HOMEビジネス 多摩美大、「デザイン」×「経営」がテーマのビジネス講座を開催!2021年度5月講座受講生を募集中

多摩美大、「デザイン」×「経営」がテーマのビジネス講座を開催!2021年度5月講座受講生を募集中

鈴木京

2020/12/22(最終更新日:2020/12/22)


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美術やデザインというと、クリエイターやアーティストの専門分野でありビジネスとはあまり関係ない、と思っている人も少なくないのでは。

学校法人多摩美術大学は9月、「デザイン経営」を社会に実装する試みとして、ビジネスパーソンを対象とした講座「TCL-多摩美術大学クリエイティブリーダーシッププログラム」を開講した。

国内トップレベルの教授・講師陣を招聘し、デザイン×ビジネスのハイブリット人材育成を目的とした同講座は、現在、2021年5月開講予定の受講生を募集している。

多角的な価値観が求められる現代社会において、デザインと経営をテーマとしたユニークな講座は、将来起業を考えている人などにとって、新たな視野を広げる良い機会になりそうだ。

多種多様なビジネスパーソンが集結

「TCL」は、同大学の施設・設備を活用し、毎週土曜日(初回は土日の2日間)の午前10時から午後5時まで、全11回にわたり開催する履修証明プログラム。

2020年度第1期は、大手企業やベンチャー、スタートアップ、官公庁や地方自治体など、さまざまなバックグラウンドをもつ29人が受講し、11月に全受講者が修了した。

新たなビジネスモデルを生み出す

同学は、「『デザイン経営』とは、デザイン的な思考を企業価値向上のための重要な経営資源として活用し、国際的な競争力を高めていこうという考え方」としている。

また、現代社会は変化が激しく、先行き不透明で将来の予測が困難であり、従来の企業経営が限界に達している今、新たなビジネスモデルや新商品の開発の現場において、「ゼロからイチを生み出し」「それを事業に落とし込む」人材のニーズが高まっていると考えているという。

こうした背景のもと、同学が長い年月をかけて体系的に構築してきた美の知識と、ビジネスの最先端の知識をかけあわせ、「戦略性」と「感性」を同時に持つハイブリッド人材を育成するプログラムの実施に至ったとのこと。

デザイン・ビジネスの最前線で活躍する教授・講師陣

講座を担当するのは、株式会社HAKUHODO DESIGN 代表取締役社長で、同学統合デザイン学科教授・アートディレクターでもある永井一史氏、元IDEO Tokyoデザインディレクターで、新事業創出から企業の組織カルチャーデザインを牽引する石川俊祐氏、幅広い業界のビジョンデザイン・ブランドデザインの実績をもつ戦略デザイナーで、戦略デザインファームBIOTOPE代表の佐宗邦威氏ら。

受講生が「TCL」での学びをどんな風に社会で生かしているのか、3カ月後に再度集まってそれぞれの取り組みを発表し検証する「フォローアッププログラム」を実施する予定であるほか、アルムナイ(校友)組織を設立し、履修修了後も同期の枠を超えた交流促進も進めていく見込みだという。

現在、2021年度第1期(2021年5月~7月)の受講生を募集中。出願期間は12月1日(火)正午~2021年2月1日(月)午前10時。

詳細については、同学プレスリリースを参照。

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