自社製品を消費者に向けて直接販売するビジネスモデルである「D2C(Direct to Consumer)」で、将来起業をと考えている人もいるだろう。そんな人にとって、D2C戦略の参考になるであろう書籍が間もなく登場する。
株式会社FABRIC TOKYOの取締役COO兼CFOである、三嶋憲一郎氏の著書「リテール・デジタルトランスフォーメーション-D2C戦略が小売を変革する」が1月22日(金)に発売となる。
D2Cモデルをはじめブランド立ち上げや成長戦略などを1冊に
オーダーメイドのビジネスウェアを提供する同社は、2014年のブランド発足から6年にわたりD2Cモデルで事業運営してきたという。
D2Cモデルはテクノロジーや最新のブランディング理論を兼ね備えていることから、低迷する小売業を救うモデルとして日本でも注目が高まっているとしている。同書には、そんなD2Cモデルを中心に、同社の経営を通して培ってきた考え方やノウハウを盛り込んだという。
ブランド立ち上げから成長戦略、OMO戦略、組織運営、ファイナンス・提携、RaaS戦略まで幅広く触れており、「D2Cモデルとは」「D2Cモデルへの転換を目指すためには何が必要か」といったことなどについて、同社の経営を通じて得られた知見や経験をもとに解説している。
D2Cモデルを小売業界全体が抱える課題解決の一助に
同書タイトルの「リテール・デジタルトランスフォーメーション」とは、デジタルをあくまでもHOWのツールとして捉え、すべては顧客視点で、そもそもの小売事業への考え方や仕組みの転換を図ることを意味しているそうだ。
奇しくも新型コロナウイルスの影響により、アパレル業界だけでなく小売業界全体、更にはそれに関わるサプライチェーン全体における構造上の問題が浮き彫りとなり、今までのやり方や考え方を抜本的に方向転換していくことが急務となった今、同社が培ってきたD2Cモデルの手法や仕組みが、小売業界全体が抱える課題解決の一助となるのではないか?という想いで同書を出版したとしている。
<目次>
- 第1章:D2C戦略が小売を変革する
- 第2章:D2C立ち上げ時に考えるべきこと
- 第3章:マーケティング戦略
- 第4章:LTVの最大化
- 第5章:組織運営
- 第6章:ファイナンス&提携
- 第7章:D2Cのその先へ
価格は2200円(税別)。書籍詳細については同社プレスリリースで確認できる。
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