HOMEインタビュー インターン時代にPMも経験!TENTIAL新卒第1号社員が「この会社だから成長できている」と語る理由

インターン時代にPMも経験!TENTIAL新卒第1号社員が「この会社だから成長できている」と語る理由

白井恵里子

2021/04/29(最終更新日:2021/04/29)


このエントリーをはてなブックマークに追加

伊藤源一郎さん/提供:株式会社TENTIAL

「成長できる環境で働きたい」という言葉はよく耳にしますが、「どんな環境であれば成長できるのか?」「自分にとって、成長を促進してくれるカルチャーとは?」ということを改めて考えたとき、明確な回答が用意できないという人も少なくないのではないでしょうか。

ただ単に、裁量権を持たせてもらえること?それとも、周りの人の人柄でしょうか?

「"走りながら考える"というカルチャーが、私の行動力を育ててくれています」2018年に設立したスタートアップ・株式会社TENTIALの新卒第1号社員 伊藤源一郎さん(23)は、自身の成長の秘訣について、こう話してくれました。

彼が感じる成長の背景には、どんな経験や気付きがあったのでしょうか?成長と組織カルチャーの関係性とは?伊藤さんを取材しました。

スリープウェア「TENTIAL WELLNESS WEAR BAKUNE」

株式会社TENTIALは、「スポーツと健康を循環させ、世界を代表するウェルネスカンパニーを創る」をミッションに掲げるスタートアップ。

同社は今年2月、睡眠時のコンディショニングを保温効果によりサポートする「TENTIAL WELLNESS WEAR BAKUNE」を発売しました。

パフォーマンスの低下にもつながるという睡眠不足や睡眠障害を改善するために、蓄熱効果・保温効果・快適性の3つの機能を装備。着るだけで、血流が改善され心身の疲労回復が期待できるほか、「心地よいぬくもり」を長時間持続することで"ストレスのない睡眠時間"を実現できるといいます。

この製品は、Makuakeのクラウドファンディングプロジェクトにて、わずか1カ月間で800人以上のサポーターから約900万円の支援が集まったという実績も。

4月には「一般医療機器」としての認定も取得し、ビジネスパーソンからも多くの支持を得ている注目のスリープウェアとなっています。

インターン生でありながら、プロジェクトマネージャーを経験

伊藤さんは、2019年8月に同社へインターン入社後、今年4月に新卒第1号社員として正式入社しました。

インターンではカスタマーサポート事業立ち上げや、倉庫管理などの物流周りを一人で担当。入社後も、製品を配送する際の同封物制作ディレクションやマーケティングなど、幅広い業務に携わっているといいます。

-----貴社でインターンを始めた経緯について教えていただけますでしょうか?

伊藤さん:もともとサッカーなどのスポーツが好きなので、スポーツやウェルネスといったキーワードでスタートアップを探していました。

スタートアップがいいなと思っていたのは、早い段階でビジネスの現場で仕事ができ、自分の仕事の解像度がより高まると考えたためです。

インターンを始めることになったきっかけとしては、SNSで弊社代表が「人が足りていない!」と発信していたのを見て、社員の方にDMを送ったことでした。

そこから面談させていただくなかで、代表との距離が近く「事業をつくっている人の目線」を間近で感じられることや、採用のスピード感などに魅力を感じてインターン入社を決め、そのまま正式入社に至りました。

-----インターン中や入社後を振り返ってみて、最も印象に残っていることは何ですか?

伊藤さん:インターン中、会社規模が大きくなったことで、物流倉庫の委託と、カスタマーサポートの外注という2つのプロジェクトを進めていくことになりました。

しかも、「2月までに2つとも運用スタートする」という同時進行。

私は両プロジェクトのマネジメントを担っていたのですが、社外の方とコミュニケーションを図りながらスケジュール通りに仕事を進めていくということが、けっこう難しかったですね。

結果的に両プロジェクトとも目標通り2月にスタートでき、その時の達成感や安堵感が印象的です。

-----インターン生でありながら、プロジェクトマネージャーだったのですね。次、同じように社外の人とのプロジェクトのマネジメントをすることになったら、今回の経験をどのように活かしたいですか?

伊藤さん:初期の段階で、コミュニケーションの仕組みを整えておきたいと思います。

関係者間の情報共有を行うためのシートをつくったり、定例会の議題を考えておいたり、"いつどのタイミングでどのような連絡をする"という一連の計画づくりだったり。

取材の様子(オンライン)

組織カルチャーが思考の転換を後押し

課題感を味わいながらも、2つの同時進行プロジェクトを無事に運用スタートさせた彼ですが、やはり若手ならではの「力不足を感じる瞬間」もあるのだそう。

-----どんな時に力不足を感じますか?

伊藤さん:私はこれまで、どちらかというと「答えのある問題を解く」というような勉強脳を得意としていたので、不確定要素が多く簡単に答えが見えない状況のスタートアップでは、仕事の進め方において少しギャップを感じることはありました。

あれこれ頭で考える時間が長く、行動に移すのがどうしても遅いタイプだったので、そこで力不足を感じることは多かったです。

----そんな時、やってよかった考え方の転換や、かけてもらってよかった言葉などはありますか?

伊藤さん:全社的に、"走りながら考える"というカルチャーなので、当時の上長などからこの考え方を共有してもらい、考え方を転換できたことが大きかったかなと思います。

「考えるだけではなく、一旦やってみよう!」と思えるようになったことで、巻き込み力が上がったり、メンバーからの信頼を得られるようになったり、成長を感じられることが多くなりましたね。

会社のカルチャーが、私の行動力を育ててくれていると感じます。

-----行動を起こすための秘訣とは何だと思われますか?

伊藤さん:行動を起こすことを習慣化していくためには、小さくても成功体験を積み重ねていくことが大切なのではないでしょうか。

例えば「新しいキャンペーンを実施しましょう」という時、「それって本当に利益になるの?」「リスクもあるのでは?」など、考え出すと切りがないですよね。

でも、実際にやってみて、その後振り返った時に「あそこはこうした方がよかったよね」などの気付きが得られる。このトライ&エラーこそが、次の"行動を起こそう"という原動力にも繋がっていくのだと思います。

新しいスポーツビジネス事業をつくりたい

行動力に自信のなかった彼が、組織カルチャーの影響により"納得のいく思考の転換"ができたことで、少しずつ行動を起こせるようになっているという事実。自分のタイプや弱点と、組織カルチャーがうまく合致した、まさに理想的なかたちです。

-----今後の目標について教えていただけますでしょうか。

伊藤さん:20代前半で、会社の上場を達成したいです。それに向けて原動力となる中心メンバーになれるよう頑張りたいです。

個人の目標としては、今はビジネスサイドの仕事を主に担っているのですが、今後はテクノロジーやクリエイティブといった知見・視点を持てる人材に成長して、新しいスポーツビジネスの事業をつくっていきたいです。

提供:株式会社TENTIAL

キャリアを積み重ねていくなかで成長するためには、もちろん自分の頑張りや成長意欲は欠かせませんが、自分の弱みを克服できるようなカルチャーに身を置くということもひとつの有効な策なのではないでしょうか。

そのために、まずは自分の性格やタイプ、弱みを把握しておくことが大切。「ここだから自分は成長できる!」と胸を張って明言できる環境を見つけることができたら、夢や目標にいち早く辿り着くことができるかもしれません。

出典元:株式会社TENTIAL
出典元:TENTIAL WELLNESS WEAR BAKUNE

【関連記事】


hatenaはてブ


この記事の関連キーワード