就活のメールに返信する際に「Re:」と出てきて、そのままRe:をつけて返信すべきかどうか不安になっている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、「Re:」とは何なのか、また「Re:」の取り扱い方法などを詳しくご紹介します。
「Re:」についてのメールマナーを知って、マナーを守ったメールを書けるようになりましょう。
- 就活メールを返信するときには「Re:」をつけたままが正解
- 就活でメールを返信するときには「Re:」の後の件名は変更しない
- その他、就活でメールを返信をするときに知っておきたい3つの注意点
就活メールを返信するときには「Re:」をつけたままが正解
メールを返信する際にタイトルの部分に自動で出てくる「Re:」が何かわからなくて、消してしまったという人もいるのではないでしょうか。
「Re:」とは、意味のない言葉ではなく、「〜に関して」という意味があるラテン語です。
就活メールを返信するときは、「Re:」を消さないのが正解です。以下では、どうして「Re:」を消さないのが正しいかについてご紹介します。
「Re:」があることによって返信だとわかりやすい
「Re:」が付いているメールは、自分が送ったメールの返信メールと見てすぐにわかる効果があります。
つまり、自分が送った「◯◯について」の返信が「Re:◯◯について」となっていると、先ほど送った「◯◯について」のメールの返信だとすぐにわかるということです。
逆に自分が送ったメールに対する返信に「Re:」がついていないと、返信だと思わず、「新しい話題のメールなのかな?」と認識される可能性があります。
自分の送るメールの数が数通の場合は「〇〇に関するメールの返信なんだな」と推し量れますが、社会人は1日に数十通から数百通のメールを受け取っていることも多いもの。
そのため、返信メールなのか新しく来たメールなのかわかりにくくなり、回答しにくくなったり、優先順位をつけにくくなったりしてしまいます。
メールを読む相手に無駄に時間を使わせないようにするためにも「Re:」は消さないようにしましょう。
「Re:」の数が増えた場合は削除してもOK
何度も返信をお互いに繰り返して「Re:」が件名にたくさん並んでいる……という人もいるのではないでしょうか。
「Re:」が増えすぎると、今度は件名が見にくくなってしまいます。件名が見えないと、何に関するメールなのかがわからなくなるので、本末転倒です。
「Re:」が増えすぎたなと思ったら、タイトルが見えるように「Re:」の数を減らしましょう。1つだけつけていてもOKですが、返信が続いていることを示すためにも2、3個残すのも一案です。
就活でメールを返信するときには「Re:」の後の件名は変更しない
メールにおいて大切な件名には、マナーがいくつかあります。
上記では「Re:」を消さないメールマナーをご紹介しました。以下では、その他の件名に関するマナーについてご紹介します。
「ありがとうございました」など件名を変えると内容がわからなくなるのでNG
「メールの件名は、メールの本文を読まなくても内容がわかるように、簡潔につけるように言われた」という人も多いのではないでしょうか。
確かに、社会人はたくさんのメールをもらっているので、開かずにメール内容を把握できるようにするのは大切です。
しかし、返信メールでは件名を変えてしまうのはNGです。
忙しい社会人は件名でメールの内容を把握していることも多いので、件名を変えてしまうと話の流れがわからなくなります。
また、件名を変えると、話の流れを忘れてしまった際に、以前に送られたメールを探すことが難しくなります。
良かれと思って「ありがとうございました」「承知しました」のような件名に変えるのは絶対にしないことを覚えておきましょう。
メールの話題が変わる場合には件名を変更する
「メールの件名はこちらから返信するときには変えたらダメなのかな」と思ってしまいますが、件名を変えなければいけない場合もあります。
件名を変更する必要があるのは、今までの話と内容が変わるときです。
例えば自分が「面接の日時に関するお問い合わせ」というメールを送ったとき、企業の人からは「Re:面接の日時に関するお問い合わせ」という件名でメールが返ってきます。
その後お礼のメールをおくる際の件名は、「Re:Re:面接の日時に関するお問い合わせ」になります。
しかし、説明会の内容の深堀りのような全く違う話をしたいときには「説明会の××に関するご相談」のように件名を変えて送りましょう。
メールの文脈が変わるときは、件名を変えるということを覚えておくことをおすすめします。
その他、就活でメールを返信をするときに知っておきたい3つの注意点
これまでメールの件名に関するマナーをご紹介しました。
メールには件名だけではなく返信時間や挨拶、署名などたくさんのマナーがあります。
以下では、就活でメールを返信をするときに知っておきたい3つの注意点をご紹介します。マナーを守った就活メールを送って、好印象を残したい人は参考にしてみてはいかがでしょうか。
注意点1.24時間以内に返信することを心がける
就活でメールを返信をするときに知っておきたい1つ目の注意点は、24時間以内に返信することを心がけることです。
社会人になると「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」が大切になります。メールの返信があまりに遅いと「社会人としての資質がないのでは?」「志望度が低いのかな」とネガティブに捉えられてしまうことにも繋がりかねません。
普段は、LINEをはじめとするアプリを使ってコミュニケーションを取っているから、メールはほとんど見ないという人でも、就活をしている間は、毎日メールを見るように意識しましょう。
また、メールは見るだけではなく、見たらすぐに返信する癖を付けることをおすすめします。
「敬語とかマナーとか、いろいろ調べてから返信したいから後回しにしよ」と思っていたら返信することを忘れてしまう可能性があります。
自分はメールを確認しているつもりでも相手に伝わっていないと、「メールを見ていない」と判断されるので注意しましょう。
メールをどこまで返していいのかわからないという人は「就活メールはどこまで返信する?遅れたときは?メールの返信時のお悩みを解決【例文あり】」を参考にしてみてはいかがでしょうか。
注意点2.件名は話題がわかりやすく簡潔なものにする
就活でメールを返信をするときに知っておきたい2つ目の注意点は、件名は話題がわかりやすく簡潔なものにすることです。
すでに紹介したように、社会人は毎日数十通から数百通のメールを受け取っているため、件名を見て内容を判断し、返信の優先順位をつけています。
件名がなかったりわかりにくかったりする場合は、確認作業を後回しにされる可能性があります。また、件名がない場合は迷惑メールだと思われ読まずに消されることもあります。
そのため、件名は文章全体を簡潔にまとめた、内容が一目でわかるものをつけるようにしましょう。
簡潔にまとめる方法がわからず、メールの件名を上手につけられない人は「最低限知っておきたい!ビジネスメールの件名の3つのコツと注意点」を参考にしてみてはいかがでしょうか。
注意点3.署名や冒頭の挨拶など、ビジネスメールの形式に沿う
就活でメールを返信をするときに知っておきたい3つ目の注意点は、署名や冒頭の挨拶など、ビジネスメールの形式に沿うことです。
メールのマナーを知らないと用件だけを伝えるメールを書いてしまう人もいるのではないでしょうか。
署名がないと、誰から送られたメールかわかりにくくなり困惑されてしまう可能性があります。また、冒頭の挨拶がないと「マナーを知らない上に調べようともしない人」というネガティブに思われることもあるので注意が必要です。
ビジネスメールの形式を知りたい人は「【例文】初めての相手・取引先に好印象!ビジネスメールの挨拶文の書き方」を参考にすることをおすすめします。
外資系企業に英語のメールを送る人で署名のルールを知りたい人は「英語ビジネスメールの署名ルールとは?テンプレート&やってはいけないNG集まとめ」を参考にしてみてはいかがでしょうか。
就活の返信メールは「Re:」はつけたままにしよう
- 就活の返信メールは「Re:」は消さずにつけたままにする
- 「Re:」の数が増えた場合は、1〜3個ほど残して他は削除する
- メールを読まなくても概要が伝わる件名を付けるように意識する
本記事では、就活メールの「Re:」の取り扱い方やメールマナーなどをご紹介しました。
慣れないビジネスメールを素早く対応するのは難しく感じる人もいるのではないでしょうか。
しかし、慣れたら難しく考えすぎずに返信できるようになるもの。レスポンスを早めることで好印象を与えられるので、できるだけスピーディーに返信するようにしましょう。
本記事を参考にマナーを守ったメールを作成して人事の人に好印象を残せるようにしてみてはいかがでしょうか。
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