「OB・OG訪問でどのような質問をすればいいのかな」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
本記事では、質問をする際に注意したいポイントやおすすめの質問を42個紹介。さらに、OB・OG訪問で知っておきたいこともお伝えします。
OB・OG訪問で聞きたい質問が思いつかない人はぜひ参考にしてください。
- OB・OG訪問で質問をする際に注意したい5つのポイント
- OB・OG訪問で聞くべき質問例42選
- OB・OG訪問の質問に関してよくある質問Q&Aや知っておきたいこと
OB・OG訪問で質問をする際に注意したい5つのポイント
「OB・OG訪問で何を質問しようかな」と考えている人も多いのではないでしょうか。貴重な機会だからこそ、しっかりと就活に活かせる内容を質問したいですよね。
以下では、OB・OG訪問で質問をする際に注意したい5つのポイントをご紹介します。
ポイント1.OB・OGの業種や職種をふまえた質問内容にする
OB・OG訪問で質問をする際に注意したい1つ目のポイントは、OB・OGの業種や職種をふまえた質問内容にすることです。
当然ですが、OB・OGの業種や職種と別の内容を質問しても、相手は答えに困ってしまいます。「その業種のことを知りたいのだったら、なぜ自分にコンタクトをとってきたのだろう?」と思われてしまうでしょう。
また、「就職についてなにかアドバイスありますか?」のようなふんわりした質問を聞くと、相手も何を答えたらよいのかわからなくなってしまいます。
「〇〇さんの勤めていらっしゃる〇〇企業の理念は〜と書かれていますが、実際の仕事にはどのように影響していますか?」のような、その人だからこそ回答ができる内容の質問をすることがおすすめです。
OB・OGの業種や職種を考慮に入れながら、何を聞きたいのか明確にしておきましょう。
ポイント2.聞いてはいけないことを質問をしない
OB・OG訪問で質問をする際に注意したい2つ目のポイントは、聞いてはいけないことを質問をしないことです。
いくら先輩で聞きやすいからといって、何でも聞いていい訳ではありません。
例えば、「こんな私でも就職できますか……?」のようなネガティブな質問はNGです。OB・OG訪問は、就職相談ではなく質問させてもらう機会だと考えましょう。
また、調べればわかることを聞くのは避けるべきです。OB・OGを「何でも教えてくれる人」と受動的にならず、積極的に質問をすることをおすすめします。
また、「個人の給料」「プライベートな内容」などを聞くときは、言葉選びやそもそも聞いても大丈夫かどうかなどを考えてから聞くようにしましょう。
質問を考えた後で、相手に聞いても失礼にならない質問なのかどうかを今一度考え直すことをおすすめします。
ポイント3.質問の優先順位を決める
OB・OG訪問で質問をする際に注意したい3つ目のポイントは、質問の優先順位を決めることです。
説明会と同様にOB・OG訪問は、何時間もだらだらと質問を続けることはできません。
優先順位はつけていないと、「雑談に時間を使ってしまって、聞きたかったことが聞けなかった」と後悔してしまう可能性があります。
聞きたいことを確実に質問するためにも、質問の優先順位はつけておきましょう。
ポイント4.採用担当者には聞けない、先輩だからこそ聞ける質問をする
OB・OG訪問で質問をする際に注意したい4つ目のポイントは、採用担当者には聞けない、先輩だからこそ聞ける質問をすることです。
採用担当者に聞くとマイナスの評価をされてしまう可能性がある質問も、先輩ならば選考を意識せずに聞けます。
例えば、「有給の実際の消化率」「残業はどれくらいあるのか」「給料はどれくらいもらえるのか」などです。
もちろん、相手が不快にならないように聞く必要がありますが、採用担当者に気軽に聞けない質問をすることをおすすめします。
ポイント5.OB訪問後にはお礼メールを送ることを忘れない
OB・OG訪問で質問をする際に注意したい5つ目のポイントは、OB訪問後にはお礼メールを送ることを忘れないことです。
お世話になった先輩には必ず、改めて感謝を伝えるメールを送ることがビジネスマナー。できれば当日中に送れると、相手にいい印象を持ってもらえるでしょう。
お礼メールの書き方を知りたい人は「【例文あり】就活のOB・OG訪問のお礼メールの書き方は?基本の要素と3つのポイントを紹介」を参考にしてみてはいかがでしょうか。
(no405のURL)
OB・OG訪問で聞くべき質問例42選
「OB・OG訪問で、実際にどんな質問をすればいいのか参考にしたい!」「これは聞いておくべき質問ってどんな内容なの?」と質問内容に悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
以下では、OB・OG訪問で聞くべき質問例を42個ご紹介します。
もちろん「42個」すべてを聞く必要はありません。、自分が興味ある質問をピックアップして聞くことをおすすめします。
就活についての質問・ 就職活動へのアドバイス
まずは、就活についての質問をご紹介します。
- 1.私の第一印象はどうですか?
