現在使われている紙幣デザインが、3年後に新しくなるという話題を覚えているビジネスパーソンはどのぐらいいるだろうか。
株式会社学研ホールディングスのグループ会社、株式会社学研プラスは、1月21日(木)に「NEW日本の伝記 渋沢栄一」を発売した。2024年の紙幣刷新における新1万円札の顔になる人物の波乱万丈の人生を描く伝記コミックだ。
元祖ベンチャーキャピタリスト・渋沢栄一
2024年、長い間1万円札の顔として親しまれていた「福沢諭吉」に代わって、最高額紙幣の肖像となるのは「渋沢栄一」。
「渋沢栄一」は、日本初の銀行「第一国立銀行」を設立し、日本経済を一代で築きあげた歴史上の人物だ。
500もの会社の創業・経営に参画。同社によると、彼が関わった会社のモノやサービスに触れずに1日を送ることは不可能だといい、現代人の生活に大きな影響を与えた人物だそう。
偉人たちの間では知名度がイマイチ?
同社によると、現代の生活に影響を与えた「渋沢栄一」だが、その知名度は戦国武将や幕末藩士らに比べるといまひとつ浸透していないという。
その理由として、彼が多くの兵を率いて戦った武将ではなく、激しい政争を繰り広げた政治家でもないということを挙げている。
しかし同社は、彼の戦いの場であった「経済」という世界は、戦争や政治の世界同様に激しい争いが繰り広げられた興味深い歴史の舞台だったと述べ、「渋沢栄一」の波乱万丈の生涯を知ることで、閉塞感に満ちた現代の混乱期を乗り越えられるとしている。
「NEW日本の伝記」シリーズとは
同書は、日本史の中で活躍した人物の生涯を、実力ある漫画家が描いたオールカラーの学習マンガ「NEW日本の伝記」シリーズの新作。ワイドな三折ページで展開する大迫力のシーンは必見とのこと。
巻末や見返しには年表、関連人物、人柄、ゆかりの品々などを紹介、解説し、関心が深まる資料ページも掲載されている。
「渋沢栄一」の生涯のあらすじなど、そのほか詳細な内容は同社プレスリリースから参照。
最後に紙幣を一新した2004年から、実に20年ぶりとなる新たな1万円札の顔になる「渋沢栄一」という偉人。ビジネスパーソンの一般教養として押さえておくため、コミックでチェックしてみては。
【書籍概要】
定価:1200円(税抜)
判型:菊判
頁数:120ページ
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