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就活の自己分析で使えるモチベーショングラフの作り方と5つのポイントを紹介

U-NOTE編集部

2021/07/19(最終更新日:2021/07/19)


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就活の自己分析のために「モチベーショングラフ」を使ってみたいと思っている人もいるのではないでしょうか。

本記事では、モチベーショングラフを活用するメリットや書き方、注意点などをご紹介しています。

モチベーショングラフを活用して、深い自己分析を行えるようになりましょう。

本記事の内容をざっくり説明
  • 就活でモチベーショングラフを活用する5つのメリット
  • 手書き・エクセルでモチベーショングラフの書き方・作り方
  • モチベーショングラフを作成するときに注意したい4つのポイント

 

そもそも、モチベーショングラフとは?

「モチベーショングラフ」という言葉は知っているけれど、どういうものかいまいちわかっていないという人もいるのではないでしょうか。

モチベーショングラフとは、自己分析をするための手段のひとつです。グラフの横軸が時間、縦軸がモチベーションのグラフをモチベーショングラフといいます。

その当時のモチベーションが上がったり下がったりしていることを分析することで、自己分析ができます。

 

就活でモチベーショングラフを活用する5つのメリット

自己分析をする方法がたくさんある中で、モチベーショングラフを使うメリットとは何なのでしょうか。

以下では、就活でモチベーショングラフを活用する5つのメリットをご紹介します。

 

メリット1.自己分析につながる

就活でモチベーショングラフを活用するメリットの1つ目は、自己分析につながることです。

モチベーショングラフを書くことで、自分の人生におけるテンションの上がり具合がわかります。

例えば「小学生のときはどちらかというと、マイナスだな」となんとなくプラスマイナスをつけてみましょう。

時代ごとに判別した後、「どうして小学時代はマイナスにしたのだろう」と過去を深く振り返られます。

過去を振り返ることは、深い自己分析に繋がるでしょう。

 

メリット2.自分の価値観を形成した「原体験」を見つけられる

就活でモチベーショングラフを活用するメリットの2つ目は、自分の価値観を形成した「原体験」を見つけられることです。

モチベーションが上がったり下がったりするのには、必ず理由や出来事があります。

モチベーションがマイナスでもプラスでもピークがあることは、自分に大きな影響を与えた出来事があることに間違いありません。

なんとなく過去を振り返って原体験を見つけるよりも、モチベーショングラフを使ったほうが原体験を見つけやすくなるでしょう。

 

メリット3.就活で譲れない基準(就活の軸)が見つかる

就活でモチベーショングラフを活用するメリットの3つ目は、就活で譲れない基準(就活の軸)が見つかることです。

就活の軸とは、就活で絶対に譲れない条件や基準のことです。就活の軸は人によって様々で、「IT系の仕事をしたい」「人の役に立つ仕事に携わりたい」などがあります。

就活の軸についてもっと知りたいと思っている人は「【例一覧】就活の軸とは?決め方や、面接での答え方、見つからない場合の対処法などを紹介」を参考にしてください。

モチベーショングラフを使ってどうやって軸を見つけるのだろうと思う人もいるのでしょう。

就活の軸を見つけるためには、モチベーションが上がっているところに着目することをおすすめします。気分が上がっていることは、自分が好きなこと・興味があることに触れている期間なはずです。

どうしてモチベーションが上がっているかを考えると、自ずと自分の好きなことや譲れないものが見つかるのではないでしょうか。

 

メリット4.自己PRに繋がる強みを見つけられる

就活でモチベーショングラフを活用するメリットの4つ目は、自己PRに繋がる強みを見つけられることです。

自己PRは就活で必須の質問のひとつで、自分の長所を発揮して成果を残せたことを伝える必要があります。

モチベーションが上がっているところに注目すると、「誰かに褒められた」「結果を残せた」という実体験が見つかるのではないでしょうか。

成功した実体験を分析することで、自己PRに繋がる強みがわかります。

 

メリット5.頑張ったことや努力したことを見つけられる

就活でモチベーショングラフを活用するメリットの5つ目は、頑張ったことや努力したことを見つけられることです。

モチベーショングラフを書かないと、成功のほうに意識がいってしまう人も多いのではないでしょうか。しかし、モチベーションの下がっているところを振り返ることで、失敗を思い出すことも大切です。

失敗を思い出すことは、辛かったり、苦しかったりするでしょう。

しかし、「失敗は成功のもと」と言われるように、振り返ることで自分が何に取り込んでいたか・努力していたかなどが見つけられます。

当時は辛くて思い出すのも嫌だったことに向き合うことで、自己分析を行ってみましょう。

 

モチベーショングラフの書き方・作り方

「モチベーショングラフを作ってみたい!」という人もいるのではないでしょうか。

以下では、手書きで書く場合と、エクセルで作る場合に分けて、モチベーショングラフの書き方や作り方をご紹介します。

 

モチベーショングラフを手書きで作成する場合

紙とペンさえあれば、モチベーショングラフは手作りできます。

まずは、上記の図のように縦の棒と横の棒を書きましょう。

上に行けば行くほどモチベーションは高くなり、下に行けば行くほどモチベーションは低くなります。

また、右に行けば行くほど、現在の時間にたどり着きます。

時間は、年齢で分けても、。「小学校時代」「中学校時代」「高校時代」「大学時代」とざっくり分けてみてもOKです。

モチベーショングラフにルールはないので、自由に書いてみることをおすすめします。

 

