昨年1月、2030年までにSDGsを達成するため「行動の10年(Decade of Action)」がスタートしたことをご存知でしょうか。2年目を迎えた今年は、取り組みのスピードをより速め、規模を拡大する必要があるといいます。
株式会社双葉社は年2月10日(水)、新刊「セルフ・デベロップメント・ゴールズ SDGs時代のしあわせコットン物語」を発売しました。
株式会社フェリシモの執行役員および一般財団法人 PBP COTTONの代表理事を務める葛西龍也氏による初の著作となっています。
「SDGs」の本であると同時に「ビジネス書」
一企業の一事業部の一プロジェクトから始まって、社内・社外を巻き込んでの大きなSDGsアクションとなった「PBPコットンプロジェクト」における12年間の軌跡を綴った一冊。
「自分の関わる仕事の延長線上で誰かが苦しんでいるという事実を知った時、そこから目を背けずにできることが何かあるのだろうか。」
1人のビジネスパーソンがそんな想いを胸に、インドのオーガニックコットン栽培支援を開始。みんなが幸せになれる循環を生み出すために奔走する姿を描いています。
同書は「SDGs」の本であると同時に、コミュニケーションデザイン・チームビルディング・新規事業・CSRといった、多くのビジネスパーソンが自分事化できるビジネスがテーマとなっています。
著者は一般財団法人 PBP COTTON 代表理事
著者の葛西龍也氏は、大阪大学経済学部卒業後に株式会社フェリシモに入社。
「事業活動を通じた顧客との共創と社会課題の解決」をモットーに、さまざまなプロジェクトや市場開発・事業開発・事業提携などに関与しました。
現在は株式会社フェリシモ執行役員、株式会社Cd.代表取締役、株式会社LOCCO共同代表取締役であり、一般財団法人 PBP COTTON 代表理事との肩書も持っています。
その一般財団法人 PBP COTTONは、2008年に通販大手「フェリシモ」のブランド「haco.」の事業から、「PEACE BY PEACE COTTON PROJECT」として始動。
インドの綿農家の有機農法への転換と、農家の子どもたちの就学・復学・奨学金を支援する中で、2017年にプロジェクトを一般財団法人化したそうです。
そのほか詳細な内容は同社プレスリリースから参照。
SDGsに興味はあるものの何をどう動けばいいのかがわからない、会社から命じられたが何から始めればいいのかがわからないといった人たちの手がかりとなったり、すでに取り組んでいる人にとっても新たな視点が開かれる一冊となるのではないでしょうか。
【書籍概要】
定価:1600円(税抜)
体裁:四六判ソフトカバー
頁数:260ページ
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