コロナ禍や働き方改革により、働き方が大きく変わっている現代。将来の選択肢の1つとしてフリーランスを視野に入れている人も少なくないのでは?しかし、フリーランスという働き方は実際どのようなものなのでしょうか。
一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会は3月25日(木)、フリーランスの最新実態を調査した「フリーランス白書2021」を発表しました。
コロナ禍による業務への影響は?フリーランスが考える“定年”と人生100年時代のキャリアプランとは?フリーランスという働き方のリアルを知ることができる貴重な資料です。
仕事獲得経路、トップ2は人脈・取引先
2020年12月23日(水)~2021年1月25日(月)にインターネット調査を実施し、733人(内フリーランス・パラレルキャリア活動者 715人)の有効回答を得ました。
フリーランスとして仕事をしている人は、どのようにして仕事を見つけているのでしょうか?
調査では、1位「人脈(知人の紹介含む)」(69.2%)、2位「過去・現在の取引先」(62%)、3位「自分自身の広告宣伝活動」(28.7%)という結果になりました。
また、最も収入を得られる仕事はどこから見つけたのかという質問でも、1位「人脈」(36.1%)、2位「過去・現在の取引先」(33.3%)という結果に。
人との繋がりや信頼関係が、フリーランスとして活動するにあたって大切だということが伺えます。
コロナ禍で55%が減収、職種で大きな差
コロナ禍による影響を聞いた質問では、55%が「事業収益が減収となる」と回答。そのうちの32.7%は前年度比4~10割減収する見込みだそうです。
コロナ禍による収益への影響は職種によって大きな差が出ているようで、事務やエンジニアといったオンライン中心での業務が可能な職種に比べ、セミナーやイベントに関わる仕事などオフライン中心の職種の方が減収が大きくなっています。
生涯現役を目指す人が最多
人生100年時代のキャリアプランとしては、フリーランスとして生涯現役で働きたいと考えている人が最も多いことが分かりました。
一方で、希望年齢まで働き続けるにあたって、自身の健康や体力などに不安を感じている人が多いことも判明。その対策として、身体を鍛えたり定期的に医療機関を受診している・したいと考えている人が多いようです。
同白書では他にも、フリーランスが感じている社会保障に対する課題感などについても調査を行っています。
詳細は同社プレスリリースを参照。フリーランスとしての一歩を踏み出す際の、参考にしてみてはいかがでしょうか。
出典元:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書 2021」
【関連記事】
これからフリーランスになりたい人へ、人気連載「フリーランスの進路相談室」が待望の書籍化
フリーランスとして働いてみたいけれど、周りにフリーランスの知人がいるわけでもなく、次々と湧いてくる不安や疑問をどう解消すればよいか分からない…そんな若手ビジネスパーソンに向けて、ヒントとなりそう...
スキマ時間に“独立・起業・副業ノウハウ”を学ぶ!無料動画学習サービス「アントレ動画アカデミー」登場
先行き不透明なコロナ禍において、「副業を始めたい」「フリーランスで自分のスキルを最大限活かしたい」「将来独立も視野に入れたい」と考えている若手ビジネスパーソンは少なくないのではないだろうか。 ...
兼業・副業にも役立つ!書籍「知識経験ゼロからのフリーランス働き方相談所」発売中
終身雇用制度の崩壊やジョブ型雇用の拡大、人生100年時代など、私たちをとりまく環境が大きく変化している中、フリーランスや副業・兼業といった新しい働き方に注目が集まっている。 しかし、「どの...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう