HOMEビジネス リモートでもオフィスの雰囲気を感じたい!グループ通話サービス「空間型グループ通話workle」正式版リリース

リモートでもオフィスの雰囲気を感じたい!グループ通話サービス「空間型グループ通話workle」正式版リリース

佐藤優子

2021/02/12(最終更新日:2021/02/13)


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イメージ画像/AdobeStock

リモートワークには慣れても、黙々と作業を進めるだけの孤独感には未だ不慣れな人も多いことだろう。特に入社間もない新入社員は、仲間とのちょっとした雑談や、気軽な相談ができるオフィスの雰囲気は貴重だと感じているのでは。

workeasy株式会社は、無料グループ通話サービス「空間型グループ通話workle」をリリースした。

「空間型グループ通話workle」とは

「つながるを楽しもう!」をコンセプトに、在宅勤務・テレワークでの社内コミュニケーションやオンライン交流会での活発な会話を実現するための無料グループ通話ツール。

2020年6月にクローズドβ版の運用を開始し、検証を進めていた「workle」に機能改善の向上を施して正式版としてリリースしたものだ。

アバターを動かしてグループ通話ができる

同サービスでは、仮想の空間に自分の代わりとなるアバターを表示させて過ごしながら、アバターを動かして他の参加者と会話ができる。

テレワーク中の孤独感への対処として雑談用にビデオチャットをつないでいると、プライベートな空間が晒されたり、モニターで真正面からずっと見られるという心理的な窮屈さが感じられてストレスの原因になることもあるが、同サービスではカメラを設けず、プライベートな空間への視線は排除するという。

カメラの代わりにアバターを自分の分身として利用して、ユーザーはオフィスに出勤するようにログイン。プライベートな環境を維持しつつ、アイコン表示でお互いの状況を確認することができるそうだ。

アバター同士の距離で音量や聞こえる範囲が変化

最大の特徴は、アバター同士の距離で音量や聞こえる範囲が変化すること。アイコン同士が近い範囲の人にのみ声が届く仕様のため、リアルな場で隣の人に声をかけるような感覚で気軽に会話が可能だ。

離れた位置にアイコンがある人に話しかけるときは、移動するように近づいて声をかけるため、視覚的にもチーム内でのコミュニケーションや存在感を感じられるという。

会話のきっかけを作るための工夫も随所に

ほかにも、「つぶやき機能」で自分の状況などを絵文字と一言で表現したり、「背景アップロード機能」で背景を季節や時間によって好みの背景に簡単に切り替えたりといった会話のきっかけを作るための工夫も施しており、誰もが気軽に使えるよう、明るくシンプルな設計を採用したとしている。

都度URLの発行のような面倒な設定の必要がなく、誰にでわかりやすく使いやすい仕様なのもうれしい。

背景とコンセプト

同社によると、働き方の多様化と昨今の急激な環境変化により、場所に縛られないテレワークや在宅勤務が増加している。その一方で、コミュニケーションにおける課題も多く取り上げられてきた。
 
こうした課題を解決するために、同社では好きな場所でリラックスして働けるといった”テレワークの良さ”を残しつつ、コミュニケーション課題を解決するサービスとしてこのサービスの検証を実施。

検証段階のユーザーからは「ちょっとした相談がしやすくなった」、「ウェブ会議だと一部の人しか喋らなかったけど全体での小さな会話が増えた」、「みんなと一緒に働いている感覚を感じれてテレワークが楽しくなった」などの声もあがっていたという。

申し込み方法などそのほか詳細な内容は同社プレスリリースから参照。

正式リリース後も、基本的な機能は無料で使用可能だそう。ビジネスのアイデアを生み出す雑談を復活させるため、チームのつながりを感じるために、若手のあなたからチームに提案してみては。

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