- 2.自分の話し方に改善点はありますか?
- 3.自分の自己PRやガクチカ(学生のときに力を入れたこと)にアドバイスはありますか?
- 4.先輩は自己PRやガクチカで何を話しましたか?
- 5.企業研究はどのように行いましたか?
- 6.先輩の就活の軸は何でしたか?
- 7.先輩が御社を選んだ決め手はなんですか?
- 8.社風は具体的にどのようなものですか?
- 9.御社の面接では何を聞かれましたか?
一次面接では、第一印象が大切になります。そのため、髪型やスーツの着方、目線の動かした方などで問題点がある場合は、早めに直すことを意識しましょう。
「先輩が御社を決めた理由はなんですか?」は、センシティブな質問の可能性があるので、気をつけて聞くといいでしょう。
また、「他にどの会社から内定をもらいましたか?」は傷つけてしまう可能性があるので、聞く場合は「失礼ですが」「大変失礼とは存じますが」とクッション言葉を挟んで聞くことをおすすめします。
業界についての質問
実際働いてから見る業界と自分が想像する業界には差異が生じる可能性があります。
OB・OGにしか聞けない業界についての質問をすることをおすすめします。
- 10.〇〇業界の課題は〇〇だと思いますが、先輩はどう思いますか?
- 11.〇〇業界の将来性について、どう思われていらっしゃいますか?
- 12.先輩が〇〇業界を選んだ決め手はなんですか?
- 13.他業界にはない魅力はなんですか?
- 14.私は〇〇業界を〜のように思っていますが、実際のところどうですか?
- 15.〇〇業界はやりがいがあると言われますが、先輩はどのような点でやりがいを感じましたか?
仕事の内容についての質問
仕事内容や、社員がどのような一日を過ごしているかも実際にOB・OG訪問だからこそ詳しく聞ける質問です。
特に、入社後すぐの社員の仕事内容はホームページに記載されていないこともあるので、聞いておくことをおすすめします。
- 16.一日の仕事の流れを教えてください
- 17.入社してすぐに業務に携われますか?
- 18.業務内容を教えてください
- 19.入社してすぐの仕事内容と今の仕事内容はどう違いますか?
- 20.仕事で必要なスキルはありますか?
- 21.仕事で嬉しかったこと・困ったことはなんですか?
- 22.この一年でどのようなスキルが身につきましたか?
- 23.業務のノルマはありますか?また、達成できなかった場合はどうなりますか?
勤めている会社についての質問
同じ業界であっても、会社によって様々な特徴があります。
先輩が勤めている会社にしかない魅力を教えてもらえると、深い志望理由に繋がるでしょう。
- 24.同業他社と比べて、御社にしかない魅力はなんですか?
- 25.AIやグローバル化などで御社はどのように変わっていくと思いますか?
- 26.産休や育休などは気軽に取れる雰囲気でしょうか?
- 27.御社の福利厚生に満足していらっしゃいますか?
- 28.有給休暇は取りやすい環境ですか?
- 29.リーダシップが取れる人、協調性がある人などいらっしゃると思いますが、どのような雰囲気の人が多いでしょうか?
- 30.私は、御社の社風にあっていると思いますか?
- 31.転職する人はどのくらいいますか?
- 32.残業はどの程度していますか?
- 33.先輩が変えるべきだと思う御社の制度はなんですか?
- 34.会社をどのように支えていきたいと思っていますか?
- 35.入社後すぐでも実践的な業務に携われますか?
- 36.会社の設立理念はどのようなところに現れていますか?
- 37.社長メッセージでは〇〇とありますが、実際のところどう思いますか?
働き方やプライベートに関する質問
社員がプライベートな時間をどれほど取れているのか・将来の働き方をどう思っているのかを聞くことは大切です。
プライベートな質問をする場合は、失礼にならないように気を使って聞くようにしましょう。
- 38.これから身につけようと思う資格やスキルはありますか?
- 39.先輩の思うキャリアパスを教えて下さい
- 40.転職する意思はありますか?
- 41.プライベートの趣味は続けられますか?
OB・OG訪問の質問に関してよくある質問Q&A
OB・OG訪問の質問を考える際のポイントや質問リストなどを詳しくご紹介しました。
もっとOB・OG訪問の質問に関して知りたいことがある人もいるのではないでしょうか。
以下では、OB・OG訪問の質問に関してよくある質問について答えていきます。
質問は事前にメールで共有したほうがいいの?
質問は、事前にメールで共有したほうがいいのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
質問をメールで共有すると相手が答えやすくなるので、事前に質問内容の概要を伝えておくことをおすすめします。
質問内容を相手に伝える際は「箇条書き」で伝えると、わかりやすいメールになります。
質問の内容をメールで送る例を以下でご紹介します。
- 聞きたい内容の概要は以下のとおりです。
1.履歴書や自己PRのアドバイス
2.〇〇様の具体的な業務内容や会社の概要
3.貴社の営業部について
このように、概要を送るだけで十分です。「営業部に配属されるためにはどのようなスキルが必要ですか?」のように長々と質問を書く必要はありません。
質問は何個くらいしたほうがいいの?
