「自由度の高い環境で働きたい」「アプローチ方法など自分で考えて実践したい」特に大手企業の営業職に就いている人のなかには、このように思っている人も少なくないのではないのでは?
しかし、自由度が高いということは、"楽な環境"ということではなく、むしろ厳しいもの。そのような状況に身を置いた時、自身が成長していくためにはどんな工夫や意識が必要なのでしょうか。
「自分で目標を設定するからこそ、達成したいという強い信念が生まれます」株式会社Japan Asset Management(JAM)に第二新卒で入社した森田渓介さんは、生き生きとした表情でこう語ってくれました。
同社は、「IFA」という独立した立場で顧客への最適な提案を行う資産コンサルティング会社。営業においては非常に自由度が高く、ひとりひとりが自分で目標を設定し、それに向けて各自考えた方法でアプローチを進めていくのだそう。そんな環境に身を置く森田さんに、日々の仕事のなかで成長可能性を感じる瞬間について話を聞きました。
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- JAMでは顧客の長期的パートナーになれる
- 成長可能性を感じる瞬間は、目標設定と毎朝の研修
- 「辛いことでも、やるべきことはちゃんとやる」そんな人材になれる
ミッション「日本の金融業界を変革し、経済発展に寄与する」
堀江智生代表取締役は、自身の経験を通じ、「定期的に転勤が命じられ、営業現場では会社の方針に沿った商品提案を求められる」という一般的な証券会社での実情に疑問を抱いたといいます。
「より長期的な視野でお客様の夢や目標の達成をお手伝いしたい」「目の前のお客様ひとりひとりに最適なサービスを提案したい」という気持ちから、2018年2月に同社を創業。短期的な金融商品の売買に終始するのではなく、顧客の長期的パートナとして二世代三世代にわたり資産運用を担当します。
「時代の変化が恐ろしく速くなっている現代においては、自己成長をさせられないことが企業でも個人でも最大のリスクになっています。かつての時代の安定はもはや崩れているため、成長を追い求め続けるべきだと思います。(堀江代表取締役)」
若手社員は、どのような時に成長可能性を感じるか
では、IFAという自由度の高い職種において、自己成長を継続していくためには、どのようなことを意識していけばよいのでしょうか。同社の若手社員・森田さんに、どのような時に成長可能性を感じるか、話を聞きました。
大手証券会社で生まれた葛藤から、転職へ
森田渓介さんは、2017年に大手証券会社へ新卒入社。ファイナンシャルアドバイザーとして丸4年務めた後、2021年4月に同社へ入社しました。現在は営業を担当しています。
-----転職を考え始めた理由について教えていただけますでしょうか?
森田さん:前職ではファイナンシャルアドバイザーとして、株や投資などの領域をメインにお客様へ資産形成のご提案を行っていました。
時にお客様から「こんな資産形成をやってみたい」と言っていただくことがあったのですが、自分自身の総合的な金融知識がなくもどかしく感じることが多々ありました。
「本当にお客様のためのアプローチができているんだろうか」「資産形成層にとって大手しか選択肢がないという状況は変えた方が良いのではないか」段々とこのような気持ちが増していき、IFAという職種に興味を持つようになったんです。
-----そうしてIFAを目指したいと思われて、JAMに出会ったのですか?
森田さん:はい、そうです。面接等を通じて、「金融業界で一番になる!」「この業界を変えたい!」と本気の野心を抱いている人が多い印象を感じました。
まさに私が前職で課題に感じていたことと、弊社が目指していることがピタッとはまった気がして、迷う余地はなかったですね。
「お客様のために働きたい」「自分自身もそういった野心溢れる方々と隣合わせで働いて成長していきたい」そう思ったことが、入社の決め手となりました。
目標は自分で設定、だからこそ絶対にクリアしたい
-----実際に入社されて、どのような時に成長可能性を感じますか?
