新型コロナの影響により、就職活動の在り方も変化している中、「みんな、どのように就職活動を進めているのだろうか?」「どんな活動がコロナ禍における就活で有効なのか」等を知りたいと考えている学生は多いのではないだろうか。
株式会社POLは1月4日(月)、1104人の22卒理系大学院生を対象に実施した「就職活動に関するアンケート」の調査結果を発表した。
コロナで就活が早期化している現状や、現場のリアルを体験できる場としてインターンシップに注目が集まっていることなどが明らかになった。
コロナ禍で就活が早期化
就職活動を始めた時期を聞いたところ、修士1年の6月以前に開始した割合は、21卒は46.3%だったのに対し、22卒では60.6%に増加。
また、11月時点で就職活動を開始していない割合も前年より少なくなるなど、コロナ禍で先行きが見えない就職活動への不安により、就職活動の早期化が進んでいることが伺えた。
一方で、11月時点での内定保有率は2.8%と、割合としてはまだ低い結果となった。
就活で嬉しいことは、現場のリアル体験
それでは、就職活動をしている学生たちは、就職活動のどのような点に価値を見出しているのだろうか。
就職活動で嬉しいと感じることを複数回答で聞いたところ、1位は「研究者・技術者と面談して話を聞く」、2位は「研究者・技術者に相談できる」、3位は「実際の業務を体験できる」という結果となった。
このことから、理系学生は就職活動の中で、現場の人・仕事のリアルを知ることを重要視していることが伺える。
約4人に1人が4~6社のインターンに参加
実際に現場のリアルを体験できるインターンシップへの参加経験を聞いたところ、83.9%の学生が11月時点ですでにインターンシップに参加した経験があると回答。
インターンシップに参加した社数で最も多かったのは1~3社(43%)だが、約4人に1人は4~6社のインターシップに参加していることが分かった。
実際の仕事の現場を体験できるインターンシップは、理系学生の就職活動において重要な役割を果たしているようだ。
同社プレスリリースでは他にも、推薦制度の利用意向や本選考のエントリー社数などについての調査結果も見ることができる。
他の学生の就職活動の実態を把握して、今後の就職活動の参考にしてみてはいかがだろうか。
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