HOME2020年下半期ベストビジネス書は「ブルシット・ジョブ」!どうでもいい仕事の実態に迫った世界的話題作

2020年下半期ベストビジネス書は「ブルシット・ジョブ」!どうでもいい仕事の実態に迫った世界的話題作

長澤まき

2021/01/26(最終更新日:2021/01/26)


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スキルアップのためにビジネス書を読みたいと考えているが、数ある書籍の中からどの本を選べばいいか分からず困っている人は多いのではないだろうか。

株式会社パーソナルブレーンの新刊ビジネス書情報誌・TOPPOINTは1月25日(月)、2020年下半期「トップポイント大賞(第33回)」を発表した。

ビジネスリーダー1万人が選ぶ2020年下半期のベストビジネス書は、「ブルシット・ジョブ」(デヴィッド・グレーバー氏著/岩波書店)。世の中にはびこるクソどうでもいい仕事(ブルシット・ジョブ)の実態を明らかにし、世界的に話題となった一冊だ。

「真に価値のある仕事とは?」を問い直す

「ブルシット・ジョブ」は、仕事や労働にまつわる様々な不合理・ストレスに目を向け、「なんでこんなに無駄な仕事が増えているんだろう」という素朴な疑問を、深く掘り下げていく。

「やりがいを感じないまま働く」「人の役に立つ仕事だけど給料が低い」といった原因は、無意味で不必要なブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)の増加にあると指摘。

真に価値のある仕事とは何かを問い直し、私たちが人生の時間の大半を費やす労働について、改めて考える機会を与えてくれる一冊だ。

10位にワークマン大躍進のカラクリ

ベスト10にランクインしたのは、次の10冊。

【大賞】「ブルシット・ジョブ」 デヴィッド・グレーバー 著/岩波書店
2位 「共感経営」 野中郁次郎/勝見 明 著/日経BP・日本経済新聞出版本部
3位 「仕事の哲学」 酒巻 久 著/PHP研究所
4位 「直感で発想 論理で検証 哲学で跳躍」 伊丹敬之 著/東洋経済新報社
5位 「プロフェッショナル経営参謀」 杉田浩章 著/日経BP・日本経済新聞出版本部
6位 「スタンフォード式 人生を変える運動の科学」 ケリー・マクゴニガル 著/大和書房
7位 「いかなる時代環境でも利益を出す仕組み」 大山健太郎 著/日経BP
8位 「NINE LIES ABOUT WORK 仕事に関する9つの嘘」 マーカス・バッキンガム/アシュリー・グッドール 著/サンマーク出版
9位 「LIFESPAN」 デビッド・A・シンクレア/マシュー・D・ラプラント 著/東洋経済新報社
10位 「ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ2倍売れたのか」 酒井大輔 著/日経BP

(※敬称略)

詳細は同社プレスリリースを参照。ビジネス書を選ぶ際の参考にしてみてはいかがだろうか。

出典元:岩波書店/ブルシット・ジョブ

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