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既卒の就活方法は?既卒だからこそ知っておきたい7つのポイント&面接対策

U-NOTE編集部

2021/04/09(最終更新日:2021/04/24)


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「既卒だから就活が不安」「既卒でも絶対に就活を成功させたい」と就活に熱い思いを抱いている人も多いのではないでしょうか。

本記事では、既卒だからこそ知っておきたい就活の7つのポイントや既卒の履歴書の書き方などをご紹介します。

既卒だから就活は難しいと諦めるのではなく、既卒だからこその就活を行う参考にしてみてはいかがでしょうか。

本記事の内容をざっくり説明
  • 既卒の定義や気になる噂
  • 既卒だからこそ知っておきたい就活の7つのポイント
  • 既卒の履歴書の書き方・面接対策方法

 

そもそも、既卒とは?

そもそも既卒とはどのような人のことをいうのでしょうか。

既卒とは「既卒者」の略で、学校を卒業してから一度も正社員として就職をしていない人のことをいいます。アルバイトをして働いている人でも「既卒」と呼ばれます。

似たような区分に「第二新卒」がありますが、「既卒」とは区別されることが多いです。

第二新卒とは正社員として就職して3年以内に仕事を辞めた人のことをいいます。研修をしてビジネスマナーや社会経験を積んでいるので、既卒よりも就職が有利になることが多いです。

社会人経験の有無で「第二新卒」と「既卒」は区別されるので注意してください。

 

既卒の就活は厳しい?大手や公務員は不利になる?

「既卒の就活は厳しい」と聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

既卒は新卒のときに真面目に就職活動を行っていなかったイメージがあり「不真面目な人」というネガティブな印象を抱く人がいることも事実です。また、第二新卒と比べて経験が少なく、新卒と比べて年を重ねている点もマイナスの評価を受けることが多いでしょう。

しかし、現在は採用難の影響で真面目に就職活動を行うと就職できる可能性は高いです。現在、大手企業に新卒が殺到し、中小企業は人材を確保できていないのが現状です。既卒はまだまだ若く経験を積む期間はあるので、ニーズがあります。

「既卒には就活は無理だ」と諦めるのではなく、行動に移すことが大切です。

また、「既卒だけど公務員になりたい」と思っている人もいるのではないでしょうか。公務員になる夢を諦めれずに就職浪人した人もいるでしょう。

公務員試験は「一般枠」と「社会人枠」があります。「一般枠」は主に新卒が受ける試験で、一般教養や専門分野が問われる筆記試験、面接、小論文などが行われます。「社会人枠」は、社会人として働いた経験が必要になるので、既卒は不利になる傾向がありますが、一般枠で受けると既卒でも不利になることはありません。

就職浪人している時間を公務員試験にかけられるので、筆記試験では新卒より有利になるでしょう。「面接」が合格するために大切な要素になるので、時間をかけて回答を考えておくことをおすすめします。

 

既卒の就活期間の目安

「既卒はいつから就活を始めればいいのだろう」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

基本的に新卒のときと同様に「3月頃」に求人募集率が高くなります。そのため、3月頃までには自己分析や企業研究を行っておきましょう

また、既卒は新卒と比べて就活に時間をかけられるところがポイントです。

10月頃には、夏のボーナスを受け取り仕事を辞める人が増えるので、求人募集率が増える傾向があります。3月頃の求人だけを狙うのではなく10月頃の求人も狙ってみましょう。

企業の中には通年で求人募集している企業もあるので、よく調べてみるのもおすすめです。

 

既卒の就活はバイトと両立しながらできる?

就活しないといけないけど、生活費を稼がないといけない関係で、バイトをやめられない人もいるのではないでしょうか。就活とバイトを両立できるのか不安になっている人もいるでしょう。

就活とバイトを両立しながら就活を成功させることは不可能ではありません。しかし、「優先順位」を明確にして就活に挑まないと心が折れてしまう可能性があります

アルバイト先といい関係を保つためについついアルバイトを優先してしまうと、就活に本腰を入れられないでしょう。

就活は片手間でできるほど簡単なものではありません。「絶対に就活を成功させるぞ」という気概をもって就活に挑む必要があります。

就活に支障がでないようにアルバイトをするためには、徹底したスケジュール管理が必要になります。面接予定やインターンなどの日程を押さえて、バイトとかぶらないようにしましょう。

また、万が一バイトと面接が被ってしまった際は、面接に行けるようにシフトを変更してもらう必要があります。シフトを変わってもらうことで迷惑をかけることもあるので、シフトを変更しやすいアルバイトを選ぶことをおすすめします。

また、長期のアルバイトと就活を同時に行える自信がない人は、短期バイトにチャレンジしてみてもいいのではないでしょうか。

 