エクセルやテンプレートを用いて作成する場合

なくさずに大切に保存しておきたい人は、パソコンでモチベーショングラフを作ることもおすすめです。

上記の図のように、エクセルやスプレッドシートを使うことで簡単にモチベーショングラフが作れます。より細かくするなら、モチベーションに点数をつけてもいいですね。

テンプレートを活用してもOKですし、自分でグラフを作成してみるのもよいでしょう。

 

モチベーショングラフを作成するときに注意したい4つのポイント

モチベーショングラフの作り方やメリットなどをご紹介しました。

モチベーショングラフは簡単に作成できるのが利点ですが、適当に書くだけでは真価を発揮できません。

以下ではモチベーショングラフを作成するときに注意したい4つのポイントをご紹介します。以下のポイントに注意して、役に立つモチベーショングラフを作りましょう。

 

ポイント1.事実だけではなく、感情の動きも書き入れる

モチベーショングラフを作成するときに注意したいポイントの1つ目は、事実だけではなく、感情の動きも書き入れることです。

事実を書き込むだけでも自己PRにつながる強みを見つけ出せますが、事実だけを書くと自分がどのようなことに悲しく思ったり嬉しく思ったりするかどうかがわかりません。

感情の動きを知ることで、就活の軸につながる自分の価値観が見いだせることを覚えておきましょう。

例えば「応援団に積極的に参加して、応援団賞を取れた」と書くよりも「応援団に参加して、応援団賞を取れたときは嬉しくて全員で泣いた」のように詳しく書きましょう。

感情の動きを知り、「どうして嬉しかったのか」「どんなことに心を動かされたのか」などを深堀りできるようになります。

 

ポイント2.自分だけではなく、他の人にも評価してもらう

モチベーショングラフを作成するときに注意したいポイントの2つ目は、自分だけではなく、他の人にも評価してもらうことです。

「自己分析なのだから、自分で分析しなければいけないのでは?」と思う人もいるのではないでしょうか。

しかし、自分だけで過去の経験を評価すると、自分の偏見や誤った考えで正しく自己分析できない可能性があります。

他人に評価してもらう分析のことを「他己分析」といいます。他己分析をすることによって、自分ではわからなかったことや客観的に見て興味深いことなどを指摘してもらえることもあるでしょう。

例えば「5歳までアメリカに住んでいた」のような自分にとっては当然のことも、他人から見ると面白く映るはずです。

自分では気づかない面白い経験を、他己分析で見つけてもらってはいかがでしょうか。

 

ポイント3.過去のことだけではなく、現在や将来のことも考える

モチベーショングラフを作成するときに注意したいポイントの3つ目は、過去のことだけではなく、現在や将来のことも考えることです。

モチベーショングラフを作成すると、ついつい過去の経験ばかりを考えてしまいがちになるのではないでしょうか。

しかし、過去の経験だけを見つめていては、未来に向けて活かすことは難しいです。

過去の経験がどのように「今」の自分に影響を与えたのかを考えてみましょう。また、何に自分がワクワクしたり、興味を持ったりしているのかを考え、未来のやりたいことを考えてみることもおすすめです。

過去の経験を深堀りしながら、未来に向けて役に立てる方法を考えていきましょう。

 

ポイント4.理想の自分を書くのではなく、等身大の自分を書き入れる

モチベーショングラフを作成するときに注意したいポイントの4つ目は、理想の自分を書くのではなく、等身大の自分を書き入れることです。

「ダメな自分」と向き合うのが怖くてついつい理想の自分のことを書いてしまう人もいるのではないでしょうか。

モチベーショングラフは、等身大の自分を書かなければ意味がありません。

自分と向き合うのは、辛いこともあるでしょうが、勇気を出して本当の自分と向き合ってみましょう。

 

モチベーショングラフ以外の自己分析のやり方

モチベーショングラフ以外にも、自己分析をするたくさんの方法があります。

例えば、自己分析ツールを使ったり、自分史を作ったりすることなどの方法は就活でもポピュラーな自己分析方法です。

もっと自己分析のやり方を知りたい人は「【就活生向け】自己分析のやり方を徹底解説!5つの方法・進め方・注意点などを紹介」を参考にしてください。

自己分析ツールを使ったことがある人もいるのではないでしょうか。

モチベーショングラフは、「主観的に」自分を見つめ直す自己分析ですが、自己分析ツールは「客観的に」自己分析をする手助けをしてくれます。

他人と比べてどの点が優れているのか、自分はどんな才能があるのかなどがわかるので、自己分析ツールを使ったことがない人は、試しに使ってみてはいかがでしょうか。

どんな自己分析ツールを使えばいいのかわからないという人は「自己分析におすすめのツール厳選16選【就活生向け・登録なし&無料あり】」を参考にしてください。

 

モチベーショングラフを利用して、自己分析を徹底的に行おう

本記事のまとめ
  • モチベーショングラフは、原体験や就活の軸を見つけられる
  • 失敗にも目を向けて、頑張ったことや努力したことを見つけ出す
  • 事実だけではなく、感情の動きも書き込み深堀りしていく

本記事では、自己分析の手段のひとつであるモチベーショングラフのメリットや作成する際のポイントなどをご紹介しました。

就活において自己分析を徹底的に行うことはとても大切です。

なかなか経験を思い出せなかったり、辛いことが多かったりすることもあるでしょう。しかし、過去とじっくり向き合うことで本当の自分に気付けるはず。

本記事を参考にモチベーショングラフを作成して、就活に役に立つ自己分析を行ってみてはいかがでしょうか。
 

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