就活用の靴の選び方がわからず、「どれを買ったらいいのかわからない……」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
本記事では、就活用の靴を選ぶポイントや、女性・男性別のおすすめの就活用の靴、手入れ方法などをご紹介します。
就活に適した靴を買いたいと思っている人はぜひ参考にしてください。
- 就活用の靴を選ぶ5つのポイント
- 女性向け・男性向けのおすすめの就活用の靴
- 就活用の靴は靴磨きや手入れ方法
就活の際にはリクルートスーツに合わせた靴を選ぶ必要がある
「靴がきれいな人は仕事ができる」と聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
これは、靴のように、汚れやすいが自分からは目につきにくいところ、つまり細かいところまで行き届いていることを指します。身の回りのことを整えられる人は、仕事でも同様に細部まで神経を尖らせており、優秀であることが多いことからこのように言われることが多いもの。
ときにビジネスシーンでは相手の靴を見て、人となりを判断するように、就活生でも同様に「靴」は注目されていることに注意しましょう。
例えばリクルートスーツをビシッと着ていても、靴が土で汚れていたり、かかとが潰れていたりしていると「ズボラな人」だと思われてしまいます。
また、普段履いているスニーカーや高いヒールの靴で面接に行くと「TPOを考えた服装ができない人」「空気が読めないのでは?」などとマイナスの評価をされる可能性もあるでしょう。
就活の際にはリクルートスーツに合わせた靴を、手入れをしながら使うことが大切です。
就活用の靴を選ぶ5つのポイント
就活の際にはリクルートスーツを着用するため、靴もリクルートスーツにあったものを用意する必要があります。
しかし、どのような靴を選べばいいのかわからない人もいるのではないでしょうか。
以下では、就活用の靴を選ぶ際の5つのポイントをご紹介します。
ポイント1.サイズのあった歩きやすい靴を選ぶ
就活用の靴を選ぶ1つ目のポイントは、サイズのあった歩きやすい靴を選ぶことです。
靴を選ぶ際の基本中の基本ですが、就活では特に歩き回ることが多いもの。サイズを選ぶ際は、普段の靴よりも慎重に選びましょう。
靴のサイズが小さすぎると、足の指が痛くなったり靴ずれをしたりする可能性が高いです。
また、靴のサイズが大きすぎると、靴がパカパカなってしまい見た目がよくありません。
夕方になると足がむくんでサイズが変わったり、就活用のソックスと普通のソックスを履いたときのは着心地が変わったりする可能性もあります。
靴を選ぶときには、就活時と同じ服装で、夕方選ぶとサイズ間違いがおこりにくいでしょう。
ポイント2.色は「黒」が基本
就活用の靴を選ぶ2つ目のポイントは、黒色を選ぶことです。
就活用の靴は、スーツとマッチするように「黒色」の靴を選ぶ人がほとんどです。
おしゃれに見せようとして茶色や白色などの靴を選んでしまうと、悪目立ちしてしまう可能性があります。
就活ではおしゃれよりも「フォーマル」に見えるかどうかを大切にすることをおすすめします。
ポイント3.本革か合皮はTPOに合わせて使い分けてもOK
就活用の靴を選ぶ3つ目のポイントは、本革か合皮はTPOに合わせて使い分けることです。
靴を選ぶ際は、靴の素材にも注意して選びましょう。靴の素材は、本革や合皮、エナメル、布などがありますが、就活では、本革の靴を選ぶことをおすすめします。
本革は天然皮革(てんねんひかく)とも呼ばれ、ツヤツヤとしていて高級感があります。
しかし、本革の靴は手入れをする必要があるので面倒に思う人もいるのではないでしょうか。
手入れをなるべくしたくないと思っている人は「合皮」の靴もおすすめです。合皮とは合成皮革の略で、本革よりも安く買えるところがポイントです。
また、合皮の靴は水にも強く雨が降っても安心です。しかし、耐久性が低かったりシワになりやすかったりします。高級感も本革よりはありません。
そのため、ここぞ!というときには本革の靴を履き、合同説明会などの場合や、雨が降っている場合などは合皮のものを選ぶなど、TPOにあわせて使い分けることもおすすめです。
ポイント4.ラバーソールだと長時間歩いても疲れにくい
就活用の靴を選ぶ4つ目のポイントは、長時間歩く場合はラバーソールを選ぶことです。
ラバーソールの「ソール」とは靴底のこと。つまり、ラバーソールとは靴底がゴムでできているものです。