森田さん:IFAは個人個人が独立した立場で、自分で顧客も開拓していくため、営業の自由度がとても高いんです。
だからこそ、自分が目指したい目標を自分で設定し、「それを達成するためにはどんなアプローチが必要?」「どんなプロセスをとっていけばよい?」をしっかり考える必要があります。
ノルマではなく「目標」なのですが、自分が設定したものだからこそ、絶対にクリアしたいという信念が生まれます。
自由度が高いからこそ厳しい。だからこそ、成長できる。こんな風に感じる瞬間が多々ありますね。
説得力ある伝え方を磨く研修でスキルアップ
-----クリアしたいという信念があっても、知識やスキルなどが追い付かないケースもあると思うのですが、その点についてはいかがですか?
森田さん:弊社のユニークな取り組みのひとつとして、「社員に向けた毎朝の研修」が挙げられます。日経新聞の読み合わせや、その内容をもとにした個別の発表など、実践のなかで数字を用いて説得力のある伝え方を磨く訓練が非常に役立っていると感じます。
同社では、新卒1年目社員向けと、それ以外の社員向けの2種類研修を用意。
新卒社員向けでは、毎朝日経新聞の記事から1つピックアップし、その記事をもとに顧客に話すストーリーを考えて発表するというもの。なお、この研修は毎朝8:30頃から行っています。これに合わせて早朝に起床し、出勤前に新聞を読んで発表準備をするという新卒社員のルーティンが出来上がっているといいます。
新卒以外の社員に向けても、毎朝実施。日経ヴェリタス等を読んで記事をピックアップし、それをもとに顧客に伝えるストーリーを考えて発表したり、今後上がっていきそうな企業の株式について数字をしっかり調べたうえでその見解について発表したり…といったアウトプットの場に加え、提携企業をゲストに招いた勉強会なども行っています。
自由のなかでも「やるべきことからは逃げない」
-----研修にはどのような狙いがあるのでしょうか?
森田さん:まずは「商品や資産運用の知識をしっかり身につける」ことだと思いますが、それに加えて、「面倒なことや辛いことでも、必要なことはしっかり出来るようにする」ことも大きな狙いとして挙げられるそうです。
同社は若いメンバー中心であるうえ、自由に動くことを推奨しているため、面倒なことや辛いことを簡単に避けてしまうことができる環境なのだといいます。そうすると、どうしても自分に負荷がかからない状態になってしまい、自己成長が妨げられてしまうとか。
「やりたくないことでも、やるべきことはちゃんとやるという人になってほしい」そのような気持ちを込めて、毎朝の研修もあえて準備に手間や時間がかかるような内容にしているのだそう。社員には、自分がやりたいと思う目標をしっかり定め、「こうありたい」が自発的に出てくることを望んでいるといいます。
自ら行う目標設定に加え、自己成長を促進してくれる研修…まさに「愛情」がたっぷり詰まった人事施策と言えるのではないでしょうか。
自分のファンを一人でも多く
-----最後に、今後の目標についてお聞かせください。
森田さん:自分のファンになってくれる人を一人でも増やし、これまで自分が関わってきた人たちのお金の悩みを解決できるような人材になりたいです。
そのために、小さなことですが、小まめに手紙を書いたり、自分なりの情報をまとめて発信したり、自分の気持ちが伝わるようなアプローチを心がけています。
目標を達成したいという強い信念があったとしても、結果を出すためには努力が不可欠。研修の意図からも分かるように、自由度の高い環境だからこそ、「やるべきことからは逃げない」という姿勢が何よりも大切なのではないでしょうか。自己成長を積み重ねて行った先に金融業界の変革が待っている…そんな風に考えると、毎日の研修にも前向きに取り組むことができそうです。
同社は日本の金融業界の変革を目指し、新卒や第二新卒など若手社員の採用にも力を入れています。「自由な環境下で成長を目指したい」という人は、今こそ新しい舞台に挑戦する時かもしれません。
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