「会えないなら、オンラインで」から始まり、コロナ禍での私たちの生活は、叶わないことに対する代替策で溢れるようになりました。
「お店で食べられないなら、お取り寄せで」「オフラインで売る手立てがないなら、ECサイトで」…そうしているうちに、「あれ?こっちの方が快適」「こっちの方が経済的」そんな風に思うことも多くなったのではないでしょうか。
これまで習慣化していたことを変えるには、エネルギーも必要です。しかし、生きていくために、楽しく過ごすために、新しい方法を模索するということは、これまでになかった発見につながる可能性もあるのです。
この記事では、2月第3週に発表された「新型コロナで打撃を受ける業界を支援する方法」をいくつか取り上げ紹介します。
今回は「参加型」の方法もランナップ。当事者のひとりとして参加することで、新たな発見があるかもしれません。若手ビジネスパーソンのみなさんだからこそチェックしてほしい情報が満載となっています。
YOU ARE THE BEST 〜医療従事者・飲食店ありがとうプロジェクト〜
フードテックサービス「さきめし」を運営するGigi株式会社は2月16日(火)、株式会社文化放送との共同プロジェクト「YOU ARE THE BEST 〜医療従事者・飲食店ありがとうプロジェクト〜」を開始しました。
医療従事者への応援の気持ちを募金でつのり、飲食店を通じて食事として届けることにより、医療従事者と飲食店の双方への支援を実現する取り組みです。
対象エリアは1都3県(東京都・千葉・神奈川・埼玉)。このエリアにある飲食店で利用ができる「電子チケット」を、賛同者からの寄付金とスポンサー企業からの支援金で購入し、プロジェクトに申込があった医療機関で利用できるよう、アプリ上で配布するという仕組み。
プロジェクトの進捗は文化放送の番組「くにまるジャパン 極」内で伝えていくほか、スポンサー企業による冠番組の実施も予定しているそうなので、こちらも楽しみですね。
出典元:Gigi株式会社
コロナSOS基金によるオンラインセミナー
READYFOR株式会社と公益財団法人東京コミュニティー財団は協同で、「新型コロナウイルス感染症:いのちとこころを守るSOS基金」を運営しており、クラウドファンディングサービス「READYFOR」を通じて広く寄付を募っています。
この取り組みの一環として、2月25日(木)にオンラインセミナーの開催を予定。
医師の高山義浩先生が「コロナの行く末・3つのシナリオ、いま求められる支援の『急所』とは」をテーマに、今必要な支援や、今後の見込みと求められる支援のポイントについて語るとしています。
第2回以降も、以下のセミナー開催が決定しているそう。
・「#コロナ後遺症 当事者コミュニティの可能性 SNSの活用法を探る」(3月2日・火)
・「なぜ子育て支援NPOが自殺対策に関わるのか コロナ禍で求められる連携」(3月第2週)
・「緊急事態宣言下の生活困窮者 いま何が起きているのか」(3月1週)
また、3月22日(月)~3月26日(金)の5日間にわたり、コロナの影響下における支援のあり方を考えるオンラインセミナーも連続開催予定。実態を知り、自分にできる支援について改めて考えられる貴重な機会となりそうです。
出典元:READYFOR株式会社
オンラインおてつたび
旅館・ホテルのお手伝いをしながら旅行ができる仕組みを提供する株式会社おてつたびは、コロナ禍における新しい観光需要の高まりと、収束時を見据えた今できる取り組みを積極的に行う宿泊事業者向けに、応援企画「オンラインおてつたび」を期間限定で開催します。
「若者のアイディアや意見を聞きたい」「テレワークやワーケーションのニーズを聞きたい」などといった旅館側と、参加者をオンラインで繋ぎ、意見交換や課題解決を通して関係性(ファン)を構築していこうという取り組みです。
第1弾は、3月11日(木)。福井県あわら温泉「グランディア芳泉」の伝道師とZoomで繋がり、「これからの旅館はおもしろい!」をキーワードに今後の旅館をつくっていくためのアイデアを出し合います。
昨年5月に開催した前回は、観光業や地域活性化について学んでいる学生や、コンサルティング会社でマーケティングの仕事をしている社会人など、全国各地から10人が参加したとのこと。自身の学びやスキルアップにも繋がりそうなチャンスを、是非お見逃しなく。
出典元:株式会社おてつたび
バーチャル農林水産まつり北九州
株式会社ジャムは、福岡県北九州市の生産者と市民をむすぶオンライン物産市「バーチャル農林水産まつり北九州」を2月28日(日)まで期間限定で開催しています。
これまでECサイトで販売した経験がなかったという5社の生産者が、初めてオンライン販売を体験しているというこの取り組み。裏を返せば、これまでオンラインでは買えなかったグルメを、今回は期間限定で自宅で楽しむことができるというチャンスです。
出店しているのは、北九州市のブランド牛を育てる奥田畜産・あかもく(褐藻類の海藻)を取り扱う藤島水産・関門海峡たこを昔ながらの蛸壺漁で水揚げする千春・レストランB&Wと岡村農園・ひびき灘漁協岩屋支所。
また、地元北九州市出身のアーティストやイラストレーターによる応援イラスト、シンガーソングライターによるオリジナル応援ソングなど、目や耳で生産者を応援するイベント・企画も実施中。
慣れないPCに向かって奮闘したという生産者のみなさんの姿を想像すると、思わず覗いてみたくなってしまうオンライン物産市です。
出典元:株式会社ジャム
MOOK『食べて旅気分! 日本のおいしいお取り寄せ』
株式会社JTBパブリッシングは2月15日(月)、MOOK本『食べて旅気分! 日本のおいしいお取り寄せ』を発売しました。
機内誌制作で日本中をめぐる旅のプロが、旅先で見つけた47都道府県の美味のなかから、「取り寄せて味わってほしい商品」を厳選して紹介する1冊です。
大切な人や友人、家族とテーブルを囲んで旅気分を味わいながら堪能してほしいというグルメやお酒、いままで食べたことがないようなご当地グルメなど、「いつものお取り寄せに飽きてしまった」という人にもおすすめの内容。
プロが厳選した各地のグルメを、ひとつひとつ攻略していくのも楽しそうですね。
出典元:株式会社JTBパブリッシング
なお、各サービス詳細については各社プレスリリースにてご確認ください。新しいことに挑戦している人を応援することで、自分にとって新たな発見につながるということもありそうです。
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