靴底にゴムがあることで、歩きやすいところがポイントです。また、ゴムなので水にも強く滑りにくくなっています。
たくさん歩く就活時には、疲れにくいラバーソールを選んでおくと安心です。
一方、ラバーソールは地面と摩擦することによって、薄くなる可能性があります。そのため、薄くなってきたと感じたら靴の修理をするようにしましょう。
ポイント5.購入時には手入れの方法も確認する
就活用の靴を選ぶ5つ目のポイントは、購入時には手入れの方法も確認することです。
上記でご紹介したように、ラバーソールは摩擦で薄くなったり、本革の靴は適切な手入れが必要になったりします。
手入れ方法を知らなければ、せっかく買った靴が肝心なときに履けない状態になってしまう可能性があります。
また、しょっちゅう新しい靴を買うのは金銭的な負担も大きいもの。購入する際には、手入れの方法を調べたり、店員に聞いたりして適切な手入れ方法を知りましょう。
女性・レディース向けのおすすめの就活用の靴
就活時の靴を選ぶ際の注意点についてご紹介しました。色や素材に注意して靴を選ぶことは男女共通する内容です。
就活時には性別によって選ぶ靴が変わるケースがほとんどでしょう。次に、女性・男性別のおすすめの就活用の靴の選び方をご紹介します。
まずは、女性・レディース向けのおすすめの就活用の靴から確認していきましょう。
3〜5cm程度で太めのヒールだと歩きやすい
女性の就活用の靴は、3〜5cm程度のヒールのある「パンプス」が一般的です。
ヒールの高さに明確な決まりはないため、自分の歩きやすい靴や、スタイルがよく見える靴を選びましょう。
普段ヒールがある靴を履きなれていない人は、太めのヒールのものを選ぶと安定感があり、歩きやすいですよ。
一般的にはヒールのあるパンプスを選ぶため、ヒールなしのフラットパンプスを履いていると、違和感をおぼえる面接官もいる可能性もあります。
ただし、必ずしもヒール付きのパンプスを履くというルールがあるわけではないので、どうしてもヒールを履きたくない・履けない事情がある人は、無理をせずにヒールがない靴を選ぶのも一案です。
ストラップ付きのものを使ってもOK
ヒールを履きなれていない場合、ヒール付きのパンプスで歩くことが難しいこともあるでしょう。
歩きにくい場合は、ストラップ付きのパンプスを選ぶことがおすすめです。ストラップが、足を固定してくれるので、靴が脱げにくく歩きやすくなります。
また、自宅から駅までが遠い場合などは、すべての道のりをパンプスで歩くのは大変だと感じる人もいるのではないでしょうか。
その場合は、パンプスを袋に入れて持ち歩き、企業の最寄り駅で靴を履き替えることをおすすめします。履いてきた靴をロッカーに入れると、手荷物が少なくなります。
このように、足を傷めないように工夫をしてみてはいかがでしょうか。
男性・メンズ向けのおすすめの就活用の靴
次は、男性・メンズ向けのおすすめの就活用の靴をご紹介します。
男性の靴を選ぶ際は、つま先のタイプに注意が必要です。
つま先はストレートチップかプレーントゥ
男性の靴のつま先のタイプには、「ストレートチップ」「プレーントゥ」「Uチップ」「スワロートゥ」「ウイングチップ」など様々なタイプがあります。
就活で特におすすめなつま先のタイプは、ストレートチップです。ストレートチップは、足の甲の部分に縫い目が一本入っているデザインのもの。フォーマルなデザインなのでスーツによく似合います。
また、二番目におすすめなのがプレーントゥです。プレーントゥとは、ストレートチップのように縫い目が入っておらずシンプルに皮を生かした靴です。
縫い目がない分シワになりやすいので、プレーントゥを選ぶ際はメンテナンスを心がけましょう。
また、Uチップ・スワロートゥ・ウイングチップなどの足の甲部分やつま先の部分に縫い目が多く入っているものは、就活には不向きです。
特にこだわりがない人は、ストレートチップの靴を買うことをおすすめします。
靴紐があるもの(レースアップ)がおすすめ
「靴に紐があると、結ぶのが面倒くさい」と思ってスリッポンタイプの靴を好んで履いている人もいるのではないでしょうか。
しかし、就活では紐のない靴はNGです。ローファーのように靴紐のないものは選ばないようにしましょう。
また靴紐ではなく、バックルがついた靴を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
就活用の靴としては、バックルがついた靴はカジュアルに見えるので、靴紐がある靴を買うようにすることをおすすめします。
就活用の靴は靴磨きや手入れはしたほうがいいの?
