将来を見据えると、今のうちにAIについて学んでおきたい。そう思いながら高額な講座に手が出ず今に至るビジネスパーソンも少なくないのではないだろうか。
人工知能の教育コンテンツ提供およびに人材育成を行うStudy-AI株式会社は12月23日(水)、AI講座を月額3000円で学べる個人向けプラン「ラビット・チャレンジ」をリリースした。
これによってAIの最難関資格である日本ディープラーニング協会主催「E資格」の受験資格取得も可能だ。
「E資格」とは
東京大学の松尾豊教授が理事を務め、トヨタ自動車やPreferred Networks、NVIDIA、Googleといった日本や世界のAI技術を牽引する企業が監修・協賛する、高度なAI技術者を証明するエンジニア資格のこと。
「E資格」を受験するためには、日本ディープラーニング協会の認定プログラムを受講する必要があるが、Study-AI株式会社は認定プログラム[00011]として第一回の試験より参画しているという。
「ラビット・チャレンジ」
「E資格」の認定プログラムは高度な内容を体系的に勉強ができる一方で、定価が45万円と個人の受講生には費用負担が大きいという問題があった。そのため、個人向け限定で月額3000円のプラン「ラビット・チャレンジ」を開始。(別途入会金2万円が必要)
低価格化が実現した背景には、「E資格」認定プログラムの完全オンライン化、個人限定の必要最低限なサービスに限定、希望者へのAIエンジニア転職サービスの案内などがある。
もともと「E資格」の目的はディープラーニングの幅広い普及であることから、同プランによりたくさんの人がAIの学びに挑戦できるようになることを願っているという。
「E資格」試験について
累計合格者数が1662人と、まだまだ受験者少ない「E資格」。その理由は受講料のほか「いきなり論文レベルの難易度」という高い敷居があったという。
そのため「ラビット・チャレンジ」では、段階を踏んで一つ一つ目標をクリアできるように設定。まず難易度が比較的低く中学生からでもチャレンジできる「AI実装検定(R)A級」を最初の到達目標にするチャレンジフローを提供している。
その後も、それぞれの段階で目標にできるテストがあり、自分のペースで少しづつ進んでいくことが可能とのこと。
「E資格」は1年に2回、2月と8月頃の開催だ。プログラミングや数学の知識が高校1年生程度の場合は少なくとも半年の準備期間が必要となる。そのため本年12月~2021年4月頃のスタートであれば、次回のチャレンジは2021年8月開催予定の「E資格」試験になるそうだ。
申し込み方法やそのほか詳細な内容は同社プレスリリースから参照。チェックしておくと、年明けからAIを学んでスキルアップできる大きなチャンスにつながるかもしれない。
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