悩みや不安があるが、人に相談することはハードルが高く、一人で抱え込んでしまっているという人は少なくないのではないだろうか。
emol株式会社は12月25日(金)、Z世代向けのメンタルヘルスケアアプリ「emol(エモル)」の正式版をリリースするとともに、アプリ上でのデジタルセラピーの提供を開始した。
個人のメンタルヘルスに関連する課題を、カウンセラーや産業医などの“人”ではなく、AIと会話することで解決していくサービスだ。
AIとの会話を通して、自分と向き合う
サポートAIの「ロク」とチャットで会話をすることで、CBT(認知行動療法)やACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)に基づいた簡易のカウンセリングやコーチング、雑談などを行うことができる。
また、感情記録や睡眠時間記録などのライフログ機能も搭載。メンタルセルフケアをトータルサポートする。
対人ストレスを感じることなく、心をケア
会話を“人”ではなく“AI”とする理由は、ユーザーが対人ストレスを感じることなく心のケアを促進することに重点を置いているからだという。
対人でのコミュニケーションは、顔色を伺ってしまったり、相手の反応を気にしてしまったりと、自分の本音を話すことに抵抗感を抱く傾向があるという。
実際に、人から離れた存在ほど情緒的な会話を引き出したという研究データの結果もあるそうだ。
デジタルセラピープログラムを追加
このたびリリースした正式版では、1週間~3週間程度のセルフケアセッションをAIからレクチャーを受けながら進める「デジタルセラピープログラム」を追加。
マインドフルネスの音声ガイダンスやレクチャー動画、呼吸法の実践、カード形式での選択、ミニゲームなど、楽しく心のケアを行える流れになっている。
さらに、年末年始に特化した、今年の振り返りを行い、来年を健康な心で過ごせるための7日間プログラムも提供する。
若い世代も気軽に使える価格設定
Z世代向けメンタルアプリとして、若い世代にも気軽に心のケアを体験してもらえるよう、7日間のプログラムを490円という低価格から提供。
また、Z世代の購買行動に合わせて、コンテンツを一度購入すると永年利用できる買い切りの形態をとっている。
今後は、正式版として機能の拡充を行っていくという。
詳細は同社プレスリリースを参照。抱え込んでいた悩みをAIに話して気持ちを整えることで、前向きな日々を過ごせるようになりそうだ。
出典元:emol
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