資料でもっともらしいデータやグラフを示しながら、よどみなくプレゼンテーションをする人をよく見かけますが、ちょっと待った!そのプレゼン、本当に信用できるでしょうか?
プレゼンを受ける側としては、データや数値に惑わされることなく、また相手の言い分に飲み込まれず冷静に、正確に判断したいものです。
株式会社翔泳社は6月7日(月)に、書籍「ダマすプレゼンのしくみ 数値・グラフ・話術・構成に隠された欺く手法とその見破り方」(kanata 著)を発売しました。
人間の心理的な性質を利用した「ダマすプレゼン」のしくみとその見破り方について、プレゼンを見る・聞く側の視点から解説するという、今後の参考になりそうな1冊です。
プレゼンを冷静かつ正確に解釈する力とは
ビジネスパーソンとして、機会の多いプレゼンテーション。スライド資料を利用しながら発表するスタイルが一般的ですが、同書によると、その中には相手を意図的に誘導するための手法や表現が隠されていることがあるそうです。
テレビやCM、インターネットの記事を目にするとき、「これ、本当なのかな?」と思うグラフや写真はありませんか?
あなたが参加しているプレゼンでも、まさに同じような手法が使われているかもしれません。プレゼン資料も100パーセント信用せず、疑ってかかった方がよさそうです。
同書では、スライドの図表やグラフ、話し方、全体の構成といったプレゼンのどの部分に相手をあざむく手法や、ミスリードが隠されているのかを解説。「ダマすプレゼン」の見破り方を知り、プレゼンを冷静かつ正確に解釈する力を身につけてほしいとしています。
具体的な手法を紹介
例えば、実際のダマす手法の例として以下のスライドを挙げています。この資料に隠された手法がわかりますか?
一見りんごの割合が一番のように見えて、実はみかんの割合の方が大きいのがわかります。
その他、切り取られた写真や質問をかわすフレーズ、承諾を取り付けるための話術、不自然な数値の切り上げ・切り下げ、特定の事実に注目させないストーリー構成などのダマす手法を紹介。プレゼンにだまされない術を身につけることができるといいます。
効果的なプレゼンを行うためのヒントにも
ビジネスパーソンとしてはぜひとも身に付けたいプレゼンを冷静かつ正確に解釈する力。
逆をいえば、同書で明らかになる人間の心理的な性質や法則を理解すれば、効果的なプレゼンを行うためのヒントにもなります。ダマされない人になれるのはもちろん、自身がプレゼンの達人になれるかもしれませんね。
【目次】
第1章 プレゼンテーションとは
第2章 そもそもなぜプレゼンテーションでダマされるのか
第3章 ダマす数値
第4章 ダマすグラフ
第5章 ダマす写真
第6章 ダマす話術
第7章 ダマすストーリー
第8章 ダマされないためには
第9章 そもそもダマされないしくみ
第10章 わかりやすいプレゼンテーションの作り方
同書の詳細についてはプレスリリースでご確認ください。
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