副業、独立、起業…働き方の選択肢が広がりつつある今だからこそ、「自分にはどんな働き方が合っているのか?」「今と異なる働き方に憧れはあるけれど、経験の浅い自分にできるかどうか…」と、悩んだり不安に思ったりすることもあるのではないでしょうか。
株式会社Rocketsでカスタマーサクセスマネージャーを務める林田光生さん(25)は、昨年11月に正社員としてジョインした若手メンバー。新卒入社した前職を4カ月で退職した後、2年間ほどフリーランスとしてYouTubeとブログを運営していましたが、思うところあって同社への再就職を決めたといいます。
「好きなことをしたくてフリーランスに転身しましたが、徐々に違和感を抱きはじめたと同時に、もっと大きなことをやりたいと思い、正社員に戻りました。副業としてYouTubeとブログの運営は継続しています。」
フリーランス期間に抱きはじめた違和感とは?"働き方"という概念にとらわれず次々と新しいことに挑戦し続けるために、林田さんはどのようなことを意識しているのでしょうか?
アウトバウンド営業を一元管理できるサービス「LEADPAD」
株式会社Rocketsは、2017年に創業したセールステック領域のスタートアップ。
これまで新規リード獲得プラットフォーム「makibisi」を通じて350社以上の営業支援を行ってきましたが、6月2日(水)に、アウトバウンド営業を一元管理できるサービス「LEADPAD(リードパッド)」へとリブランディングしました。
アウトバウンド営業の業務における、リスト作成から営業アプローチ先の選定、レポートでの振り返りまでを一元管理できるサービスを目指し、今後も「顧客をリードする姿勢」をもった営業パーソンにあわせてプロダクトを進化させていく予定です。
また、リブランディングにあわせて同社のパーパスを「事業をリードする一手を」と新たに掲げ、これを実現するために"一人ひとりが事業をリードする一手を考えられる"組織作りに注力するとしています。
「好きな時に、好きな場所で、好きな人と仕事をしたい」
林田さんは、昨年11月に正社員としてRocketsに入社。カスタマーサクセスのみならず、マーケティング業務なども幅広く担っています。
-----新卒入社した会社を退職後、フリーランスになったのはなぜですか?
林田さん:前職は、ブラックな側面を知ってしまったことがきっかけで退職したのですが、その時に思ったのが「好きな時に、好きな場所で、好きな人と仕事をしたい」ということでした。
好きなことをしたいとか、好きなことを仕事にしたいとか、そう思っている学生や若手の会社員ってたくさんいると思うのですが、彼らは決まって「会社に入らないと"安定"が手に入らないから就職する」と言うんですよね。
ならば、私がまずフリーランスという新たな働き方を実践し、自分の価値を高めていくことで、そういった常識をいい意味で覆していければ、と。「まずはやってみよう!」そう立ち上がってみると、とてもワクワクしたんです。
-----それで、YouTubeやブログを始めたんですね。
林田さん:そうですね、「発信すること」や「目立つこと」が好きなので、始めてみるとけっこうあっさり、その領域で生計を立てることができるように。
ただ、フリーランスなので、やるのもやらないのも自分次第。そのため、"続けられる仕組みづくり"には注力しました。「撮影には必要以上時間をかけない」とか、「動画の編集は移動時間を使ってスマホで完結」とか…。そうしているうちに、そこまで作業時間をかけなくても、十分な収入が得られるようになったんです。
このままでいいのか?という疑問から再就職へ
-----そこから、なぜ正社員へ戻ることになったのでしょうか?
林田さん:まず、YouTubeやブログで成果が出ても、一緒に喜べる仲間がいない。そして、収入が得られたとしても「経験が得られた」という実感がなかったんです。
一方で、周りにいる同世代は東京のベンチャー企業で夢中になって働いていて。「自分はこのままでいいのだろうか?」と不安に思ったことがきっかでした。それまでずっと福岡で活動していたんですが、東京に移住することを決意して、知人の紹介でRocketsに出会いました。
-----Rocketsへ入社を決めた理由は?
林田さん:「大きなことをやってみたい」「経験を増やしたい」「できることを増やしたい」そういった想いがベースにありました。
Rocketsでは、「toBビジネス」「営業」「カスタマーサクセス」など、自分にとって新しいことだらけだったので、挑戦したい!と強く思うようになり入社を決意。ほぼ完全リモートなので、YouTubeやブログを副業として続けられることも自分にとっては大きなポイントでした。
-----副業と本業の相乗効果を感じる瞬間はありますか?
林田さん:ありますね。これまで、試行錯誤のなかで「こういう伝え方だと視聴者や読者の反応がいい」という知見を培ってきたので、営業支援や広告まわりの仕事でも役に立つと確信しています。
インプットを実践できる場数を踏む
その時その時の、自分の気持ちに正直に、新しいことに挑戦しつづける林田さん。未経験からのスタートをうまく乗り切るために、どのようなことを意識しているのでしょうか。
-----新しいことに挑戦するとき、起こしてよかった行動などはありますか?
林田さん:「とにかく場数を踏むこと」ですね。
YouTubeやブログも未経験からのスタートでしたが、例えばノウハウが書かれている記事を眺めているだけでなく、まず手を動かすことから始めました。いろいろ試して、反応をみる。うまく伸びている人の真似をする。これを積み重ねていったんです。
-----Rocketsへ入社後も?
林田さん:そうですね、本などでインプットしてから、それを実践できる場数を踏んでいます。
例えば私は「カスタマーサクセスって何ぞや?」から始まったので、それに関する本をまずは何冊も読みました。そして、入社翌月から「フロントに立たせてください」と申し出て、積極的に自分でできそうな案件に携わらせてもらったんです。
実際、場数を踏むことで、インプットしたものが自分のものになっていくという実感もありますね。
-----最後に、今後の目標についてお聞かせください。
林田さん:これまでYouTuberの「無印ハヤシ」であり、ブロガーの「無印ハヤシ」でしたが、今後は「Rocketsでも活躍している林田」という側面も大きくしていきたいです。
「toBもできます」「マーケティングもできます」のように、自分のできることの幅を広げていって、将来のキャリアの可能性も広げていきたいと考えています。
働き方が多様化し、自分で選べるからこそ、迷いも生まれるキャリア設計。
未経験のことでも、とにかく場数を踏むことで「経験」に変換していくという彼の姿は、新しいことに挑戦したいと願う同世代の人々に勇気や励みを与えてくれるのではないでしょうか。
出典元:株式会社Rockets
出典元:LEADPAD
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