ビジネスの成長に欠かせないという「ブランディング」。起業を志す人はもちろんのこと、日々ビジネスに向き合っているビジネスパーソンであれば誰でも、「優れたブランディングを実現するためにはどうすれば良いか…」と考えているのではないだろうか。
株式会社インターブランドジャパンは12月16日(水)、「ブランディング」を評価するアワード「Japan Branding Awards」の第3回目となる2020年度受賞ブランドを発表した。
Best of the Bestは「Hitachi」「mä & më Latte」
「Japan Branding Awards」は、優れたブランディングを実行している組織(企業・団体、事業、製品・サービス)を評価し、その活動内容を社会に広く共有することで、ブランド戦略を展開する企業・団体におけるさらなる成長の支援を目的としたもの。
同アワードでは、ブランド戦略、クリエイティブ開発、マーケティング活動全般などの視点から、それぞれの活動が有機的に結びつき、効果を生み出すことに貢献しているかを複合的に分析・評価。今回は9ブランドを選出し発表した。
Best of the Best (受賞ブランドの中で総合的に、特に優れた取り組み)
(1)Hitachi
中期経営計画と同期したブランディングキャンペーンを推進し、日立グループ全社員へのメッセージ浸透も同時に推進し、社内外コミュニケーションを強化した活動が評価された。
(2)mä & më Latte
成熟化するヘアケア市場において、IでもYouでもないWeという第3の視点の新ブランド創出を目指すために、今日の社会変化が家族の形をどう変え、その関係性に何が求められているのかを、チームワークで見事に紐解き、独自のポジションを確立した活動が評価された。
中長期的なビジネス成長に繋がる"ブランディング"
その他、"Rising Stars"(ブランディングを通じて著しい成長を収め、卓越したオリジナリティのある取り組み)として、「KIRIN naturals」「WORKMAN Plus」が、"Witters"(応募ブランドの中で優れた取り組み)として、「DAIKIN」「kikkoman」「こだわり酒場のレモンサワー」「TBS」「Yamaha」が選出された。
同社によれば、企業が成功するためのひとつのカギは、その企業の持つ技術力やサービス力・商品力だけではなく、それらを通じていかに「ブランド」の価値を構築できるかということにあると考えている。
ブランディングは単に「広告・宣伝活動」ではなく、ブランドの提供価値やその活動の重要性を組織全体が理解した上で一体となって活動していくことが、ひいては中長期的なビジネス成長に繋がっていくという。
詳細は、同社プレスリリースを参照。ブランディングを通して成長の一途を辿る受賞ブランドの取り組みは、あらゆるビジネスにおいて参考となりそうだ。
出典元:Japan Branding Awards 2020 受賞ブランド
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