「質問は何個くらいしたほうがいいの?」と悩んでいる人もいるでしょう。
OB・OG訪問がどのくらいの時間行われるのかにもよりますが、質問の数は10個ほど用意することをおすすめします。
考えておいた質問の数が少なすぎると「もう質問ないの?」と聞かれて焦ってしまう可能性があります。
多すぎる分には優先順位をつけておけば問題ないので、時間と相談しつつ多めに質問を考えてみてはいかがでしょうか。
質問はメモを取りながら聞いてもいいの?
たくさんの質問を聞くOB・OG訪問では、メモを取りたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
忘れないようにメモを取ることは社会人の基本なので、メモを取る行為自体には問題ありません。
しかし、何も言わずに無言でメモを取り出すよりは「メモを取ってもいいですか?」と聞いてからメモをとることをおすすめします。
また、メモを取っている間にメモを取ることに夢中になり、相槌を忘れてしまわないように注意しておきましょう。
「相槌しながらメモをするの大変そうだから、頑張って先輩の言っていることを覚えよう」としている人もいるのではないでしょうか。
たくさんの質問をする場合全てを覚えるのは大変ですし、後になって忘れてしまっている可能性もあります。必ずメモをすることをおすすめします。
メモをすることで、相手に「熱意があるのだな」と好印象を持ってもらえるので、先輩も気合を入れて質問に答えてくれるようになるでしょう。
どのタイミングで質問する?OB訪問の流れややり方は?
「あまり親しくない先輩に会うの緊張する……」と思っている人も多いでしょう。
なれないOB・OG訪問をするので、なるべくシミュレーションをしておきたいと思うのも無理はありません。以下では、OB訪問の流れを簡単にご紹介します。
メールや電話などでアポイントメントを取った後は、遅れないように待合場所に行きましょう。
待合場所についた後は、「〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。本日はお忙しい中、貴重な時間をいただきありがとうございました。よろしくおねがいします」と挨拶をします。
簡単な雑談をした後、「早速ですが、質問をさせていただきます」と伝えて、質問をするといいでしょう。
もっと詳しくOB訪問の流れを知りたい人は「就活でのOB・OG訪問のメリットや探し方は?やり方・流れ・注意点などを紹介」を参考にしてみてはいかがでしょうか。
質問前に慌てない!OB・OG訪問の際に知っておきたいこと
以下では、OB・OG訪問の際に知っておくべきことを3つご紹介します。
事前に知識を入れておくことで、マナー違反をしないように気をつけましょう。
事前に質問リストを準備しておく
すでにご紹介したように、事前に質問リストを準備しておくことはとても大切です。
相手に一方的に話をしてもらう説明会とは違い、OB・OG訪問は自分から質問する機会です。
何も考えずに行くと、支離滅裂な発言をしたり、言わなくてもいいことや失礼なことを言ってしまったりする可能性があります。
また、無言になってしまうとお互いに気まずくなるので、質問リストを準備しておきましょう。
OB・OGと会う場所の決め方
OB・OGと会う場所は、慎重に決めることを推奨します。
残念ながら、真面目な就活生に対してセクハラを行う人もいるのも事実です。
どんなに信頼している先輩であろうと、相手の家に出向いたり、人気が少ない場所で会ったりするのは避けておくことが賢明です。
また、常識的に遅すぎる時間帯にあるのも避けておきましょう。
少しでも違和感を感じたら、OB・OGと会うのを中止することを選択肢に入れることを忘れないでください。
手土産は持っていかなくてOK
「お願いする立場だから、一応手土産を持っていこうかな」と思っている人もいるのではないでしょうか。
OB・OG訪問で手土産を持っていく必要はありません。
相手の職業や企業によっては、手土産やお菓子を受け取ってはいけない場合もあります。
どうしても手土産を持っていきたいという人は、2回断られたら渡すことを諦めることを覚えておきましょう。
OB・OG訪問では事前に質問リストを準備しておこう
- 先輩の業種や職種をふまえた質問内容を考える
- 聞いても不快にさせない質問かどうかを事前に考えておく
- 当日に慌てないように、事前に質問リストを作っておく
本記事では、OB・OG訪問で質問する内容を考える際のポイントや質問リストなどをご紹介しました。
気になる業種や職種のOB・OGがいなくて困っている人もいるのではないでしょうか。サイトやアプリ、大学のキャリアセンターなどを通して、興味がある内容に詳しい先輩を見つけることをおすすめします。
話しやすい先輩であっても、相手のことを気遣った質問をすることを意識しましょう。
本記事を参考に、自分の興味のある内容を上手に質問をして、就活に役立ててみてはいかがでしょうか。
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