終身雇用制度の限界が叫ばれる今、主体的に自分のキャリアを考えるビジネスパーソンが増えています。ですが、「新社会人が入社直後に、転職を検討するのはどうなんだろう…」という思いも頭をよぎるかもしれません。
そんな疑問を払拭する分析結果を、転職サービス「doda」が発表しました。
先行きが不透明な時代には、将来の転職もひとつの選択肢に
2011年から今年度(2021年現在)までの会員登録者数を集計したところ、10年間で約26倍に増加。新型コロナウイルスの感染対策による1度目の緊急事態宣言が出された時期に登録者数がいったん減少したものの、全体では右肩上がりに上昇しています。
入社直後に転職サイトに登録する数が増加傾向にある背景には、リーマン・ショックから続く不況や、寿命が伸びたことでライフプランの見直しが迫られる「人生100年時代」の到来、仕事や家族の価値観を変えたとされる東日本大震災の発生、デジタル化で急速にビジネスモデルが変化したことなどがあると考えられます。
数年後には、“転職ネイティブ世代”台頭の可能性も
そういった状況下で早い段階からキャリアデザインし、自分の市場価値と向き合う新社会人が増えているとか。
doda編集長の喜多恭子さんは、「これからの世代では、早期に転職サイトに登録する動きがさらに加速すると予想されます。数年後には、就職活動時から転職を意識する“転職ネイティブ世代”が転職市場に台頭してくると思われます」と、今後の動きを予想しています。
「これから自分はどんな働き方をしたいのか?」「本当にやりたいことは何?」など、中長期的な視点でキャリアマップを描く際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
調査結果の詳細についてはプレスリリースをご確認ください。
【関連記事】
焦らないで大丈夫!「まだ自己実現できていない」約半数、20代に行った調査結果が公開|プラスエイト調べ
この春、就職や転職で新しいスタートを切った若手ビジネスパーソンの中には、「早く理想の自分になりたい!」と焦ってしまっている人もいるのではないでしょうか。 株式会社プラスエイトは、この春就職...
転職を考えている営業パーソンに!「doda転職フェア セレクト オンライン」7月開催へ、特別講演も予定
営業として1~2年経験を積んできたという若手ビジネスパーソンのなかには、キャリアアップのため転職を考えている人も少なくないのではないでしょうか。 転職サービス「doda(デューダ)」は7月...
地元に灯りを取り戻す!ニットブランド「Mebuki」亀田さんが、会社員からデザイナーへの転身を決断した理由
働き方の多様化が広がり、転職が珍しくなくなっている時代とはいっても、新しい環境や仕事に飛び込むのは勇気がいること。実際にキャリアチェンジをした経験者たちは、転身するにあたってどのように決断したの...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう