HOMECareer Runners 「自分だけの武器を育てたい」パスチャーのインターン生が、劣等感を"エンジン"に加速できた理由とは

「自分だけの武器を育てたい」パスチャーのインターン生が、劣等感を"エンジン"に加速できた理由とは

白井恵里子

2021/04/18(最終更新日:2021/04/18)


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深澤美乃さん/提供:株式会社パスチャー

自分の経歴や学歴など、これまで歩んできた道に自信が持てず、コンプレックスに感じている人は多いのではないでしょうか。

その劣等感がブレーキとなって、成長を妨げてしまっているケースもあるかもしれません。

「ずっと学歴のコンプレックスがありましたが、今では劣等感を"エンジン"に、成長を加速できていると思います」大学1年の夏から株式会社パスチャーにて長期インターンをしている深澤美乃さん(20)は、こう話してくれました。

彼女が、劣等感をブレーキではなくエンジンに転換できたのはなぜなのでしょうか?そして、そんな彼女だからこそ目指すビジョンとは?深澤さんを取材しました。

Instagramを中心としたSNSマーケティング支援

株式会社パスチャーでは、「次の一手をリードする」というミッションを掲げ、Instagramを中心にSNSマーケティング支援を行っています。

Instagram分析ツール「MASAI」の提供や、流行先取りメディア「Petrel」の運営、企業のInstagramアカウントの代理運用・コンサルティング業務で蓄積したデータやノウハウを有しています

また、Instagramマーケティングをメインテーマとしたセミナーの開催や、Instagramナレッジ共有コミュニティ「MASAI-ZOKU」の運営を通じて、Instagramマーケティングに携わる人々が気軽に悩みや疑問を共有でき、いつ訪れても新しいヒントが得られるような場を目指しているといいます。

殻を破ることができたインターンシップ

深澤美乃さんは、都内の大学に通う3年生。2019年8月より、同社にて長期インターンをしています。

インターンでは、流⾏先取りメディア「petrel」の編集部でクリエイティブ制作等を行う傍ら、MASAIを活用したSNS運用代行業務にも携わっています。

-----インターンを始めた経緯についてお聞かせください。何かきっかけがあったのですか?

深澤さん:高校3年生の時、文化祭に注力していたこともあり、大学受験で妥協してしまいました。そこから、自分の学歴に劣等感を抱くようになってしまったんです。

大学の生活もとても充実していて楽しかったのですが、「このまま遊んでいるだけでいいのかな…」と思うようになり、就活でも有利になりそうなインターンを始めることに。

もともとpetrelのファンだったことや、イベント参加時に関わった社員の方々の人柄に惹かれ、パスチャーでのインターンを決めました。

-----インターンを始めてみて、いかがでしたか?

深澤さん:自分の想いや「こうしたい」という気持ちを、周囲に伝えられるようになりました。

例えば、入社当時petrel編集部では、アカウント運用のための分析を担当する人がいませんでした。MASAIという自社ツールがあるにもかかわらず、うまく活用できていなかったんです。

それに気が付いた私は、自ら「分析を担当させてください」と申し出て、行動に移した結果、フォロワーの増加率が2倍に。この出来事が自信にも繋がって、「知らないことでも"やってみたい"と伝えることが大切」と気づくことができました。

このように、個人の意見もちゃんと尊重してくれる場なので、過去の自分と照らし合わせると、インターンの経験を通じて「殻を破ることができた」と思っています。

提供:株式会社パスチャー

自分の"武器"を育てていきたい

深澤さんは同社でのインターンを皮切りに、社会人と学生がつながるコミュニティ「CroMen」に参加したり、起業家プログラムに挑戦したり、得意とするSNS運用で個人受注したりと、次から次へと行動を起こし続けています。

------「CroMen」に所属した経緯について教えていただけますか?

深澤さん:パスチャーのインターンで様々なことを学んでいる最中ですが、その後はどうしよう?自分のキャリアは?といった悩みを相談できる人が周りにいなかったので、「志の高い人たちと交流したほうがいい」と従兄からの勧めもあり、飛び込んでみたという感じです。

「お互いに高め合える仲間に囲まれている環境を当たり前にすることができたら、学歴コンプレックスのある私でも成長できるんじゃないか」という気持ちもありました。

-----飛び込んでみて、いかがでしたか?

深澤さん:結果、劣等感を抱いているのは自分だけだと気づき、周囲の人はそんなこと全く気にしていないし、そんな風に思ってマイナスのエネルギーにしてしまうのは無意味だと思うようになりました。

むしろ、劣等感をエンジンにして加速していくことで、自分と同じようなコンプレックスを持っている人に「大丈夫、今からでもがんばれるよ」と伝えられる存在になれるのではないかと。

-----なるほど、そのように考え方を切り替えられたのですね。

深澤さん:インターンで殻を破ってからは、このようにどんどん行動を起こせるようになっていきましたし、考え方もポジティブになっていったと思います。

劣等感に囚われるのではなく、それをエンジンに色々なことに挑戦していき、自分の"武器"と言えるものを育てていきたいと今は考えています。

-----深澤さんの"武器"とは?

深澤さん:SNS運用って、相手(ユーザー)の気持ちになって考えることが大切だと思っているんですが、この能力がインターンを通じて少しずつ形として見えてきたような気がします。

そして、「相手の気持ちになって考える」ということは、マーケティングや営業などでも活きる力だと思うので、今後はこのスキルをもっと伸ばしていきたいなと思います。

成長角度は自分で決める

劣等感をマイナスではなくプラスのエネルギーに変えられたのは、インターンで殻を破ったことが大きく影響しているという深澤さん。

自身のテーマは「成長角度は自分で決める」。成長"速度"を上げるのはとても難しいけれど、不器用な自分だからこそ、視座を高め、視野を広げ、思考の天井を上げていこうと考えているのだそう。

-----今後の目標やキャリアビジョンについて教えていただけますでしょうか。

深澤さん:自分を変えることができたのは、自分だけの力ではなく、周りの人の支えが大きいと思っているので、例えば友人が立ち上げた事業や会社を一緒に盛り上げていくなど、周りに恩返しができるようになりたいです。

また、私と同じように学歴コンプレックスのある人たちのなかでも「それでも頑張りたい」と思っている人に向けて、何らかのサポートができたらとも考えています。

そのために、「当事者意識を持つための努力」や「人との積極的な交流」などに当面は注力していきます。

取材の様子(オンライン)

数々の挑戦をひっきりなしに続けてきた彼女ですが、これからは視座を高く持って高い目標を掲げることで、「それのために必要な行動は何か」を考えて行動していきたいといいます。

今あなたが抱えている劣等感も、彼女のように"エネルギー"に転換することができれば、自分だけの武器を見つけることができるのではないでしょうか。

出典元:株式会社パスチャー

出典元:Instagram分析ツール「MASAI」

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