比べて会社も社員も良い意味で大きく変わったなと改めて思うことができました。
社内のクーラーの設定温度ひとつとっても、「責任者が設定温度を決める」ことは簡単ですが、日本デザインでは「皆で話し合って決める」ことを徹底しているのだそう。
「自分たちが会社をつくっていく」という意識が、働くことをより幸せにし、生き方まで彩っていく。まさにミッションを体現している人々が集まっている組織だと実感できるインタビューとなりました。
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