自分の歩んできた道に自信が持てず、今の環境に満足できず、「このままでは活躍できない」「今の環境では成長できない」と頭を悩ませ焦ってしまう…という経験はありませんか?そんな時、そのような状況でも周りと差をつけて活躍・成長していくためには、どうすればよいのでしょうか?
「ないものねだりで終わらせたくないんです」インキュベイトファンド株式会社にてインターンをしている古川真也さん(20)の言葉です。
「起業したい」「ゆくゆくは投資家を目指したい」という目標を持つ彼ですが、自分が身を置く"環境"に満足できず、さまざまなことに挑戦中。大学生でありながら、フリーのエンジニア・スタートアップでの事業開発担当者・同社でのインターンと、いくつもの草鞋を履きこなしています。
では、同じように「満足できない状況」で葛藤している人は、どんなことを意識しながら、どんな挑戦をしていけば、周りと差をつけ成長することができるのでしょうか?古川さんを取材しました。
起業家/投資家合同経営合宿『Incubate Camp 14th』
インキュベイトファンド株式会社は、独立系ベンチャーキャピタル。社会に対して大きなインパクトを与える存在であり続けるために、スタートアップへの投資・支援を通じて経済の発展に寄与していくことを目指しています。
今年10月には、シード/アーリーステージの資金調達を希望するスタートアップを対象とし、起業家/投資家合同経営合宿『Incubate Camp 14th』のオンライン開催を予定。4月1日(木)より、起業家のエントリー受付を開始しました。
合宿では、エントリー起業家全員とのメンタリング実施に加え、早期エントリー起業家の中から複数人限定で定期メンタリングプログラムを行うとしています。
前回開催の『Incubate Camp 13th』では、出場企業16社のうち10社が、出場後の約半年間で総額約10億円の資金調達を実現。起業前の人のエントリーも歓迎しているそうなので、「起業はしたいけれど一歩を踏み出せていない」という人の背中も押してくれるのではないでしょうか。
「VCってすごい!」と心動かされた
古川さんは、中央大学3年生。3月に同社が開催したVCに関する講義イベント「Incubate Academy」2期に参加後、4月よりインターンとしての活動も開始しました。インターンでは、市場調査や企業リサーチなどの業務を担当している傍ら、オウンドメディアにて『Incubate Camp』などに関する記事を作成しています。
-----講義イベント「Incubate Academy」に参加した経緯について教えてください。何かきっかけがあったのでしょうか?
古川さん:2020年5月より、スタートアップ(他社)にて事業開発の仕事に携わっているのですが、そこで働くなかで、Incubate Academyの講師の方や代表とご一緒したことがありました。ですので、インキュベイトファンドという会社の存在は知っていたんです。
きっかけは、たまたま参加したclubhouseでの大学生向けイベント。ここでIncubate Academyを知りました。
もともとVCには興味があったということと、「新しいコミュニティに入ってみたい」という想いがあったことから、Incubate Academyへの応募を決めました。
-----そもそもVCに興味を持ち始めたのはなぜですか?
古川さん:スタートアップの事業開発に携わっているので、仕事のなかでVCの話を聞くことが多いですし、その関係でインキュベイトファンドの赤浦代表と出会ったことも大きかったと思います。
そういった経験を通じて「VCってこういう考えを持っているんだ!VCってすごい!」と心を動かされたんですよね。そこからVCについて自分でも調べていくようになって、だんだんと興味を持つようになっていったという感じです。
「実力主義でいくしかない」
このような経緯でIncubate Academyの2期に参加し、VCについての理解をさらに深めるためインターンも始めたという古川さん。
会社を経営している父親の影響で、昔から漠然と「起業したい」という想いがあるといいます。
-----大学生のうちからビジネスに積極的に関わっているのは、この「起業したい」という想いがベースとなっているのですか?
古川さん:そこに関しては、必ずしもそうではなく、個人的に大学の環境があまり刺激的に感じられなかったことが大きいかなと思います。
そんな風にモヤモヤしていた時、東大の友人に出会ったのですが、大学内にビジネスや起業に興味のある学生が集まるようなサークルなどがあると知って、そういった環境にとても魅力を感じたんです。
実際東大への転入受験なども考えたのですが、行動には移せなくて、「この状況を打破するためには実力主義でいくしかない!」と思うように。
そこから、大学では"遊び"よりも"学び"に重きを置いて、積極的にビジネスに関わっていくようになりました。
そんな彼は今、海外企業の戦略についてリサーチすることが好きだといい、海外VCの投資先などを常にチェックしているのだそう。
-----なぜこういったリサーチが好きになったのですか?
古川さん:両親の影響もあり、中高生から株式投資をしていた関係で、もともと企業の戦略について知ることが好きだったので、その延長かもしれません。
ただ、他の人があまり持っていないであろう知見や知識を自ら学びにいくことが、自分だけの強みになると思ったということも大きいです。
ないものねだりで終わらせない
古川さんには、起業の先に「投資家になる」という大きな目標があるといいます。
-----なぜ投資家を目指しているのですか?また、そこに辿り着くためのキャリアプランがありましたら、教えていただけますでしょうか。
古川さん:ビジネスに積極的に関わってきたなかで、事業や企業の"グロース"が面白いと思うようになったためです。
そんな"グロース"をたくさん見たいし、支援もしたい。
そのためには自らが起業家として色々な経験を積むことは欠かせないと思っています。
ただ、今の自分が起業するには足りない部分が多々あることも事実なので、そういった不足部分を埋めていくために、ファーストキャリアとして就職して、色々なことを学びたいと考えています。今はそこに向かって進んでいきたいです。
-----過去の古川さんのように、自分が歩んできた道や今の環境に満足できず、葛藤している人に伝えたいことはありますか?
古川さん:「ないものねだりで終わらせない」ということです。
そういった人のなかには、"壁の前で立ち止まってしまう人"と"乗り越えて活路を見いだせる人"の2種類いるのではないかと思うんですが、やっぱり後者になっていきたいですよね。
大きな目標に向かって進んでいくために、自分が身を置く環境を自らアップデートし、"自分だけの強み"の育成にも注力しているという古川さん。
その根源にある「ないものねだりで終わらせたくない」という強い気持ちこそが、周りと差をつけ、成長していくための秘訣なのではないでしょうか。
出典元:インキュベイトファンド株式会社
出典元:Incubate Camp 14th
【関連記事】
「自分だけの武器を育てたい」パスチャーのインターン生が、劣等感を"エンジン"に加速できた理由とは
自分の経歴や学歴など、これまで歩んできた道に自信が持てず、コンプレックスに感じている人は多いのではないでしょうか。 その劣等感がブレーキとなって、成長を妨げてしまっているケースもあるかもし...
入社半年で営業マネージャーにステップアップ!TOMAPインターン生が手に入れた、キャリアにおける宝物とは
就活生や新社会人など若手ビジネスパーソンのなかには、「あの人からのあの言葉を思い出すと頑張れる」という"心の支え"となるパワーワードを持っているという人は、まだ少ないのではないでしょうか。自分で...
「あの人のようになりたい」の原動力は侮れない!社内MVPを獲得したユナイテッド新卒社員の成長ストーリー
「数年後、あの人のようになりたいな」という理想の人物像が、あなたのなかには存在するでしょうか。著名なビジネスパーソンであっても、身近な上司であっても、隣に座る先輩であっても、そのような人物像を抱...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう