HOMEインタビュー 一歩を踏み出すことで景色が広がる!ビジコン優勝チーム代表者が参加を通じて得られた2つの気付き

一歩を踏み出すことで景色が広がる!ビジコン優勝チーム代表者が参加を通じて得られた2つの気付き

白井恵里子

2020/12/29(最終更新日:2021/01/04)


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提供:株式会社ミダスキャピタル

「ビジネスコンテスト、エントリー募集中!」「力試ししてみたい若者募る!」このような謳い文句に惹かれては、エントリーボタンを押す勇気が出ずに挑戦機会を逃してしまってはいないだろうか。

「挑戦してみたいけれど学業や仕事も忙しいし…」と躊躇してしまっている人へ、実際にビジコンに参加し優秀な成績を修めた学生の声を届けたい。

株式会社ミダスキャピタルは12月、今年初めて立ち上げたミダスキャピタルキャリアプログラムの一環として、ビジネスコンテストを開催。4チーム(計17人)が参加し、それぞれが考案したビジネスプランに関するプレゼンを行い競い合った。

実際にビジネスコンテストに参加した経験から、具体的にどのような学びや気付きがあったのか?優勝チームの代表者・永峰 大軌(ながみね たいき)さんを取材した。

1週間のチーム活動を経て発表へ

ミダスキャピタルキャリアプログラムは、「スタートアップ起業」のような、ビジネスの現場の最前線でスピード感をもって行うゼロイチの事業創造と、「プロフェッショナルファーム就職」のような、世界水準のビジネススキルの習得を同時に体験できる機会として、今年初めて立ち上がったプログラム。

ビジネスコンテスト・インターン・本採用の3ステージから成っており、今回のコンテストはその第1段階にあたる。

参加チームは、12月5日(土)から12月13日(日)の約1週間、ビジネスアイデアを練り、12月13日(日)に完成したビジネスプランを発表した。

優勝チームはその次ステップのインターンにて、ビジネスプランをさらに精緻化し、事業に近づけていくという。

「多くのことが学べそう」との思いで参加

今回ビジネスコンテストで優勝したのは、4人の東大生(大学院生含む)が集まったチームだ。

代表の永峰大軌さんは、現在東京大学農学部の4年生。ミクロ・マクロの両側面から経済活動全般の農業との関係を研究する「農業経済学」を専攻している。

-----今回ビジネスコンテストに参加した理由を教えていただけますでしょうか。何かきっかけがあったのですか?

永峰さん:きっかけは、ミダスキャピタルに関わっている方にご縁があってこのビジコンを紹介していただいたことです。

またお話を聞く中で、メンター・審査員・学生それぞれに、非常に優秀な方々が集まっていることを知り、多くのことが学べそうだと思い参加いたしました。

永峰大軌さん/提供:ご本人

既存飲食店予約サービスの代替となる新サービスを提案

永峰さん率いるチームは、既存飲食店予約サービスの代替となる新サービスとして『ごはんコンシェルジュ』を提案。「サービス・プロダクトの目のつけどころ」「資料・プレゼンの精度」「わかりやすいネーミング」などが評価され優勝に輝いた。

-----『ごはんコンシェルジュ』の構想がうまれた経緯について教えてください。

永峰さん:実はあまり覚えていません。

このビジネスアイデアは1週間の中で6つ検討したもののうちの1つです。

みんなで議論やリサーチを行っている中で、おそらく出てきました。

そこまでの過程で、越境ECサービスやメンズ肌着ブランド、ライブコマースビジネスなど検討しては潰れを繰り返していました。

1週間という限りある期間で6つものビジネスアイデアを検討し、その過程の記憶があまりないということからは、チームメンバーがいかに無我夢中で活動に取り組んでいたかがうかがえる。

発表日未明に襲ってきた「不安」

「『ごはんコンシェルジュ』のビジネスアイデアで行こう!」と決まったのは、発表前日の19時頃だったという。

そのため、発表準備自体にかけられた時間は15時間ほどだったのではと、永峰さんは当時を振り返る。

-----発表準備において、一番大変だったことは何ですか?また、それをどう乗り越えられましたか?

永峰さん:大変だったことは、発表朝3時頃に、このビジネスモデルが本当に大丈夫なのか不安になりだしたことです。

とにかくみんなで議論してアイデアを出して、どうしたら自分たちが使いたくなるかを考え続け議論し続けることで乗り越えました。

チームメンバーのみんなに感謝しかないです。

プレゼンの様子/提供:株式会社ミダスキャピタル

ビジネスの難しさとチーム連携の大切さを学ぶ

-----今回の経験を通じて、具体的にどのようなことが得られたと思われますか?

永峰さん:2つあります。1つめは、当たり前ですが、お金を儲けることの難しさです。

特に、toCのサービスは、何度考えても「それに本当にお金を払うのか」という壁にぶつかりました。

人の"欲求"と"需要"は似て非なるものだということに改めて気づき、「"あったら良い"は無限にあるが、"お金を払いたい"と思えるケースは非常に限られている」ということを体感したという。

2つめは、チームメンバーの強みや役割をしっかり把握して連携することの重要性です。

今回のチームでは、その連携が非常にうまくいったため、結果が出たと感じています。

自分は何ができて、他の人は何が得意なのかを見極め、互いに補完しながら課題に向き合うことで、本当に「1+1」が「2」以上になりました。

今後社会人になってもチームで動く機会があれば、しっかりメンバーとコミュニケーションを取り、頑張りたいです。

-----今回の成果を次ステップにどう活かしていきたいですか?

永峰さん:今回のビジコンでできた繋がりや学びを活かして、自分自身のキャリアをより鮮明にイメージし形成していきたいです。

まだ具体的にはわかっていませんが、まずはみなさんと今後も交流を深めていけたらなと思います。

一緒に働きたいと心から思える仲間と挑戦したい

今回の経験を通じ、ビジネスの難しさやチーム間で互いに補完し合うというチームワークの大切さを実感したという永峰さん。両者とも、ビジネスコンテストに本気で取り組んだからこそ得られた気付きだと言えるのではないだろうか。

-----将来の夢は何ですか?

永峰さん:将来の夢は、まだわかりません。

ただ、将来の理想の状態は、自分が一緒に働きたいと心の底から思える仲間といろんなことに挑戦できていることです。

その理想の状態になれるように、まずは自分の強みを磨いて価値を出せるビジネスパーソンに早くなりたいと思っております。

-----最後に、ビジネスコンテストに参加してみたいけれど一歩を踏み出せないという学生に向けて、一言お願いします。

永峰さん:ビジコンもインターンも、やってみて振り返ると絶対価値のある体験だったと感じています。

僕も怠惰な方なのでなかなか申込みが億劫になる気持ちも非常にわかりますが、参加してみると想像以上に楽しかったり刺激的だったりするものだと思います。

彼の言葉からもうかがえるように、ビジネスコンテストは参加や結果がゴールではない。経験を通じて広がった景色や新しい学び・気づきを、将来にどう活かしていくか…自分なりに考え実行に移していくことが何よりも大切なのではないだろうか。

出典元:ミダスキャピタルキャリアプログラム

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