上司や目上の人にタメ口を使ってしまったり、必要もないのに過剰な敬語で話したり、若手ビジネスパーソンの言葉遣いはしばしば話題になります。実際に職場で失敗した…という人もいるでしょう。
株式会社主婦の友社は、「きちんと伝える全技術」(唐沢明 著)を7月1日(木)に発売しました。
相手に合わせて正しい言葉を使いたいと思っている人に役立ちそうな一冊です。
相手に合った適切な表現を身につけ、伝え方が上達する方法
新入社員を含めたすべての世代にとって、適度な距離感を保つことが良好なコミュニケーションの秘訣だそう。しかし、まるで友達に話すような言葉で上司に接したら、おそらく注意されるでしょう。逆に、同期や年の近い人にかしこまりすぎて全然距離が縮まらない…なんてことも。
同書ではそんな悩みを解決すべく、相手に合った適切な表現を身につけて伝え方が上達する方法を、表現・敬語のスペシャリストが解説するとしています。
従来の「この表現はマル、この表現はバツ」といったマニュアル的な表現法ではなく、相手によって表現を変え、きちんと伝える技術の具体例が掲載されているそうです。
相手によって使い分ける「3段階表現法」のすすめ
様々な働き方がある昨今、ビジネスシーンで会う人の年齢層や年次もバラバラでしょう。学生時代の感覚で社会に出ると、「言葉づかいが原因で相手との適切な距離を取るのが難しい」という声も多いとか。
著者の唐沢明さんは大学講師として、常に今の若者言葉に触れている専門家。たとえば、ビジネスシーンでも耳にする機会が多い「全然、大丈夫です」という言葉は、ビジネス会話としてはかなり違和感があるとしています。
学生気分が抜けず、うっかりこのような発言をしてしまった人も多いかもしれません。
著者がすすめるのは、相手によって使い分ける「3段階表現法」。同僚などごく近い相手には“カジュアル表現”を、少し上の先輩には“ノーマル表現”、目上の人や役職者には“フォーマル表現”を使いわけるといいそうです。
相手との距離を適正に保つ秘訣だという、相手に合わせたカジュアル・ノーマル・フォーマル表現をマスターすれば、自信をもって、積極的に自分から話しかけられるようになるかもしれませんね。
また同書では、対面ではない場面で気をつけることにも言及しています。Web会議の際は、相手の顔を見て話すと画面越しでは下を向いているように映るので、発言は伝えたい相手の名前を挙げながら、カメラ目線で行うことがポイントとか。
声の高さもワントーン上げてみると好印象を与えるなど、リモート会議の対策も紹介しているので参考になりますね。なお、同書詳細についてはプレスリリースをご覧ください。
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