既卒の就活の方法

企業によっては、新卒のみを採用しているところもあれば、新卒と同時に既卒も採用していところもあります。

既卒の場合、そもそも既卒でも応募できる企業かどうか調べる必要があるので、新卒と比べて多少手間がかかることも事実です。

以下では、既卒の就活の方法についてご紹介します。

 

企業のホームページから応募する

まずは、企業のホームページから応募する方法をご紹介します。

企業のホームページのなかに「Recruit」や「採用情報」というページがあります。

採用情報のページを開くと、応募資格やどのような人材がほしいのかが書かれています。また、募集ページのリンクや、応募方法なども記載されているケースもあるでしょう。

志望度の高い企業には、自分から「既卒であるが、応募は可能か」連絡をして確認することも、熱意が伝わります。

希望の企業がある人は企業のホームページをチェックしてみることをおすすめします。

 

専門のエージェント・求人サイトを利用する

就職エージェントを使ったことがある人もいるのではないでしょうか。

就職エージェントとは、正社員として就職することをサポートしてくれる企業のことです。サービスはすべて無料なので、お金がない人でも安心して使えます。

就職のプロが就職先を一緒に考えてくれるので、1人では就活をできる自信がない人におすすめのサービスです。

また、特に行きたい企業がない人は求人サイトを使ってみることもおすすめです。

求人サイトでは「既卒可」の条件で企業を一括で検索できるので、わざわざ企業が既卒を採用しているのかを個別で調べる必要はありません。

求人サイトを利用して、理想の条件が揃った企業に応募してみてはいかがでしょうか。

 

ハローワークを利用する

ハローワーク」という言葉を聞いたことがあるけれどよく知らないという人も多いのではないでしょうか。

ハローワークとは行政が実施しているサービスのことで、正式には「公共職業安定所」と呼ばれます。

就職エージェントと同じく無料で使えるところが利点です。

求人の紹介を行ってくれたり、自己分析や履歴書の書き方などを手伝ってくれたりします。

また、条件がありますが給料をもらいながら職業訓練を行えるので、スキルを身につけたい人にもおすすめです。

 

既卒だからこそ知っておきたい就活の7つのポイントとは?

既卒の就職活動は、既卒だからこそ知っておきたい注意点があります。

以下では、既卒だからこそ知っておきたい就活の7つのポイントをご紹介します。

就職を成功させるためにも、以下のポイントを押さえましょう。

 

ポイント1.既卒であることが不利になる可能性もあることを認識する

既卒だからこそ知っておきたい就活の1つ目のポイントは、既卒であることが不利になる可能性もあることを認識することです。

既卒でも就活を成功させるためには、自分の価値を知り正しく振る舞う必要があります。

第二新卒や転職者よりも経験が浅く、新卒よりもマイナスイメージや、生涯会社に務める時間が短くなるという欠点を持っています。そのため、会社によりますが、就活では不利になる可能性が高いです。

既卒の欠点を知り、それ以上に自分が使える人材であることを企業にアピールしましょう。

 

ポイント2.なぜ既卒になったのか、理由をしっかりと説明できるようになっておく

既卒だからこそ知っておきたい就活の2つ目のポイントは、なぜ既卒になったのか、理由をしっかりと説明できるようになっておくことです。

就活では必ずといっていいほど「ネガティブ質問」を聞かれます。「どうして既卒になったの?」「去年就活はちゃんとしていたの?」「今まで何をしていたの?」など素直には答えにくい質問を聞かれることでしょう。

ネガティブ質問にうまく答えられないと、就職成功から遠ざかってしまいます。

言い訳をせずに自分の行動を振り返り反省している点や間違っていた点などを答え、今の自分の意見や考え方などを伝えることをおすすめします。

時間をかけてネガティブ質問に対する回答を準備しておくことを忘れずに行いましょう。

 

ポイント3.再度企業研究・自己分析を念入りに行い、就職への考えをまとめる

既卒だからこそ知っておきたい就活の3つ目のポイントは、再度企業研究・自己分析を念入りに行い、就職への考えをまとめることです。

「新卒のときに自己分析したので、もうしなくていいや」「自己PRは新卒のときに書いたのをそのまま使おう」なんて、楽をしようとしている人もいるのではないでしょうか。

しかし、企業の欲しがる人材が自分が新卒のときと同じであるわけではありません。また、自分は新卒であるときと大幅に変わっている可能性もあることを忘れないでおきましょう。

新卒のときにうまく行かなかった就活をもう一度繰り返しても、就職はできる可能性は高いとは言えないでしょう。

まずは、就活をやり直すつもりで、企業研究や自己分析を行いましょう。過去の自分に何が足りなかったのか・自分には何が必要なのかを考え行動に移すことをおすすめします。

 

