就職活動や転職活動を始めたいと思っている人のなかには、「何を大切に企業を選べば良いのか?」「自分はどんな価値観を持っているのか?」といったことがまだ明確ではないという人もいるのではないでしょうか。
特にコロナ禍において働き方は急激に広がりました。他の人がどんな考えを持っているかということを知ることが、自分を見つめなおすきっかけになることもあります。
株式会社フロンティアコンサルティングは昨年12月、オウンドメディア「Worker's Resort」にて、社会人・学生計500人を対象に「働き方の広がりによる価値観の変化に関する調査」を実施。3月9日(火)、その結果を公開しました。
同調査内容は大きく「企業選択軸」「暮らし」「組織と個人の関係」の3カテゴリで構成。社会人と学生の意識の差から、新常態時代における働き方を考えるきっかけを提供することを目的としています。
企業選択軸
就職または転職においてどんな軸を優先に企業を選ぶかという質問に対し、1位は「事業や自身が担当する仕事の内容」(36.8%)、次いで「給料や賞与・退職金」(31.4%)、「働き方(自分の生活にあった働き方が実現できるか)」(15.4%)が上位を占めました。
なお、最優先軸に「働き方」を選択した学生は22.0%と、社会人(11.0%)の2倍にものぼりました。
これまで画一的だった働き方が一変、あらゆる選択肢が増えたため、自らの生活に呼応した働き方を希望する声が多く挙がったそうです。
また、「これからの働き方において最も大切なものは何か」との問いには、全体の40.6%が「就業時間の融通性」を選択。働く時間に関するニーズが高いことが伺える結果となりました。
暮らし
ライフイベントと働き方についての問いでは、ライフイベントに都度応じた働き方を選ぶ人が34.8%を占め、「ライフイベントに関係なくできる限り同じ働き方でいたい」という回答の23.2%を上回りました。
これまでは生活と仕事を天秤にかけながら、いずれかを妥協する場面もありましたが、働き方の選択肢が広がった今後は、ライフイベントに応じて働き方を選択する人が増えていくと同社では予測しているそうです。
組織と個人の関係
これからの働き方における組織と個人の優先度についての問いには、60.2%が、組織および個人のどちらかに偏るのではなく、状況に合わせて検討する姿勢を持ってることが判明。
一方で、残り約40%が個人または組織の都合を優先すべきだと回答しています。組織の中にはさまざまな価値観が混在しているということを、いちビジネスパーソンとして、認識しておく必要がありそうです。
また、評価に対する志向に関する問いでは、学生の44%、社会人の25.3%が「努力主義(勤務態度や仕事のプロセスによる評価)」を希望していることが分かりました。自分はどんな基準で評価されたいのか?という考えを明確化しておくことは、企業選びの軸にも大きく影響してくるのではないでしょうか。
調査結果の詳細についてはプレスリリースをご確認ください。就活や転職活動に臨む前に、自分自身の価値観について改めて考えるきっかけにしてみては。
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