新社会人やインターン生にが社会に出てまず一番驚くのは、職場という同じ場所にいながら、そこにいるメンバーは性格も生まれも育ちもバラバラだということでしょう。「性格も考え方も異なる個人をまとめるリーダーには何が必要なのか?」そんな悩みを抱えている、若手リーダーも少なくないのではないでしょうか。
新刊『感情マネジメント 自分とチームの「気持ち」を知り最高の成果を生みだす』では、ビジネスでは切り離して考えがちな「感情」こそが大事だと説いています。
著者は、人材・組織開発コンサルティング、感情知性(EQ)トレーニングを手がける、株式会社アイズプラスの代表取締役 池照佳代さん。
同書によると、9割の人が「感情」で仕事につまずいており、チームを伸ばすには、「EQ(感情知性)」を鍛える必要があるといいます。
若手リーダーとしてチームマネジメントを担っている人、将来的にチームリーダーを目指したい人は、1度目を通してみてはいかがでしょうか。
チームは「感情」でつまずく
“チームは「感情」でつまずく”といいます。
チームビルディングやリーダーシップ、1on1などのスキルを身につけてメンバーと向き合っても、なぜかチームの結束力が高まらず、業績も伸び悩む……なんてこともしばしばあるのではないでしょうか。
実はマネジメントスキル以前の部分に問題があるケースも多いそうで、その原因として「感情」が挙げられるといいます。人を動かす原動力は、理論やスキルではなく、「感情」なのです。
もし、自分がチームメンバーだとしたら、リーダーがどんなに正しい理論や、高度なスキルで武装してきたとしても、そこに「感情」が込められていなければ、やはり言葉は入ってきませんよね。
「感情」の数は2185もある
人間が抱く「感情」の数は2185あるとの研究結果もあるといいます。
目的や課題を遂行するために、リーダーとメンバーは共同で仕事を進めていくものの、“リーダーが感じている感情”と“メンバーのAさんが感じている感情”は同じとは限りません。
同書によると、リーダーには、そうしたそれぞれの「感情の違い」を認識し関わっていくことが求められており、それを重ねることで、チームビルディングでメンバーの気持ちを束ね、人の心を動かす共感性の高いマネジメントが実現していくといいます。
そして、その第一歩は、リーダー自身が「自分の感情」に向き合うこと。確かに、「自分の感情」がわかっていないリーダーが、「他人の感情」を認識・共感するのは難しいことかもしれません。まずは、自分自身と向き合う必要があるということにも頷けますね。
チームに影響力を与え、共感をつくる「感情」を学ぶ
そこで、重要となるのが、Emotional Quotient= EQ(感情知性)。「EQ」は後天的に磨き、高めることが可能だといいます。
同書では、「EQ」をベースとした「感情マネジメント」により、各メンバーの「感情」と向き合い、心に働きかけ、一人ひとりの力を最大化するチームビルディングの考え方や、現場で実際に活用できるワークやアクティビティを紹介。
「感情」のしくみを知り、自他に働きかける感情マネジメントを実践することで、自分とチームメンバーを理解できるようになれば、おのずと大きな仕事の成果や達成につながっていくのではないでしょうか。
価格は1600円(税抜)。詳細については、同社プレスリリースをご確認ください。
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