「こんな会社になってほしい」「こうすれば、もっと楽しく働けるはず」など、会社に対して、強い想いを抱いている人もいるのではないでしょうか?
でも、理想を実現させるための方法が見つからず、悩んでいる人もいるかもしれません。
渡辺小春さん(22歳)は、2021年4月に株式会社タイミーへ新卒入社。大好きな会社をもっとみんなが働きやすい場所にしたいと強く願う一人です。そんな彼女は自ら新しいチームを立ち上げ、今、まさに理想を実現させようとしています。
スキマバイトサービス「タイミー」とは
株式会社タイミーは、すぐ働きたい人と、すぐ人手がほしい事業者をマッチングするスキマバイトサービス「タイミー」を提供するベンチャー企業。仕事を探している人は、条件をクリアしていれば、好きな場所や時間、職種ですぐ働けます。面接や登録会への参加は必要ありません。しかも、仕事が終わった後にその場で報酬がアプリに反映されるので、24時間好きなときに引き出すことが可能です。
ユーザー数は180万人、導入店舗数は3万7000店舗(2021年4月14日時点)。簡単に募集でき、働き手をスピーディーに見つけられると、事業者からも注目されているサービスです。
「こんなにワクワクできる会社とは、もう出会えないかもしれない」
-----タイミーに入社を決めた理由を教えていただけますか?
渡辺さん:大学3年の3月からインターンとして働き始めたことがきっかけです。実は当時、すでに他社から内定をもらっていたのですが、入社までどこかで社会経験を積みたいと思っていて。もとはタイミーのアプリユーザーだったのですが、たまたまアルバイトとしてタイミーのオフィスに働きに行った際に声をかけられたのです。
-----では、最初は大学卒業まで働くつもりだったのですね。
渡辺さん:そうですね。でも、インターンとして初出勤した日に「この会社に入社するだろうな」と思ったのです。一目惚れという言葉がふさわしいかもしれません。息がしやすいって、こういうことなんだと実感しました。実際に働き始めてからも、風通しのよさを感じていて。インターン1・2カ月目でも、手を挙げれば、プロジェクトに参加させてもらっていました。
そして、知れば知るほど、会社もサービスも大好きになり、「こんなにワクワクできる会社とは、もう出会えないかもしれない」と思うように。予定を変更して、社員として入社することにしたのです。
渡辺さんは、インターン時代からずっと、カスタマーサポートスペシャリストとして、主に顧客対応を担当。トラブル解決だけでなく、顧客満足度を高めるためのサポートを提供しています。ほかにも、VOC(Voice of Customer)を集計したり、各部署と連携をとりながらさまざまな問題の解決をはかったりと、幅広い業務を担当しています。
日々、お客様に真摯に向き合っていることもあり、同社で毎月開催される「カスタマーサポート杯」というチーム内表彰の企画では、顧客満足度の高い対応をした人に選ばれたこともあるのだそう。
-----どんなことを意識して仕事に臨んでいらっしゃるのですか?
渡辺さん:お客様が安心してタイミーを利用できることを目指しています。心がけているのは、話しやすさ。オペレーターとして対応したとき、以前サポートしたお客様から「渡辺さんに対応してもらいたい」と指名していただいたことがあります。「少し話しただけでも、私のことを覚えてくれていたんだ!」とうれしくなりました。「あなたがいるから、安心してタイミーを使える」と声をかけてもらえたことも。この上ないやりがいを感じますね。
もちろん、お客様から厳しい言葉をいただくこともあります。その際は、お客様の感情や背景を受け止め、話を全部聞くよう意識。少しでもタイミーを使ってよかったと思っていただけるよう、一人ひとりのお客様に向き合っています。
みんながもっと気持ちよく過ごせる環境を作りたい
カスタマーサポートとしての仕事とは別に、渡辺さんは今、ずっとやりたかった仕事を本格的に始めようとしています。
渡辺さん:みんながもっと気持ちよく過ごせる環境を作りたいとずっと思っていました。私自身の経験や、国際政治専攻でさまざまな争いや苦しみを学んできたことが影響しているのかもしれません。
だから正社員として内定をもらったあと、上長と社長との面談の際、「みんながもっと働きやすくなるように、業務改善の仕事がしたい」と伝えました。
そして、6月から業務改善のチームを立ち上げることになったのです。
-----正社員内定のタイミングで、新しいチームの立ち上げを任せてもらえるとは!インターン時代から続けている努力の結果ですね。
渡辺さん:もしかしたら、ここまで聞くと、私のことを特別な人と思うかもしれません。でも、決してそんなことはないのです。私は環境は自分で変えられると信じています。そのためには、自分がやりたいことがあるとき、動きやすい立ち位置が必要です。それは、すぐにできるものではなく、普段の振る舞いや、実績など外から見えるものによって、作られるものではないでしょうか。あとは、やりたいことを表明し続けることも必要です。
今回の業務改善チームの立ち上げのように、ゼロの状態から新しく何かを作ることは初めてですが、みんなに協力をお願いしながら、動いていこうと思います。緊張と同時にワクワクを感じられるのは、「たくさん失敗しておいで」と声をかけてくれる仲間たちのおかげです。
まずは、みんながどんなことを改善したいと思っているのか、そして会社として何が必要かの現状把握をするために、声を集めることから始めます。
自分一人でできることは限られている
-----業務改善チームを立ち上げるにあたり、新たに気付いたことなどはありますか?
渡辺さん:それまであまり興味を持てなかったことの大切さがわかりました。
例えば、社内コミュニケーションについて。弊社では、他部署のメンバー同士が交流する機会を積極的に設けているのですが、インターン時代の私は、そういうことにあまり興味を持てなくて...。基本、自分の部署から出ることはありませんでした。でも、仕事をするうちに、自分一人でできることは限られていると気づいたのです。
また、自分だけで抱え込まず、他人を頼れるようになりました。以前の私は、誰かに頼ることを情けない、ネガティブなことと思っていたのです。でも、きちんと自分の足りない部分をみんなにさらけ出す。自己開示することで、協力してくれる仲間がいることに気づけました。
仲間たちとの信頼関係は、一朝一夕に築けるものではないので、以前よりも積極的に外に出たり、普段の何気ない会話を大切にしようとしています。
-----仲間に恵まれている環境なのですね。
渡辺さん:確かに、弊社は風通しがよく、社歴や立場にかかわらず、さまざまなことに挑戦できる環境です。仲間たちも応援してくれます。でも、環境が恵まれていなければ、挑戦できないかというと、私はそんなことはないと思います。どんな環境でも、自分を信じてくれる人が一人はいるはずです。その存在に気づけるか、気づけないかの違いではないでしょうか。そのためには、自分を出し、いろいろな人とコミュニケーションをとることが大切だと考えます。
「水」のような存在になりたい
-----今後の展望を教えてください。
渡辺さん:私は「水」のような存在になりたいです。会社が大きくなると、メンバーも増えます。組織にはいろいろな人がいて、みんな持っている形は違うもの。私は一人ひとりの隙間を埋める水になって、株式会社タイミーというチームを丸くまとめ、うまく循環させる役割を担いたいと思います。その隙間が今、どこにあるかを考えたとき、業務改善のチームを立ち上げることにあると考えています。
また、タイミーを通じて、「働きたいけれど働けない」といった不公平・不平等をなくし、みんなが幸せになれるようにしたいです。そして、「働く」サービスの枠を超えて、タイミーがさまざまな社会問題を解決できるサービスになることをメンバーの一員として目指します。
出典元:株式会社タイミー
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