就活用の靴が汚れていると「手入れをしない人なのか」「だらしない人」などとマイナスの評価をされる可能性があります。
そのため、就活用の靴は汚れていると思う前に、定期的に手入れをすることをおすすめします。
初めて革靴の手入れをする人のために、以下では靴の手入れ方法をご紹介します。
履く前にはクリームや防水スプレーで予防
雨が降っていると、靴は雨によって汚れたりヘタったりしてしまいます。そのため、靴を守るためにも予め防水スプレーや防水クリームを使ってなるべく水から靴を守ってあげましょう。
防水スプレーは近距離で靴にかけると、靴にシミができる可能性があります。そのため、距離を十分にあけて使用するようにしましょう。
防水スプレーの種類はとてもたくさんありますが、革靴に使えると書いてあるものを使うことをおすすめします。
また、「今日は雨が降っているから防水スプレーをしてから家を出よう」のようにスプレーをかけてすぐに家を出るのも注意が必要です。
スプレーが乾燥する時間を考えずに靴を濡らしてしまうと、十分な防水効果はえられません。防水スプレーを使用する場合は、購入した防水スプレーの使用方法をよく読んでから使用しましょう。
また、雨が降っている日に外出した後のお手入れも忘れずに行うことをおすすめします。
水で濡らし、固く絞った布で靴についた水や汚れを拭き取りましょう。その後に再度防水スプレーをかけてあげるといいでしょう。
また、週に一回はクリームを塗って靴の汚れを落としてあげると靴を長く使えるようになります。
保管するときにはシューキーパーがおすすめ
大切な靴を保管するときには型崩れしないように「シューキーパー」を使うことをおすすめします。
シューキーパーとは、人間の足の形をしたもの。シューキーパーを使うことで、革靴の形が変わることを防いでくれます。
また、シューキーパーによっては、防菌効果や防臭効果があるものもあります。
型崩れだけを防ぎたいのならプラスチック製のもの、水分を吸収してくれたり防臭効果を期待したりしたい人は木製のシューキーパーを選ぶといいでしょう。
百円ショップでも売っているので、ぜひ試してみることをおすすめします。
週に1度はメンテナンスをすることで長く使える
革靴を長く使うためには、週に一度程度メンテナンスをすることをおすすめします。
革靴をメンテナンスをするためには、専用の道具が必要になります。
持っていない場合は、靴を購入する際に一緒に用意してみてはいかがでしょうか。
専用の道具を買うと、使用方法を書いているメモが入っていることが多いでしょう。使用方法の注意に従ってメンテナンスを行いましょう。
以下では、メンテナンスをどのような手順で行うのかをご紹介します。買った道具によってメンテナンス方法が変わる恐れがあるので、以下でご紹介するのはあくまで一例であることに注意してください。
- STEP1.ブラシで靴についた汚れを落とします。縫い目と縫い目の間や汚れがついたところを注意しながらブラシを使いましょう。
- STEP2.クリーナーを靴全体に薄く塗り、汚れを拭き取ります。
- STEP3.靴についた汚れをとった後に革靴用の栄養クリームを靴全体に薄く広げましょう。
- STEP4.光沢を出すためにもう一度磨く
- STEP5.防水スプレーをかけて乾燥させる
かかとが磨り減ってきたらゴムを交換する
かかとが磨り減った靴を使っていると、いざというときに穴があいて足が濡れてしまったり、歩きにくくなったりする可能性があります。
かかとやヒールが磨り減ってきたなと思ったら、リペアしてもらいましょう。
靴の一部分が異常に磨り減る場合は、歩く際の重心がおかしかったり、足を擦りながら歩いていたりする可能性があります。
歩き方によって疲れる度合いや靴の消耗度が変わってくるので、今一度自分の歩き方を見直してみてはいかがでしょうか。
2足をローテーションすると傷みにくい
革靴を連続して使うと、革靴の消耗が早くなってしまいます。
そのため、革靴を長年使いたい場合は、2足をローテーションして使うことをおすすめします。
革靴は履いていない間に履いている間に与えられたダメージを回復する力があるので、ローテーションをすることで1足を連続で使うよりも長く使えるようになるでしょう。
革靴を二足も手入れするのは大変だと思う人は一足は本革の靴、もう一足は合皮の靴にすることをおすすめします。
合皮の靴は、革靴と違ってメンテナンスをする必要があまりありません。そのため、大切な面接のときは革靴を履いて、説明会のときは合皮の靴を履くような工夫をして、日によって使い分けてみてはいかがでしょうか。
自分にあった就活用の靴を用意しよう
- 就活用の靴は、サイズの合った歩きやすいものを選ぶ
- 色は黒色で本革のものがおすすめ
- 男性は、ストレートチップで靴紐がついているもの、女性はストラップ付きのパンプスがおすすめ
本記事では、就活用の靴の選び方やおすすめの靴、靴の手入れの仕方などをご紹介しました。
靴を選ぶ際は、自分がしっかり手入れをできるかどうかを考えた上で、合皮にするか本革にするかを選ぶことをおすすめします。
愛情を込めて磨かれた靴は、自分にとって大切な靴になることでしょう。
本記事を参考に、長く使える就活用の靴を購入してみてはいかがでしょうか。
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