晴れて社会人になり、新生活に少し慣れてきたという若手ビジネスパーソンの中には、今後投資に挑戦してみたいと考えている人も多いのではないだろうか。
スパークス・アセット・マネジメント株式会社では今年1年の日本株式市場を総括し、また、来年以降の見通しについて探るため「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2020」を実施した。
若手投資家たちの投資先は?
調査によると20代投資経験者のうち、今年投資を始めた人は全体の35.6%。3人に1人が今年投資デビューをしていることがわかった。
主な投資先としては全体で日本株式、投資信託などが多く挙がる中、「外国株式」(28.2%)や「仮想通貨」(13.5%)等の割合が他の年代と比較して高かった。
また、ポイント投資の利用率が2018年の35.6%から今年は55.8%と大幅に上昇していることから、ポイントを貯めるだけでなく運用して増やそうという関心の高さがうかがえる結果となった。
投資家たちが見た2020年と今後の見通し
今年の損益着地予想ではプラス着地を予想した人が若い年代ほど高く、50代~70代では3人に1人の割合にとどまっているのに対して20代では52.8%と半数を超えた。
今年プラスだった人の勝因とマイナスだった人の敗因のトップがどちらも「新型コロナウイルスの影響」だったことから、良くも悪くもコロナ禍が投資に大きく影響したことがうかがえる結果となった。
今後長期的成長が期待できる分野を聞くと、20代では「知能化技術」や「ロボット工学」「ゲーム(VR・位置情報ゲームなど)」が30.5%でトップに並んだ。
コロナ禍で需要が増したゲーム市場やコンテンツ市場に期待している人が多いようだ。
この調査は11月20日(金)~11月24日(火)の5日間、全国の20~79歳の投資経験者(日本株式、外国株式、公社債、投資信託、REIT、金・プラチナなどの金融資産への投資経験がある人)1000人を対象に、「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2020」をインターネットリサーチにより実施したサンプル調査だ。
他の項目や調査結果の詳細は同社のプレスリリースにて見ることができる。今後投資を始めてみたい人は参考にしてみてはいかがだろうか。
出典元:スパークス・アセット・マネジメント調べ
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