新型コロナウイルスのワクチン接種が始まり、「大学で1回目を接種した」「所属企業で集団接種予定」といった若手ビジネスパーソンも増えているのではないでしょうか。
しかし、まだ「コロナ禍が明けていつも通りの日常に!」という状況には程遠く、打撃を受けている業界の困難も続いています。
この記事では、6月第4週に発表された「コロナ禍で打撃を受ける業界を支援する方法」を5つ取り上げて紹介します。興味深いコラボレーションや、応援したくなるクラウドファンディング、コロナ禍だからこそ生まれた新企画など、ビジネスパーソンとしても知っておきたい情報が満載。今のトレンドをキャッチするためにも、チェックしてみてはいかがでしょうか。
「ホップのSake」
まずは酒業界。こちらは新しいコラボレーションの取り組みです。
Craft Sake Brewery「三軒茶屋醸造所」を運営する株式会社WAKAZEは6月25日(金)、「木花之醸造所」および「haccoba -Craft Sake Brewery-」との共同プロジェクトを発足。
第1弾として、福島県に拠点を置くhaccoba -Craft Sake Brewery-のメインプロダクト「ビールの原料ホップを使ったSake」を軸に、3蔵がそれぞれの「ホップのSake」をつくり上げ、6月25日(金)より発売しました。各醸造所のオンラインサイトにて購入することができます。
また、それぞれの「ホップのSake」を飲み比べることができるよう、1店で「ホップのSake」を購入すると、他2店の「ホップのSake」購入時に500円引きとなるクーポンをお届け。7月3日(土)にはコラボメンバーが語るオンラインイベントを無料開催するそうなので、お酒好きな人は要チェック。休日の楽しみがひとつ増えそうですね。
出典元:株式会社WAKAZE
専用キット「イエのみジンキット」
お酒好きな人には、こんな商品もいかがでしょうか?
合同会社ジングレイバーは、クラフトジンを自宅で飲み比べできる専用キット「イエのみジンキット」のクラウドファンディングプロジェクトをMakuakeにて実施中。開始5時間で目標額の370%を達成するなど、大きな反響を呼んでいるといいます。
「自宅でジンを飲む」という人は少ないかもしれませんが、この専用キットは、"そのハードルを少しでも下げてみよう"という想いで誕生。「どれを選べばいいか分からない」「1本買っても飲みきれない」「飲み方がわからない」「食事に合わせづらそう」といった声に応えます。
購入者には、おすすめクラフトジンを月に3本ずつお届け。一人でも飲み切れるサンプルサイズも嬉しいポイントです。また、おすすめの飲み方や食事とのペアリングを紹介するレシピカードも付いているそう。家飲み機会が増えた今、新しい体験として取り入れてみたくなりますね。
プロジェクト期間は7月24日(土)まで。家飲みがマンネリ化してしまった…という人にとっても、気分を変えるきっかえになりそうです。
出典元:合同会社ジングレイバー
Makuake・酒ジャンルプロジェクト
実は酒業界、Makuakeでは大きな盛り上がりを見せているようです。
応援購入サービス・Makuakeを運営する株式会社マクアケは6月23日(水)、酒ジャンルプロジェクト応援購入総額が3倍に成長していることを発表。コロナ禍だからこそ生まれた、お酒ジャンルの新たなチャレンジが続々登場しているといいます。
同社によれば、中でも「家飲み」に特化した企画が目立つように。サイズ感など家飲みのニーズに合わせて容量や構成に工夫をした取り組みも増加しているのだそう。
「この1~2年でクラファンがより身近になった」「新しい商品の登場をいつも心待ちにしている」という若手ビジネスパーソンもきっと多いはず。Makuakeでは8月、アプリ内にて酒ジャンルプロジェクトをまとめた特集ページの実施を予定しているそうなので、酒業界への応援も兼ねて、今後の動向をチェックしておきたいところですね。
出典元:株式会社マクアケ
ECサイト『Find my Tokyo.BOX!』
東京の街や店の魅力を伝える東京メトロの企業広告「Find my Tokyo.」はご存知でしょうか?
株式会社博報堂は6月23日(水)、東京地下鉄株式会社と共同で、期間限定の事業検証として新しいECサイト『Find my Tokyo.BOX!』を立ち上げました。
このサイトでは、過去に「Find my Tokyo.」で紹介した店舗の「商品」と「体験」をセットで販売することで、コロナ禍の影響により困難な状況にある東京メトロ沿線の飲食店や小売店の支援に繋げていきます。
手元に届く商品は、東京の発見感が詰まっているものばかり。店主や料理長と一緒に自宅で楽しめる体験動画をあわせて楽しむことで、本当はお店に行かないと体験できない発見感のある時間(=Find my Tokyo.時間)を提供します。
サイトのオープン期間は9月中旬まで。新しい買い物体験ができるチャンスです。
出典元:株式会社博報堂
飲食店利用客に、国産マスクの配布・販売
厳しい状況にもかかわらず、飲食店が"支援する側"にまわっているケースも。
株式会社モンテローザは6月25日(金)より、「バリヤスサカバ」「勝手にサワーおいで屋」「しゃぶ食べ」「焼肉食べ放題 俺の店」など対象ブランド25店舗の利用客に、国産マスクの配布・販売を行います。
価格の安い外国産マスクにおされ、在庫過多の状況が続いているというマスク生産者への支援プロジェクト。対象店舗の利用客に、国産マスクを一人一枚プレゼントするほか、店舗にて国産マスクの販売も行うのだそう。販売商品は、「快適マスク」ふつうサイズ(5枚入り・税込298円)。
昨年、コロナ禍のピーク時において「マスクがなかなか手に入らない…」と困った人も多かったはず。飲食店への応援と、日本のものづくりへの応援の気持ちを込めて、対象店舗をチェックしてみては。
出典元:株式会社モンテローザ
なお、各サービス詳細については各社プレスリリースにてご確認ください。ビジネスに役立ちそうなトレンド把握としても、活用してみてくださいね。
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