「コロナ禍により、ビジネスが大きく変化した」とはよく耳にしますが、具体的にどのように変化しているのでしょうか。これからビジネスを推進していく身として、改めて傾向と対策を確認しておきたい、という若手ビジネスパーソンもいるはずです。
アクセンチュアの最新調査レポート「Make the Leap, Take the Lead」によると、クラウドや人工知能(AI)などテクノロジーへの投資を先行して拡大した企業(先行企業)は、投資に出遅れた企業(出遅れ企業)の5倍の収益成長率を実現していることが分かったといいます。
ビジネスパーソンとして、その要因や、結果を踏まえた"企業成長の秘訣"はしっかりチェックしておきたいですね。
先行企業を猛追する「跳躍企業」
このレポートでは、スコア上位10%を先行企業、下位25%を出遅れ企業、残り65%のうち、システム強度を維持しながらIT予算を大幅にイノベーションに振り向けた18%を「跳躍企業」と定義。
先行企業を猛追する跳躍企業(全調査対象の18%)は、過去1年間、困難な局面においてテクノロジー戦略を積極的に実行することで、短期間でデジタルトランスフォーメーションを成し遂げている企業です。
跳躍企業は今、目覚ましい成長を遂げていて、出遅れ企業の4倍の収益成長率を実現しているそう。出遅れ企業との差は広まっていく一方だといいます。
先を見据えた一手をいかに早く打てるかどうかが、その後の成長に大きく影響してくるということが明白に。ビジネスパーソンとして、ぜひ理解しておきたい興味深い調査ではないでしょうか。
企業成長のための3つのステップ
レポートではこの結果を踏まえ、企業がテクノロジー戦略を通じてさらなる成長を遂げるために、プラットフォーム再構築(クラウドへの移行)、戦略の再考(イノベーションを中心に据えたテクノロジー戦略の見直し)、広範な価値創出(従業員一人ひとりに合わせたアップスキリング・ウェルビーイング・メンタルヘルスへの対応を強化)の3つをステップを提案しています。
例えば、跳躍企業の80%は2017年までに何らかのクラウド技術を導入していますが、2020年にはその割合が98%にまで増加したといいます。クラウドへの移行は今や急務であることが分かりますね。
また、跳躍企業の67%が非中核事業の収益増に取り組んでいることから、コロナ禍においてもイノベーションの強化が最優先事項であることも理解ができます。
さらに、先行企業の65%は、従業員の幸福度を重視し、デジタルを活用した柔軟な働き方を実現しているという事実も。一方出遅れ企業では43%に留まっていることから、アップスキリング・ウェルビーイング・メンタルヘルスの必要性にも納得がいきます。
詳細についてはプレスリリースをご確認ください。「自分の企業はどうだろう?」「これから起業するにあたって、このポイントはおさえておこう」など、新しい問いかけや気付きもあるのではないでしょうか。
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