これまで自分の中で当たり前だと思っていたことが、新しい環境に飛び込んだことで、いとも簡単に覆ってしまう…そんな経験はありませんか?
これは決してネガティブなことではなく、そうして生まれた新しい"当たり前"は、今後自分を成長させてくれる鍵になるかも。新たな発見はいつでも、可能性を広げてくれるものです。
「これまで誰にも迷惑をかけないことが正義だと思っていたのですが、インターン入社してすぐに、その固定概念が覆りました」アイセールス株式会社(旧:Marketing-Robotics株式会社)の内定者インターン生・武藤歩海さん(21)は、入社後の気付きについてこう語ってくれました。
これにより、仕事をすることや人と話すことが、より一層楽しくなったといいます。
インターン入社後、固定概念が覆った瞬間とは?その背景に浮かび上がる、自身も気が付かなかった彼女の"強み"とは?武藤さんを取材しました。
デジタル営業システム「i:Sales」
アイセールス株式会社は、「正しい営業開化」をミッションに掲げ、デジタル営業システム「i:Sales(アイセールス)」の開発・運用やDX推進事業などを手掛けています。
「i:Sales」は、見込顧客の動きを可視化し、営業に自動で通知を送ることで、アポ率・成約率の向上や売上増加を実現するシステム。
同社は、このシステムの提供のみを行っているわけではなく、運用代行/伴走支援・コンサルティング業務も併せて行うことで、企業の営業デジタル改革を支援しています。
入社の決め手となった面接
武藤さんは、同社の営業職内定者として、今年4月にインターン入社。現在は、就活生向けのオープンタイム(会社説明会/懇親会)の司会進行や、社内の仕組みを情報の面から整備するという業務に携わっています。
-----もともと営業職志望だったのですか?
武藤さん:はい、別企業で長期インターンをしていた時、「人が足りない」という理由で営業の仕事をしていたことがきっかけでした。
もともと人と話すことが苦手なのですが、「営業なら自分の苦手分野を克服できるかも」と思い、営業志望で就職先を探し始めたんです。
-----アイセールスに入社を決めた理由は?
武藤さん:「業界を決めて」「何社も受けて」というような就職活動はしていなくて、主にSNSで企業選びを行っていました。そのなかでアイセールスに出会って、「面白い人が多い!」という印象を抱いたことが始まりでしたね。
面接を数回行ったのですが、それが「いわゆる就活の面接」とは全く違って…。以前の長期インターンでどういう営業をしていたのか、インサイドセールスの定義とは、といったテーマで自然なディスカッションができたので、そのことがとても印象に残っています。
加えて、自分の自己分析や学びにも繋がる内容だったので、「ここで働きたい!」という決め手になりました。
「迷惑をかけたっていい」と思えるように
就活の面接でありながら、ひとりの営業パーソンとして議論ができ、意見も引き出してもらえたことが、とても新鮮だったという武藤さん。入社後も印象的な出来事が次々と起こったといいます。
-----インターン中に最も印象に残っていることは何ですか?
武藤さん:社員の皆さんのコミュニケーションが格段に高いということです。
例えば「(自分で思考しても)わからなかったら、わかる人に聞く」「意見があるときは、皆の前ではっきりと言う」ということを徹底している。言葉にしてみたら当たり前なことのように感じますが、意外と難しいことだと思うんです。
私はこれまでずっと楽器をしてきた人間なので、「間違えないように」「周りに迷惑をかけないように」ということを常に意識していて、それが正義だと思っていました。
ですが、アイセールスでは、自分の苦手なことを周りがちゃんとわかってくれているし、わからないことは聞いていい、と思える環境が整っています。「わからないことがあって当たり前」「その次に繋がるのなら、迷惑をかけたっていい」そんな風に初めて思うことができました。
"ポジティブ活動"をスタート
-----武藤さんの中での「正義感」がアップデートされたんですね。他にも、成長につながりそうな思考の転換はありましたか?
武藤さん:はい、社内で「自分のやる気を向上させる方法」といったテーマのワークショップに参加した時のことでした。
これまで私はどちらかというとネガティブで、例えば楽器の練習で言うと一番難しい章から始めて自分を追い込んで、その後に"できない自分"を正す…というやり方をとっていたんです。学業や恋愛でも、常にそうでした。
ですが、このワークショップで、私の憧れている社員の方々が「ポジティブでいたい」という姿勢を常に持っていることにすごく衝撃を受けて。今までの自分にはなかった発想だな、と思ったんですよね。
-----良い意味で、「考え方が全く違うな」と思われたんですね。
武藤さん:そうなんです。「どっちがいい」「どっちが正しい」ということはないと思うんですが、私はこれを機に「こういう生き方、やってみよう!」と思うようになりました。
それから、"ポジティブ活動"を始めることにしたんです。
-----それは、具体的にどんな活動ですか?
武藤さん:例えば「苦手なことはやり続けない」「自分のできることを見せていくようにしよう」「毎日自分を褒めてみよう」みたいことですね。
始めてみて、仕事はもちろんのこと、人と話すことがより楽しくなりました。まるで違う世界を生きているようで面白いです。
「伝説のインターン生」を目指す
インターン入社から約2カ月という短い期間で、すでに新しい発見をうまく自分にも取り入れて前に進んでいる武藤さん。「人と話すのが苦手だった」ということが信じられないほど、わかりやすく、そして熱意を込めてインタビューに答えてくれました。
-----最後に、正式入社までに成し遂げたいことを教えてください。
武藤さん:「伝説のインターン生」になります!
具体的には、「当たり前のことを当たり前にできるようになる」「人より量をこなす」「TTP(徹底的にパクる)」の3本柱を意識して、語り継がれるインターン生になりたいです。
それまでの思い込みや価値観がアップデートされたことで、「克服したい」と思っていた"人とのコミュニケーション"も苦にならなくなったという彼女の姿は、自分の弱みを克服したいと強く願う同世代にとって励みになるのではないでしょうか。
大切なポイントは、「新しい気付きを否定するのではなく、積極的に自分のなかに取り入れようと努力する」こと。"いいな"と思ったことを素直に受け入れて吸収していく姿勢こそが、武藤さんの強みであり、成長の秘訣なのかもしれません。
出典元:アイセールス株式会社
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