もしもすぐに読みたい本があったとき、Amazonの翌日配送よりも早く手にれるためには、直接書店に出向くしか方法はないのだろうか?
株式会社丸善ジュンク堂書店と株式会社エニキャリは2月2日(火)より協同で、都内3店舗の店頭在庫を自宅やオフィスまで配送するサービスを開始した。
店頭在庫からオフィスやご自宅に本が届く
同サービスは、丸善ジュンク堂書店が本の通販サイト「honto」で提供している『店舗お受け取り』を利用するユーザーが、anyCarry「本のお届け便」で配送を依頼することにより、エニキャリのスタッフが書店店頭で注文書籍をユーザーにかわって受け取り、自宅やオフィスなど指定場所まで配送するというもの。
第1弾として、まずは丸善 丸の内本店・丸善 日本橋店・MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店の都内3店舗をサービス対象店舗とし、その周辺地域のユーザー宅やオフィスに最短45分で届けるとしている。
料金(書籍代+配達料)は書籍受け取り時にエニキャリのキャリースタッフに支払う形だ。
オフィスワーカーが店舗に立ち寄らず受け取れる形を
同社によると、丸善ジュンク堂書店における「店舗受け取りサービス」の利用は、コロナ前の2020年2月と比較して12月は人数比が約1.5倍、売上金額が約2倍に増加。このことから出来るだけ効率的に本を購入したいという消費者の意識が強まっていることがわかったという。
一方、今年1月のテレワーク導入率は57.1パーセント、テレワーク実施回数は週5日が25.0パーセントとの調査結果もあり、依然として出社しているオフィスワーカーが一定数いることも判明。
そこで2社は、出社するオフィスワーカーが店舗に立ち寄ることなく、大型書店の在庫をネットで検索し、短時間で自身のオフィスなどで受け取ることができるサービスを協同で立ち上げたという。
申し込み方法やそのほか詳細な内容は同社プレスリリースから参照。
最大限の感染予防を心がけながら出社している身の上としては、仕事が終わったらできる限り寄り道せずに帰宅したいもの。急いで必要な本があるときはチェックしてみては。
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