起業家として駆け出したい!と思っている若手ビジネスパーソンのなかには、年末年始の長期休暇を利用して起業準備を進める計画を立てている人もいるのではないだろうか。
スタートアップ企業支援とコワーキングスペース運営を手掛けるfabbit株式会社は11月、シリコンバレーにおけるアクセラレーションプログラムのエッセンスについて学べるウェビナー「スタートアップ・アクセラレーション・プログラム in シリコンバレー」を実施。
同社は12月15日(火)、そのイベントレポートを発表し、スタートアップが成功する秘訣を紹介した。
スタートアップがユニコーン企業になる確率は1%に満たないと言われている今、起業家には何が求められているのだろうか。
VC・アクセラレータ「BootUP Ventures」のファウンダー兼CEOが登壇
同イベントでは、120社以上のスタートアップの成長支援、合計4億ドル以上の資金調達の実績、そして現在の評価額の合計が約40億ドルに到達するという著名なVC・アクセラレータ「BootUP Ventures」のファウンダー兼CEOであるMukul Agarwal氏が登壇。
数々のスタートアップ企業を上場に導いた経験を持つボードウォーク・キャピタル株式会社代表取締役社長の那珂通雅氏との対談形式で、スタートアップを成功に導くための秘訣を様々な角度から紹介した。
「起業家精神」と「革新」がカギ
Mukul氏によると、スタートアップが成功するためのカギは、「起業家精神(アントレプレナーシップ)」と「革新(イノベーション)」だという。
「起業家精神」とは、起業家の持つ考え方・性質・変化への対応力・危機対応力・エネルギー・失敗を克服しようとする力・自分のやりたいことを成し遂げる貪欲さ・熱意など、彼らのマインドセットを指す。
そして、起業家の資質があるかどうかは、次の12の質問に当てはまるかどうかで判断ができるそうだ。もし当てはまらない点があったとしても、それを学ぶオープンな心と、自分に自信を持って取り組む気持ちがあれば、学ぶことで弱点を克服することができるという。
1. 熱意によって突き動かされているか
2. 答えのない、曖昧な事象に対処できるか
3. 不安な状況でも、働くことができるか
4. 前例のない問題に対して、自分自身のソリューションを見つけることができるか
5. 困難に直面したときに、生き残ろうと考えられるか
6. 権利に固執せずに、仕事ができるか
7. 複数の仕事を同時にこなすことが出来るか
8. 失敗を学ぶ機会だと考えられるか
9. リスクを取る勇気を持っているか
10. 常識的に考え、自分を機能させることができるか
11. 問題を解決するためにどのような状況にも身を置くことができるか
12. 快適ゾーンから抜け出し、かつ論理的な心で働くことができるか
失敗する企業家に欠けているもの
では逆に、失敗してしまう起業家に共通している点は何だろうか?
同氏は、そういった起業家には「人・製品・市場」の何か一つが欠けていると指摘した。
市場にある本当のニーズが何かを理解し、そして自社の強みと弱みを理解して他社と差別化することが、大切な要素なのだそう。
さらに、一緒にゴールを目指す仲間や投資家の心をつかむためにも、自社の魅力や自分が目指していることを「伝える」努力も必要だと主張。
コロナ禍においても、自分たちのやっていることに注力し、「いかにこの状況を自分たちのビジネスに活かせるか」「いかにチャンスを広げることができるか」を考えるべきだと語ったそうだ。
起業を目指している人は、成功に向けて駆け抜けていくために、こうした考え方を参考にしてみてはいかがだろうか。
出典元:fabbit
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