ポイント4.幅広い選択肢を検討する

既卒だからこそ知っておきたい就活の4つ目のポイントは、幅広い選択肢を検討することです。

行きたい業界だけに絞ってしまうと就職活動できる会社の幅も狭くなってしまいます。

まずは、本当にその業界であることが必須なのかを考えてみましょう。他の業界にインターンに行ったり説明会に参加してみたり、躊躇せずに他の業界を試してみることをおすすめします。

選択肢を増やしてみると、自分にあった企業が見つかる可能性も高くなるでしょう。

 

ポイント5.主体的・積極的に行動する

既卒だからこそ知っておきたい就活の5つ目のポイントは、主体的・積極的に行動することです。

「既卒だからどうせやっても無理」のように始めから諦めている人もいるのではないでしょうか。

「既卒だから」ではなく「行動」しないと、なにも始まりません。行動に移さないと、就職はできないことをまずは頭に置きましょう。

そして、既卒を理由に自分に制限をかける必要もありません。

自分がやりたいと思ったことは行動に移し、説明会やインターンにも積極的に参加してみてはいかがでしょうか。

 

ポイント6.就活時期・スケジュールにこだわらず、早めに行動する

既卒だからこそ知っておきたい就活の6つ目のポイントは、就活時期・スケジュールにこだわらず、早めに行動することです。

既卒生は、大学や高校などに縛られていないからこそ、スケジュールにこだわらずに就職活動を開始できます。

就活にフライングはないので、早めに行動に移しましょう。

例えば、企業研究や自己分析を行ったり、行きたい企業のインターンシップに応募してみたり、自己PRを考えてみたりしてみることをおすすめします。

 

ポイント7.「既卒歓迎」の企業を探す

既卒だからこそ知っておきたい就活の7つ目のポイントは、「既卒歓迎」の企業を探すことです。

既卒にネガティブなイメージを抱いている人もいますが、既卒という色眼鏡をかけて見ない人もいます。

既卒歓迎と書かれている企業は、既卒で就職を成功した人が多い傾向があります。

既卒が多い企業の場合既卒に対するネガティブなイメージを持っている人も少なく、就職できる可能性が高いです。

 

既卒の履歴書の書き方・面接対策は?

履歴書や面接対策が気になる既卒の人も多いのではないでしょうか。

以下では、既卒の履歴書の書き方・面接対策についてご紹介します。

就活対策を万全にして面接や履歴書に挑みましょう。

 

職歴がない場合アピールするポイントは「熱意」

面接対策を行う場合は、基本的にはよく聞かれる質問に対する回答を練っておくことがおすすめです。

既卒によく聞かれる質問は「どうして既卒になったのか」「卒業してから何をしていたのか」などがあります。

定番の質問に回答を練っておくと焦ることなく質問に答えられます。

また、しっかり自己分析を行っていると想定外の質問にも上手に答えられるでしょう。

既卒にはやる気がないというネガティブなイメージを持っている人がいるので、「熱意」をアピールすることが大切です。

自分が熱心に働けること・やる気があることなどをアピールするといいでしょう。

 

志望動機・自己PRは新卒よりもしっかりと対策する

既卒である時点で新卒よりも不利な状況にあるので、志望動機・自己PRは新卒のときよりもさらに磨きをかける必要があります。

「どうしてこの会社ではないといけないのか」「この会社が欲しい人材はどんな人材なのか」を調べ上げ、相手に伝わるように履歴書を書く必要があります。

履歴書を書く際には、誤字脱字・「てにをは」の助詞の使い方などの基本的なことから気をつけましょう。

すでに就職をしている同回生や親などに履歴書を読んでもらって、改善点を探してもらうこともおすすめの方法です。

これ以上ないほどブラッシュアップした履歴書で自分の存在をアピールして「あってみたい」「面接してみたい」と思わせられるようになりましょう。

 

既卒だからこその就活での戦い方を知っておこう

本記事のまとめ
  • 既卒の就活は新卒のときよりも厳しくなるが就職は努力次第で可能
  • よく聞かれるネガティブ質問に答えられるようにしておく
  • 企業研究・自己分析を重ねて、履歴書や自己PRのクオリティを上げる

 

本記事では、既卒が就活をする際のポイントや面接対策方法などをご紹介しました。

新卒のときにもっと就活しておけばよかったと後悔している人もいるのではないでしょうか。

しかし、過去よりも今の自分に向き合い、何が足りなかったのかを考えてみましょう。過去と向き合う経験は何より自分を成長させてくれます。

本記事を参考に、就活に真剣に向き合い、早め早めの行動を行っていきましょう。

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